Gクラスのある暮らし
「メルセデス・ベンツ Gクラス徹底ガイド」ー新旧比較から装備解説、動画インプレッションー
Introduction
Gクラスのスクエアなスタイリングは、ドライバーからの視認性を重視した、言わば悪路走破性に特化したメカニズムの一部。だからこそ、1979年の誕生から40年近く経った現在でも原初の姿が保たれている。空気抵抗を意識したエアロフォルムのクルマがほとんどとなる現代において、Gクラスは居るだけでオーラを放つ。絶対的な存在感の持ち主となっている。
Visual story
Daily days
まるで空を覆う大樹のように、冷たいアスファルトからグングンと空に伸びるビル群。その隙間を、四角い鋼鉄の塊が驚くほど器用に走り抜けていく。右へ左へ。路肩を塞ぐ駐車車両を物ともしない、強い意志を感じさせる力強い走りだ。
Gクラスにはふたつの顔がある。
ひとつは、一切の妥協を許さないオフロード性能を備え、あらゆる道無き道を制覇してきた究極のオフローダー。そしてもうひとつが、煌びやかな都市生活を彩るラグジュアリービークルとしての顔だ。
エアロフォルムを追求した流線型のクルマたちのなかで、あきらかな異彩を放つGクラス。だが、磨き上げられたこのスクエアなフォルムが、じつは狭く込み入った街中であっても、自信を持って走らせられる見切りのよさに繋がっていることを、歴代Gクラスの乗り手たちはよく知っている。傍目からは一見強引なようにも映る豪快な身のこなしすら、けっして蛮勇を奮ってのことではなく、Gクラスへの絶対的な信頼からくるものなのだ。
40年に近い歴史の積み重ねにより、いまやアイコンとなったディテールとスクエアなフォルムを受け継いだ新型Gクラス。伝統を受け継ぎながら、すべてが新しくなったそのスタイルは、成長を続ける都市によく映える。
Day off
慌ただしい日々の喧騒から自由になるOFF。たとえばこんな休日はどうだろう。
それはゴルフでも、ショッピングでもない、目的地を定めない気ままで自由な小さな旅だ。できれば日曜日や祝日よりも、平日がいい。そして、出発は早朝、早ければ早いほどいい。
高速道路に乗る。大切なのは、「下り」であることだ。都市へとなだれ込むように向かいくるクルマたちを反対車線に見ながら、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックをオンにしよう。
高度な自動運転テクノロジーを採用した新しいGクラスによるロングディスタンスは、安全で快適でストレスフリー。そして、快適さを増したオンロード性能が、心を解放し、気持ちを解きほぐす。
Gクラスがあれば、美術館やレストランを探すのに、スマートフォンで検索する必要はない。先進のコネクティッドサービスである「Mercedes me connect」では、専門のオペレーターがあなたの希望に沿った目的地を提案してくれるからだ。さらに、ナビゲーションシステムへの設定やホテルやレストランの予約までをも代行してくれる。
街に、山に、海に。どこまでも、思いのままに行ける自由。そして、最先端のセーフティテクノロジーと充実のホスピタリティ。あなたはただ、心の赴くままに、Gクラスを走らせる。
History of G-Class
ゲレンデヴァーゲンの前身となる「メルセデス・クロスカントリー・ビークル」の最初の木型を発表。
実走行可能な最初の評価用プロトタイプを出荷。
ゲレンデヴァーゲン(460シリーズ)誕生。230G、240GD、280GE、300GDの生産がオーストリア グラーツの新工場で始まる。当初用意されたのは4速MT仕様のみで、エアコンも装備されていない。オーバーフェンダーなしの標準仕様は小型車枠に収まり、1982年から日本に輸入された300GDも5ナンバーを付けていた。
ローマ法王故ヨハネ・パウロ2世の専用車「ポープ・モービル(G Popemobile)」が作られる。 230Gの後部にプレクシグラス(アクリル樹脂)製のドームを載せ、法皇の姿が遠くからも見えるようになっていた。
280GEと300GDに4速ATやエアコン、後部の補助シート(ロングボディ車)などがオプション設定される。AMGがゲレンデヴァーゲン向けのカスタマイズを発表。オーバーフェンダーを装着した姿は現在のGクラスに近いイメージだ。
直4燃料噴射ガソリンエンジンを装備した230GEが登場。ワイドタイヤ、アルミホイール、オーバーフェンダーがオプション設定される。日本市場では300GDの正規輸入を開始。
カブリオモデルのソフトトップが組み立て式から格納式(手動)に改良される。
フルタイム4WDの463シリーズ登場。460シリーズは段階的に終了する。快適性と乗りやすさを大きく向上させ、内装はより豪華に、スタイリングもフロントグリルを一新するなど高級感をさらに高めた。
463シリーズとして初のマイナーチェンジを実施。ステンレス製スペアタイヤカバーやサイドステップ、クルーズコントロールなどがオプション設定される。旧460シリーズ直系の後継車種というべきパートタイム4WD方式の業務用モデル、461シリーズ(日本未導入)が追加される。
W126型Sクラスと共通の5.0L V8エンジンを搭載し、豪華な内外装と専用ボディカラーを設定した特別仕様の500GEを500台限定で発売。
フロントブレーキにベンチレーテッド・ディスクを採用。3.2L 直6DOHCエンジンを搭載したG320が登場。
カブリオモデルのソフトトップが手動格納式から電動格納式に改良される。
