- 車検
2020年07月14日 16:36ふそう キャンター FE84DV 車検
今回はふそう キャンターの車検です。
早速リフト・アップして分解、点検していきます。
水やオイル等の消耗品は交換します。
リヤ・ブレーキのホイール・シリンダーは今回オーバー・ホールします。
しかし、運送業の車は距離を走る上、ブレーキを使うことも多いのでダストが溜まりまくりますw
掃除が大変ですw
シールも交換しハブのグリスも詰め替えます。
勿論ベアリングも掃除してグリスを詰め替えます。
ベルトも交換しておきます。
エアのダクトが邪魔になりますが外すのは簡単です。
さて、今回の車はトラブルを抱えていました。
このクリーミーなオイルは?
・・・
コイツはデフ・オイルです。
シールが劣化してオイルがかなり漏れていました。
今年は梅雨らしく雨続きで走るコースに水溜まりが出来ていて、そこを毎日走るのでソコから水が入り続けていたのではないかと。
本当はデフを完全にオーバー・ホール出来れば一番なんですが、今回はシールの交換だけの修理でいきます。
プロペラ・シャフトとデフのフランジの結合を外し、センターにある41のセルフ・ロック・ナットを外せばシールわ交換できます。
シールにグリスを塗って取り付けたら、フランジを付けて新品のロック・ナットを締め付けていきます。
本来オーバー・ホールしているならマニュアル通りの締付トルクで締め付けますが、シール交換だけで本来の締付トルクで締めると全く回らなくなります。
なので、ふそうに確認します。
シール交換の場合はフランジ(ピニオン・ギヤの遊びの分)の回転トルクに合わせてロック・ナットを締めるそうです。
従来の締付トルクから考えるとかなり緩いので・・・
ディーラーの指示通りに作業してても一寸怖くなります。
とは言え、元の感じの回転トルクに戻っているので、次の3か月点検でしっかり確認するようにします。
走ってみても漏れは無く、しゃくってもいないので計測、陸事で書類を貰って終了です。