レクサス　ＲＣ　内装補修・修理　レザーシート補修　愛知県　清須市｜車検・点検・修理のグーネットピット

レザーシートの補修　特に「色合わせ（調色）」は、仕上がりのクオリティを左右する最も重要かつ難易度の高い工程。　単純な原色ではなく、深みのある独特な色合いが特徴であるため、市販の補修塗料をそのまま塗ってもまず色が合いません。経年変化（汚れと退色）： 新品時の色データがあっても、現在のシートは紫外線や摩擦で色が変化しています。また、皮脂汚れが染み込んでいると色が濃く見えます。メタメリズム（光源による色の変化）： 蛍光灯の下では色が合って見えても、太陽光の下に出すと「色が違う」という現象が起きやすい複雑な色味です。艶（ツヤ）加減： 色（顔料）が合っていても、**「艶」**が合っていないと、補修箇所だけがテカテカ（またはマットすぎ）して浮いて見えます。レクサスの純正レザーは「しっとりとした半艶（またはマット）」が多いです。

① クリーニング（最重要）
色を作る前に、シート全体を専用クリーナーで徹底的に洗浄します。

ポイント: 汚れの上に色を合わせても、後でクリーニングした際に色が合わなくなります。「本来の色」を出してからスタートします。

② ベースカラーの作成
補修したいシートの色に最も近い基本色を作ります。

ブラック系: 黒 ＋ ごく少量の青や赤（漆黒か、赤みのある黒かを見極める）

レッド系（ダークローズ/フレアレッド）: 赤 ＋ 白 ＋ 黒 ＋ 黄（少量の青が入ることも）。赤は染まりにくいため、隠蔽力を高める工夫が必要です。

ベージュ/オーカー系: 白 ＋ 黄 ＋ 茶（赤・黒）。黄色味が強いか、赤味が強いかの微調整が難しい色です。

③ 微調整（トーン合わせ）
ここで「色を濁らせる」作業を行います。

彩度が高すぎる（鮮やかすぎる）場合は、**補色（反対色）**を微量混ぜて彩度を落とします。（例：赤が鮮やかすぎるなら、わずかに緑系を足すなど）

白い紙やパレットの上ではなく、実際にシートの目立たない部分に塗って乾燥させ、色を確認します。

※塗料は「乾燥すると色が濃くなる（または変わる）」特性があるため、ドライヤーで乾かして色を見ます。

④ 艶（ツヤ）の調整
色が合っても、光の反射率が違うと違和感が出ます。

「フラットベース（艶消し剤）」を混ぜて、純正のレザー特有の質感に合わせます。

レクサスRCの場合、新品に近い状態ならマット寄り、使い込まれてテカリが出ているなら少し艶を出して馴染ませます。

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