G320のエンジンを3バルブ3.2L V6DOHCに変更。電子制御5速ATも搭載される。
3バルブ5L V8SOHCエンジンを搭載した最上級モデル、G500が登場。
354馬力の3バルブ5.5L V8SOHCエンジンを搭載したG55 AMGが登場。全モデルにマルチファンクション・ステアリングが採用される。
大規模マイナーチェンジを実施。安全・快適装備とインテリアが一新される。インテリアは現在に近い乗用車的なデザインとなり、クライメートコントロールやイージーエントリー、カーナビ付オーディオなども採用され、快適性が高まった。また、クロスカントリーギヤの切り替えが電磁化され、ESPや4ETS、ブレーキアシストなどの安全装備によってアクティブセーフティの面で大幅な進化を遂げた。
日本仕様車の装備を拡充。4ESPやブレーキアシスト、VICS対応DVDナビゲーション付マルチコントローラーなどを全モデルに採用する。
全車のドアミラーにウインカーを内蔵。G55AMGのタイヤ/フェンダー幅を拡大し、新デザインのホイールやシルバー仕上げフロントグリルを採用する。
G55AMGを除く全車のアルミホイールのデザインが変更される。ロングボディ車にSRSウインドウバッグ、後席中央3点式シートベルトなどを標準装備するとともに、乗り心地向上のためG500ロングのサスペンションを改良。G55AMGの5.5LV8はスーパーチャージャーの新搭載によって476馬力へとパワーアップした。
アクティブライトシステムを備えたバイキセノンヘッドライトとコーナリングライトを新採用。G500には7速ATの7GーTRONICが搭載され、G55AMGの5.5LV8は500馬力に。G320(ロング/ショート)の正規輸入が終了する。
誕生30周年を記念した特別仕様車2台を設定。1台は良好なコンディションの中古車をベースに最新エンジンを搭載したモデル「エディション30.PUR」で、もう1台はの「エディション30」は当時最新の「G500」をベースとした豪華装備モデル。また、GL550 4MATICを一部改良。ドアミラーの形状を新しくして空気抵抗を低減。緊急性のあるブレーキと認識するとブレーキライトが自動点滅して後続車両に知らせる「アダプティブブレーキライト」とキーレスゴーが標準装備される。
今回の改良では、運転席と助手席 に追突 などにより後方から一定以上の衝撃を受けるとヘッドレストが瞬時に前上方向へ移動し、乗員の頭部や頚部を保護する「NECK PRO アクティブヘッドレスト」が全車に標準装備される。
高い動力性能と環境適合性を両立したクリーンディーゼルエンジンを搭載した「G 350 BlueTEC」を追加。Gクラスのディーゼルモデルとしては23年ぶりに日本市場導入となった。排出ガスに尿素水溶液「AdBlue」を噴射することにより化学反応を発生させ、有害な窒素酸化物(NOx)を大幅に削減する「BlueTEC」を採用。
Gクラスに六輪駆動のドライブトレインを搭載しオフロード性能を究極に高めた特別仕様車「G 63 AMG 6x6」を発表。
「Mercedes-AMG GT」や「Mercedes-AMG C 63」に搭載されているAMG 4.0L V8直噴ツインターボエンジンをベースに新開発されたM176型エンジンを搭載。またサスペンションには、俊敏性と快適性を高いレベルで両立する電子制御式油圧アダプティブダンピングシステムが搭載された。
ハンズフリー電話やインターネット接続、車両の設定など豊富な機能を備える最新の「COMANDシステム」を搭載。
メルセデス・ベンツ日本が2001年からAMGモデルを販売して以来、メルセデスAMGのGクラスとして初の右ハンドル仕様モデル「AMG G63」が発売。
Difference between old and new[Exterior]
伝統を受け継ぎながらすべてを一新したエクステリア
変わらないことを目標としながらも、ほぼすべてが一新されたエクステリア。旧型から流用されたパーツは、ヘッドライトウォッシャー、ドアハンドル、そしてスペアタイヤカバーの3つのみ。新型(G550)のボディサイズは全長4817(+92)、全幅1931(+71)、全高1969(-1)、ホイールベース2890(+40)で、前後左右に大型化。トレッドの数値は未発表ながら、前後とも大きく広がり、踏ん張り感のある印象となった。
機能をアップデートしながら印象は変えない
見た目上の大きな違いはバンパーデザイン。新型には、かつてのオーバーライダーを想起させるメッキモールが備わる。また、新型ではフォグランプの機能がヘッドライトに統合されたため、バンパーはよりすっきりとした。新型のフェンダー上にあるウインカーは、歩行者保護のため、衝突時は車内に引っ込む。
全体的に拡大させつつバランスを守ったプロポーション
全長が91mm拡大しているにも関わらず、全体のバランスがほとんど変わらないのが見事。補助ミラーがなくなったため、スタイルもすっきりとしている。ボディサイドを貫くプロテクターが加飾付きとなった。
アイコンであるタイヤカバーも受け継いだ
後ろ姿のアイコンとも言うべきスペアタイヤカバーは踏襲。ハイマウントストップランプが車外に装着された代わりに、リヤガラスのワイパーやバックカメラがなくなり、全体的にはすっきりとした。
ライトは丸型のなかに多数の機能を入れたLEDタイプ
カメラが前方の状況を感知して片側84個のLEDをコントロール。前走車を幻惑させずに、照射範囲を広げた。旧型はロービームとハイビームをひとつのキセノンライトで切り替えて照射する。
グリル内部にはレーダーも内蔵される
3本ルーバーという基本は同じながら、新型では中央がくり抜かれたメルセデスの最新デザインを適応。
ミラーは丸みを持たせて空気抵抗に配慮
ともにミラーにはLEDウインカーを備える。旧型は縦に大きなデザイン。
先進安全装備のセンサーは目立たない位置に
先進安全装備のセンサー。旧型はナンバー左右の目立つ位置にあったが、新型ではフロントガラス上部とグリル内部にビルトインされる。
乗り心地を大幅に改善したフットワーク
新型「G550」が装着するタイヤは275/55R19で、ブレーキは前後ベンチレーテッドディスク。旧型「G350d」では前後265/60R18のサイズを装着。ブレーキは前がベンチレーテッドディスクで後ろがディスク。
あえて旧型から受け継いだドアハンドル
あえて旧型の部品を流用したドアハンドル。閉めた際の「ガチャン」という金属音も再現されている。
デザインはそのままLED化したテール
デザインテイストは旧型を踏襲しつつ、より洗練されたデザインを採用。旧型ではネジが表面に見えていた。
バックカメラもよりスマートになった
バックカメラは、旧型ではリヤガラス上に目立つ位置にあったが、新型ではスペアタイヤの下に電動格納式となった。
新型はまずはガソリン車のみのラインアップ
新型「G550」はガソリンエンジンで無鉛プレミアムガソリン仕様。旧型「G350d」はディーゼルエンジンで軽油仕様。ディーゼル車は排出ガス浄化のための「AdBlue」を定期的に補給する。
V8エンジン搭載で「550」となった標準モデル
書体は同一ながら、デザインが変化した関係でエンブレムを貼る位置が新型では若干下になった。
Difference between old and new[Interior]
インテリアは未来的なテイストにアップデート
従来モデルのイメージを色濃く受け継いだエクステリアとは対照的に、モダンかつラグジュアリーな雰囲気となったインテリア。ダッシュボードはスクエアでワイドなデザインで、ジェットエンジンをモチーフにしたエアコン吹き出し口などは、最新のメルセデス車に共通するテイスト。室内の照明はLEDを活用したマルチカラーで、64色から調整可能となっている。比較した従来型は2014年モデルで、ディストロニックプラスなど先進装備を搭載し、インテリアデザインも近代化されている。
フル液晶モニターとなったメーターまわり
アナログ式から完全デジタル式へと移行したメーターまわり。12.3インチワイド液晶を使用することで、各種情報が大きく見やすい形で表示されるようになった。
シフトレバーのフロアタイプからステアリングへ
旧型ではシーケンシャル式シフトレバーがセンターコンソールに設置されていたが、新型ではステアリングコラムから生えるレバーへと移設。パーキングブレーキのスイッチもライトスイッチの下へと移され、センターコンソール周辺がすっきりとした。空いたスペースにはドリンクホルダーが設置されている。
エアコンの操作パネルは洗練されたデザインに
エアコンの操作系はアナログなダイヤル式からスイッチタイプに。各種機能へのアクセスがタッチパッド機能付きコントローラーに集約されたことで、ボタンの数は激減した。
ナビディスプレイは大型かつワイドになった
旧型では8インチだったCOMAND Systemを表示するモニターは12.3インチワイドディスプレイに。表示面積が広がったことに加え、映し出される情報も多くなっている。
インフォテインメントの操作は大幅に洗練
シフトセレクターが移設されたことで生まれたスペースに、タッチパッド機能付きのコントローラーを採用。また、各種操作はステアリングホイール右側のタッチボタンからも操作可能に。インフォテインメントの操作ロジックはより人間工学的に自然で使いやすく進化している。
ディストロニックの操作がステアリングで可能に
従来ではウインカーレバーの下にディストロニックプラスのレバーが用意されていた。新型では、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックに進化すると同時に操作系スイッチがステアリングに移設。より操作しやすくなった。
アイコンである3連のデフロックスイッチ
電子制御ディファレンシャルロックの操作スイッチ。作動時には表示灯が点灯する。
エンジンスタートはプッシュボタンに
新型はエンジンスタートがボタン式に。また、アイドリングストップのオフスイッチも併設された。
ウインドウのスイッチも洗練されたデザインに
運転席に設置されているパワーウインドウなどのスイッチ。新型ではメッキ加飾の面積が広がった。
車内照明はLED化され、周囲に「SOSボタン」も
オーバーヘッドコンソールには、従来のスライディングルーフや照明のスイッチに加えて、緊急通報のための「SOS」ボタンおよびコンシェルジュサービスを呼び出すための「Mercedes me connect」スイッチが追加された。
ボディサイズの拡大によって広くなった前席
ボディサイズの拡大がもたらしたのは、ゆとりのある空間。前席ではショルダールームが38mm、エルボールームが67mm、レッグルームが38mm拡大されている。
後席レッグルームは先代比150mm拡大
前席と同様に、肩や肘まわりの空間にゆとりが生まれたリヤシート。もっとも大きな進化はレッグルームの拡大で、150mm広くなっている。
より高級感のあるデザインとなったスイッチ
3つのパターンを登録できるメモリー付きパワーシートの操作スイッチ。プラスチック製から高級感のある意匠になった。
ペダルは従来どおりのオルガンタイプ
アルミカバーに滑り止めのついたペダルは基本的に先代のまま。ゴムの形状が真円になった。
ドリンクホルダーは使いやすい位置に
カップホルダーの位置がセンターコンソールに移設された。従来ではグローブボックスを開ける必要があり、走行中は使いにくかったため非常に便利になった。
スマートキーに進化した鍵
旧型ではキーシリンダーに差し込む必要があった電子キーが、新型では手元に所持しているだけでよくなった。
新型ではスマホとの連携も強化された
USBメディアインターフェースがセンターコンソール内部に備わるのは新旧どちらも同じ。新型ではより使いやすい位置となり、SDカードにも対応するようになった。また、新型ではスマートフォン連携機能として、Apple CarPlayおよびAndroid Autoを採用。
居住性を優先した新型のラゲッジルーム
新型のラゲッジルームは最大で1941Lという容量。フラットな床で空間もスクエアで使いやすい。リヤシートは2対1の分割可倒式で長尺物を搭載するためのスキートンネルも新たに装備した。
2列目まで拡大できる旧型のラゲッジルーム
旧型のラゲッジルーム。リヤシートは2対1の分割可倒式。後席座面は畳んだあとに跳ね上げて固定することもでき、その際には最大で2250Lという広大な空間が出現する。
ラゲッジルーム各部実測寸法
ラゲッジルーム開口部寸法:開口部縦 1050mm/開口部横 1000mm
ラゲッジルーム寸法:高さ 1110mm/最小幅 1070mm/最大幅 1380mm
ラゲッジルーム奥行き寸法:最小 750mm/最大 1500mm
※新型Gクラス(G 63 AMG)を編集部により計測した数値です。
Mechanism
究極のオフローダーとしての設計
Gクラスが一般的なSUVと一線を画するのには、明確な理由がある。
オフロード走行への要求レベルの高さと、それを実現するために採用された妥協を許さないメカニズム設計。ふたつのうち、どちらかが欠けてもGクラスは現在のような、時間を超越した存在にはなり得なかったはずだ。
新型では悪路走破性がさらに向上した
図は2013年にメルセデスが公開したデータで、旧型Gクラスのオフロード性能を示したもの。60cmもの渡河性能や斜度100%(角度45度)の登坂能力も見事だが、悪路走破性の重要な指標となるロードクリアランスに関わる、各種アングル角が高水準なことに注目したい。
現在流行のSUVが高い悪路走破性をうたっても、それはあくまでも乗用車基準、高性能な4WDを備えていても、クルマが路面に接触してしまえば、もう動けない。
そこで、Gクラスに代表されるクロスカントリービークルは、車体が地面と接触しにくいようにボディを設計する。それが、図のなかにも示されている各種アングル各で、この数字が大きく取られているほど、走破性に優れていると判断できる。そして、新型Gクラスのそれは言うまでもなく一流だ。
最低地上高24.1cm、アプローチアングル30°、デパーチャーアングル30°、ランプブレークオーバーアングル26°といずれも旧型同等以上を確保。さらに最大渡河性能は70cm、安定傾斜角度35°という数値は、旧型を大きく上まわっている。
長年守り続けてきたヘビーデューティの資質
軍用車を血筋に持つGクラスは、長年の愛用に耐える堅牢さもよく知られている。それを可能としているのが、ラダーフレームと呼ばれる強固なシャシー構造である。
前後に長い2本の柱と、それらをつなぐ短い柱による姿が、まるではしごのように見えることから名付けられたシャシー構造で、現在では大型トラックなどが採用しているのみで、一般乗用車にはあまり使われない。その理由は、車重が重くなりコストもかかるから。そして、技術の進歩によって、ボディとシャシーが一体となったモノコック構造でも、十分なボディ剛性を確保できるようになってきたからでもある。
強固な車体の秘訣ラダーフレーム
そんななか新型Gクラスは、ラダーフレームを新規に開発する道を選んだ。ラダーフレームには、強靭さと同時に長年の使用に耐える堅牢性があるからだ。
新型のラダーフレームは、とくに高い剛性が求められるサイドメンバーやクロスメンバーに閉断面(ロの字型で剛性が高い)を用い、MAG溶接にて組み立てられている。
フレームに乗るボディも超高硬度スチールを多用し、最大で3.4mm厚の鋼板を使うなど堅牢に設計。一方でフェンダー、ボンネット、ドアの素材をアルミ製に置き換えることで、旧型に比べて約170kgの軽量化に成功している。
最新技術の活用によって快適性が大幅に進化
新型Gクラスの走りを支えるシャシー技術には、ふたつの大きな「変わらなかったこと」と「変わったこと」がある。
まず、「変わらなかった」のが3つの電子制御デファレンシャルロック。デフとは差動制限装置のこと。通常クルマは車輪の片側が空転してしまうと、反対側のタイヤにも動力が伝わらなくなり、スタックしてしまう。そこで、デフをロック(直結)させることで、接地しているタイヤのグリップで脱出しようというのが、デファレンシャルロックの基本的な考え方。
旧型Gクラスには、センター、フロント、リヤに3つのデフロック機構が備わっていたが、新型でもこれを踏襲。電子制御式のため、操作はセンターコンソール上のスイッチにて行う。また、オフロード走行やトレーラーの牽引時に使用するクロスカントリーギヤも旧型から引き続き採用されている。
一方で「変わった」のが、フロントサスペンションとステアリングギヤの形式だ。
従来Gクラスは、誕生当初から受け継いできた4輪リジッド式サスペンションとリサーキュレーティング・ボール式(ボールナット式)ステアリングギヤを採用してきた。
リジッド式サスペンションは、クロスカントリービークルが好んで採用する悪路走破性に優れるメカニズム。ボールナット式ステアリングギヤも、ゆっくりとした正確なステアリング操作が求められるクロカン走行に向いている。
だが、これらメカニズムにも弱点がある。それが、オンロード性能の限界が低いこと。簡単に言えば、従来のGクラスはスピードを出すのが怖いクルマだった。
そこで新型では、フロントサスペンションをダブルウィッシュボーン式に、ステアリングギヤも一般的なラック&ピニオン式へと変更。これにより、SUVにも負けない走行性能と運転しやすさを手に入れることとなった。
パワーの異なる2種類のパワートレイン
2018年モデルとして導入されたGクラスには、パワーの異なる2種類のエンジンが用意されている。 「G550」に搭載される「M176」型は、4LV8直噴ツインターボで最高出力422馬力、最大トルク62.2kgm。「G63」に搭載される「M177」型は、同じ排気量から最高出力585馬力と最大トルク86.7kgmを発揮する。トランスミッションはいずれも電子制御9速AT「9G TRONIC」だ。 両エンジンの違いは圧縮比で「M176」が10.5であるのに対して「M177」は8.6となる。また、燃料タンクの容量も異なり、「G550」は75Lで「G63」は100L。
旧型Gクラスにはディーゼルが存在
旧型Gクラスは、「G350d」が3LV6ディーゼルターボ、「G550」は新型と同じ「M176」型4LV8直噴ツインターボを搭載。AMGモデルの「G63」は、5.5LV8ツインターボの「M157」型エンジンに加えて、「G65」が6LV12ツインターボの「M279」型エンジンを搭載していた。
Technology
新型Gクラスを動画で体験する
すべてが生まれ変わった新型Gクラスを動画でレポート。エンジンの始動から各種インフォテインメント装備の表示まで、動画ならではの見せ方で紹介する。
新Gクラスの先進装備
メルセデスはその130年にわたる歴史のなかで、つねに安全かつ快適な自動車作りを行ってきた。ここでは、新しいGクラスに採用されている最新の先進装備について解説する。
アクティブディスタンスアシスト・
ディストロニック(自動再発進機能付)
高速道路において、前走車との車間距離を自動的に保ち、設定した車速をキープする。渋滞などで先行車が停止した場合は、自車も停止。自動的に再発進する。システムは0km/hから約200km/hの範囲で作動する。
ブラインドスポットアシスト
ドライバーの死角になるエリアに車両が接近した際に、ドアミラーに内蔵されたインジケーターで注意を喚起する。エリア内に車両がいる状態でドライバーがウインカーを作動させると、インジケーターが点滅し衝突の危険を知らせる。
アクティブレーンキーピングアシスト
ドライバーが意図しないで走行車線を超えた際にステアリングを微振動させて警告。それでも反応しない場合には、自動補正ブレーキによって車両を車線のなかに戻す。
アクティブブレーキアシスト
前方の車両や歩行者と衝突するとクルマが判断した場合に作動する衝突回避、被害軽減システム。衝突の危険性を感知するとモニターへの表示や音で警告。ブレーキ操作による制動力をサポート。ドライバーが反応しない場合には自動緊急ブレーキが作動する。
トラフィックサインアシスト
標識を読み取り、ディスプレイに表示する機能。制限速度を超えている場合には、警告音によって注意を促す。
マルチビームLEDヘッドライト
片側84個の高性能LEDを個別に制御することで、前走車や対向車を避けながら、より広く、遠くまでの範囲を照射するシステム。
アクティブパーキングアシスト
(縦列・並列駐車)
超音波センサーを活用して最適な駐車スペースを自動的に検出。さらに、ステアリングやギヤシフト、ペダル操作を車両がコントロールし、自動で駐車する。
360°カメラシステム
車両を真上から俯瞰した画像によって、自車周辺の障害物をわかりやすく知らせる。カメラ表示は切り替え可能で、フロントやリヤ、サイドなど、それぞれ気になる向きについての路面が確認でき、死角を減らしてくれる。
COMANDシステム
インフォテインメント機能。運転席正面とダッシュボード中央に一体化された2枚の12.3インチディスプレイに各種情報や機能を表示。とくに使用頻度の高いメニューについては、ステアリングから手を離すことなく、タッチ操作によってコントロール可能となっている。
バーチャルコックピット
新型Gクラス(G 550)の車内を360度自由な視点で見渡せる動画を用意! まるで車内にいるかのような、臨場感をお楽しみください。
Gクラスの音
新型Gクラス(G 63 AMG)をもっとリアルに体験するための「Gクラスの音」動画。こだわりのドア開閉音、AMGモデルならではの迫力のマフラー音、そして新型ならではの静粛性を感じられる音を、シーンごとに収録いたしました。
Gクラスの音:ドアの開閉
Gクラスの音:マフラー
Gクラスの音:走行中の車内騒音
Model lineup
通常モデルはガソリンとディーゼル
そしてメルセデスAMGモデルをラインアップ
発売当初(2018年6月)のラインアップは、通常モデル「G 550」とメルセデスAMGモデルの「Mercedes-AMG G 63」のみであったが、2019年4月にクリーンディーゼルエンジンを搭載する「G 350 d」を追加して3モデル体制となった。「G 550」および「Mercedes-AMG G 63」が多くの装備を標準で備えるのに対して、1170万円というプライスを掲げる「G 350 d」には多くのパッケージオプションが用意されているのが特徴。実質的なエントリーグレードとしての役割が与えられている。
SPEC(欧州参考値) 全長×全幅×全高 4606×1931×1969mm ホイールベース 2890mm エンジン 直6DOHCディーゼルターボ 総排気量 2925cc 最高出力 286ps/3400-4600rpm 最大トルク 61.2kgm/1200-3200rpm ブレーキ前後 Vディスク タイヤ前後 265/60R18
SPEC(欧州参考値) 全長×全幅×全高 4817×1931×1969mm ホイールベース 2890mm エンジン V8DOHCツインターボ 総排気量 3982cc 最高出力 422ps/5250-5500rpm 最大トルク 62.2kgm/2000-4750rpm ブレーキ前後 Vディスク タイヤ前後 275/55R19
SPEC(欧州参考値) 全長×全幅×全高 4873×1984×1966mm ホイールベース 2890mm エンジン V8DOHCツインターボ 総排気量 3982cc 最高出力 585ps/6000rpm 最大トルク 86.7kgm/2500-3500rpm ブレーキ前後 Vディスク タイヤ前後 275/50R20
Package options
スポーティかつラグジュアリーなAMGテイストを内外装に与えるパッケージオプション。単なるファッションアイテムではなく、ブレーキやスポーツエキゾーストなどといった性能面でのプラスアルファが魅力。
<特別アイテム>[エクステリア]AMGスタイリングパッケージ[フロントスポイラー、サイド&リアスカート]/20インチAMGマルチスポークアルミホイール/ブラッシュドアルミニウムサイドストリップライン[インテリア]【G 350 d】本革シート(レッドステッチ入)/スポーツステアリング(AMGライン専用デザイン、ナッパレザー)/designoピアノラッカーウッドインテリアトリム/designoレッドシートベルト【G 550】 ナッパレザーシート(レッドステッチ入)/レザーダッシュボード/designoブラックルーフライナー(レザーDINAMICA)/スポーツステアリング(AMGライン専用デザイン、ナッパレザー)/designoピアノラッカーウッドインテリアトリム/designoレッドシートベルト/シルバーシャドウクライメートコントロールノズル/フレームレスインテリアミラー[パフォーマンス]【G 350 d】Mercedes-Benzロゴ付ブレーキキャリパー(フロント)【G 550】Mercedes-Benzロゴ付ブレーキキャリパー(フロント)/スポーツエグゾーストシステム
パッケージ
通常モデルとはひと味違った特別感を提供するプログラム「designo」のアイテムをパッケージにしたもの。AMGラインの内容に加え、ダッシュボードまで上質なレザー仕上げとなり、Gクラスのラグジュアリーさを引き上げる。「プラチナムホワイト/ブラック」または「クラシックレッド/ブラック」から選択可能。
<特別アイテム>AMGライン(G 550のみ)/designoエクスクルーシブナッパレザーシート(コントラストステッチ入、ツートーン)/ナッパレザードアセンターパネル(ツートーン)/レザーダッシュボード(コントラストステッチ入)
パッケージ
インテリアをさらにスペシャルなものへとアップグレードするパッケージオプション。美しいダイヤモンドステッチ加工はまさに贅の極み。カラーは、「マキアートベージュ/エスプレッソブラウン」、「ブラック」、「エスプレッソブラウン」、「クラシックレッド/ブラック」の4種類。
<特別アイテム>AMGエクスクルーシブナッパレザーシート/ナッパレザードアセンターパネル・ドアトリム・ドアアームレスト/ナッパーレザーセンターアームレスト・ニーパッド(フロント)/アクティブマルチコントロールシートバック(前席)/シートベンチレーター(前席)/シートヒーター・プラス(前席)/電動ランバーサポート(前席)/ドライビングダイナミックシート(前席)/リラクゼーション機能(前席)/ナッパレザーダッシュボード
パッケージ
高品質なサラウンドシステムや開放感の演出や換気にも役立つガラス・スライディングルーフがセットとなったオプション。
<特別アイテム>ガラス・スライディングルーフ(挟み込み防止機能付)/Burmester®サラウンドサウンドシステム
ダンピングシステム
走行状況に合わせてサスペンションのダンピング特性を連続可変制御。快適性と運動性能を高い次元で両立する。
11.6V型ワイドXGAフリップダウンモニター、地上デジタルTVチューナー、DVDプレーヤーのセット。
(フロント)
メルセデスのインテリアに調和するスマートなデザイン。micro SDHCカード 16GB(MLCタイプ)付属。
(フロント・リア)
前方のカメラに加え、後方用カメラもセットになったタイプ。micro SDHCカード 16GB(MLCタイプ)付属。
Body color
有償ボディカラーのなかにはマットカラーも
クルマのイメージを大きく左右し、パーソナリティを表現できるのがボディカラー。Gクラスはラグジュアリーモデルらしく、無償で以下の10色から選択可能。ほかにも有償オプションカラーとして「designo」カラーも用意されている。
「ポーラーホワイト(ソリッド)」、「マグネタイトブラック(メタリック)」、「オブシディアンブラック(メタリック)」、「ルビーライトレッド(メタリック)」、「イリジウムシルバー(メタリック)」、「モハーベシルバー(メタリック)」、「カバンサイトブルー(メタリック)」、「ブリリアントブルー(メタリック)」、「エメラルドグリーン(メタリック)」、「セレナイトグレー(メタリック)」
Know more
エンジン型式「OM656」、3L直列6気筒直噴ターボディーゼルエンジンをG 350 dに搭載。ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと比べて部品点数が多く、重量が重くなってしまうデメリットがある。そこで「OM656」はクランクケースをアルミ製にするなど軽量化に配慮した設計を行った。また、シリンダーのフリクションを低減する「NANOSLIDEシリンダーコーティング」を採用。さらにタービンを2ステージ化することでレスポンスのよさと高出力を両立させている。排出ガスのクリーン化については、SCR触媒をコーティングした粒子状物質除去フィルターをエンジン本体にレイアウトすることで能力を高めた。
エンジン型式「176」、4LV型8気筒直噴ツインターボエンジンをG 550に搭載。これはMercedes-AMGの技術が投入された最新世代のもので、Mercedes-AMG GTのエンジンがベース。特徴は2つのターボチャージャーをVバンクの内側に収めた設計。これにより、エンジンユニットをコンパクトにできただけでなく、吸排気のエアフローを最適化することにも成功している。最高出力422馬力という高出力化に耐えるべく、クランクケースは砂型鋳造したクローズドデッキ構造を採用している。一方で、低負荷時には4気筒を気筒休止することで低燃費化にも配慮している。
現行ラインアップのなかで最強の出力を誇るMercedes-AMG G 63が搭載するのが「177」。これはG 550が搭載する4LV型8気筒直噴ツインターボエンジンと排気量、ボアxストロークを共有するもののAMG専用ユニットとしてアッファルターバッハのAMGファクトリーにて組み立てが行われる。最高出力は585馬力にまでパワーアップ。最大トルクも86.7kgmと強大なもの。この「177」エンジンはGクラスのほかにはS 63やE 63にも搭載されている。
「9G-TRONIC」は、電子制御9速オートマチックトランスミッションでGクラスの全モデルがこれを採用する。特徴はなめらかかつ俊敏な変速による気持ちのいい加速感。さらに高速走行時にもエンジン回転を低く抑えることができるため、静粛性や燃費性能にも寄与する。パドルシフトによるマニュアルライクなシフトチェンジにも対応。
フロント、センター、リヤに3つの電子制御式ディファレンシャルロックを搭載。路面状況に応じて四輪への駆動力を適切に配分することによって、オンロード、オフロード、雪道、凍結路といったあらゆるシチュエーションに対応する。電子制御ディファレンシャルロックの操作はセンターコンソールのスイッチによって行え、作動時にはスイッチのランプが点灯する。
ラダーフレームと呼ばれるハシゴのような形状のアンダーボディに、アッパーボディを載せる構造を採用。一般的な乗用車は、アンダーボディとアッパーボディが一体のモノコック構造を採用するが、より強固なボディ構造を求めるGクラスでは初代モデルから一貫してラダーフレームを採用している。新型では、ラダーフレームに最大3.4mm厚の鋼板製閉断面サイドメンバーとクロスメンバーを採用することでねじれ剛性を向上。一方でアッパーボディには高強度・超高硬度スチールを使用し、さらに強度を必要としないフェンダー、ボンネット、ドアなどにアルミを使うことで、先代モデルに比べて約170kgの軽量化を実現している。
サスペンション形式はフロントが独立懸架式で、リヤがリジッド。設計のねらいはロードクリアランスと路面へのトラクションを確保することだ。
ロードクリアランスはG 550の欧州参考値で約241mm、アプローチアングルは約31度、デパーチャーアングルは約30度。新たに走行モードに「Gモード」を搭載。ドライブトレインやステアリングの設定がオフロード走行向けに調整される。さらにローレンジボタンを押すことで、ギヤレシオが切り替わり、通常の2倍以上の駆動力が発揮されるようになり、急な登坂路なども走破する。
車載通信機によってGクラスがインターネットに接続。「安心」、「快適」、「便利」なサービスを受けることができる。
サービス一覧:「24時間緊急通報サービス」(10年間無料)、「24時間故障通報サービス」(10年間無料)、「リモートドアロック&アンロック」(3年間無料)、「駐車位置検索」(3年間無料)、「リモート車両(ステータス)確認」(3年間無料)、「Send2Car(センド・トゥ・カー)」(3年間無料)、「メルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービス」
COMANDシステムの操作方法は4つ。タッチパッド、COMANDコントローラー、タッチコントロールボタン、そして音声認識。
メディアはHDDを採用。VICS3メディア(FM多重放送、電波ビーコン、光ビーコン)に対応し、渋滞回避最適自動ルート案内を実現。ETC2.0対応車載器も搭載する。
ソースは、USBメディアインターフェースが2つ、SDカードスロットを用意。Bluetoothでの接続に加え、「Apple CarPlay」と「Android Auto」によるスマホ連動にも対応。AM/FMラジオはワイドFM対応。テレビは12セグとワンセグを自動で切り替える。
スマートフォンを「COMANDシステム」にBluetoothを使って接続することで、ハンズフリー通話が可能に。携帯電話の連絡帳に登録されている番号への発信に加えて、着信があったときにはステアリングのボタンを押すことで通話できる。
「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応。ステアリングのスイッチやCOMANDコントローラーにより、Gクラスのディスプレイ上で操作できる。乗車前にスマートフォンで目的地を検索しておくことで、COMANDシステムでのルート案内がスタートする。
グレード名 | エンジン | 価格 |
G 350 d | 3.0L直6ターボ | 1170万円 |
G 550 | 4.0LV8ツインターボ | 1593万円 |
Mercedes-AMG G 63 | 4.0LV8ツインターボ | 2076万円 |
G 350 dの主要諸元(欧州参考値)
車両型式 | ー |
ステアリング | 右 |
トランスミッション | 電子制御9速AT |
駆動方式 | 四輪駆動 |
種類・シリンダー数 | 直列6気筒DOHCディーゼルターボ |
総排気量 | 2925cc |
ボアxストローク | 82.0x92.3mm |
最高出力 | 286馬力/3400-4600rpm |
最大トルク | 61.2kgm/1200-3200rpm |
圧縮比 | 15.5 |
燃料供給装置 | 電子制御式燃料噴射(直噴) |
使用燃料/燃料タンク容量 | 軽油/75L |
車両重量 | ー |
乗車定員 | 5 |
最小回転半径 | ー |
燃料消費率JC08モード走行 | ー |
主要燃費向上対策 | ー |
カーエアコン冷媒の種類/使用量 | R134a(1430)/ー |
全長 | 4606mm |
全幅 | 1931mm |
全高 | 1969mm |
ホイールベース | 2890mm |
トレッド(前後) | ー |
最低地上高 | ー |
ラゲッジスペース(VDA方式) | 667-1941L |
ブレーキ(前後) | Vディスク |
タイヤサイズ(前後) | 265/60R18 |
車両型式 | ABA-463260 |
ステアリング | 左 |
トランスミッション | 電子制御9速AT |
駆動方式 | 四輪駆動 |
エンジン形式 | 176 |
種類・シリンダー数 | V型8気筒DOHCツインターボ |
総排気量 | 3982cc |
ボアxストローク | 83.0x92.0mm |
最高出力 | 422馬力/5250-5500rpm |
最大トルク | 62.2kgm/2000-4750rpm |
圧縮比 | 10.5±0.5 |
燃料供給装置 | 電子制御式燃料噴射(直噴) |
使用燃料/燃料タンク容量 | 無鉛プレミアムガソリン/100L |
車両重量 | 2450kg |
乗車定員 | 5 |
最小回転半径 | 6.3m |
燃料消費率JC08モード走行 | 7.9km/L |
カーエアコン冷媒の種類/使用量 | R134a(1430)/685 |
全長 | 4660mm |
全幅 | 1930mm |
全高 | 1975mm |
ホイールベース | 2890mm |
トレッド(前後) | 1620mm |
最低地上高 | 240mm |
ラゲッジスペース(VDA方式) | 667-1941L |
ブレーキ(前後) | Vディスク |
タイヤサイズ(前後) | 275/55R19 |
車両型式 | ABA-463276 |
ステアリング | 左/右 |
トランスミッション | 電子制御9速AT |
駆動方式 | 四輪駆動 |
エンジン形式 | 177 |
種類・シリンダー数 | V型8気筒DOHCツインターボ |
総排気量 | 3982cc |
ボアxストローク | 83.0x92.0mm |
最高出力 | 585馬力/6000rpm |
最大トルク | 86.7kgm/2500-3500rpm |
圧縮比 | 8.6±0.5 |
燃料供給装置 | 電子制御式燃料噴射(直噴) |
使用燃料/燃料タンク容量 | 無鉛プレミアムガソリン/100L |
車両重量 | 2530kg |
乗車定員 | 5 |
最小回転半径 | 6.3m |
燃料消費率JC08モード走行 | 6.6km/L |
カーエアコン冷媒の種類/使用量 | R134a(1430)/685 |
全長 | 4665mm |
全幅 | 1985mm |
全高 | 1975mm |
ホイールベース | 2890mm |
トレッド(前後) | 1655mm |
最低地上高 | 240mm |
ラゲッジスペース(VDA方式) | 667-1941L |
ブレーキ(前後) | Vディスク |
タイヤサイズ(前後) | 275/50R20 |