車のメンテナンス
更新日:2025.09.07 / 掲載日:2025.09.06
新型GRスープラ 2027年登場へ。パワトレは2.0L直4ターボが濃厚!

トヨタのスポーツブランド「GR」を象徴するスープラが、2027年に新型として姿を現す可能性が高まっている。現行型はBMW Z4との共同開発をベースにしてきたが、次期型はトヨタ独自の開発色を前面に押し出し、より純度の高いピュアスポーツとして再定義されると見られている。
最大の焦点はパワートレーンだ。スープラの伝統ともいえる直列6気筒は廃止され、新開発の2.0L直列4気筒ターボが主軸になると予想される。軽量かつコンパクトな直4の採用により前後重量配分を最適化し、俊敏なハンドリングを狙うと考えられる。さらに48Vマイルドハイブリッドの組み合わせも想定され、燃費や環境性能を底上げしつつ電動アシストによる加速感を強める展開が考えられる。
ボディ構造は軽量化と高剛性化が徹底される公算が大きい。アルミやカーボン複合材を広範囲に採用し、現行型以上にレスポンスを研ぎ澄ます方針とみられる。デザインは現行型の流麗なラインを継承しながらも、低いフロントノーズとワイドなリヤを強調し、往年のA80型を思わせる迫力を備える可能性がある。最新の空力技術を組み込んだシルエットになるだろう。
インテリアはGRらしいドライバー中心の思想を守りつつ、最新のデジタルメーターやインフォテインメントを統合する方向と見られる。タコメーターを中心にした表示を残す一方で、先進安全装備や接続性を強化する可能性が高い。走りの純度と日常の利便性を両立する狙いだろう。
デビュー時期は2027年が有力とされ、ジャパンモビリティショーでの初公開が想定される。さらに市販化に先立ち、スーパー耐久シリーズでの実戦投入が行われる可能性も高い。カーボンニュートラル燃料や電動技術との親和性を実証する場として、耐久レースを活用するシナリオが現実味を帯びている。
新型GRスープラは、直6から直4ターボ+電動化への大転換を遂げることで、次世代スポーツカーの在り方を示す存在になるはずだ。2027年、そのベールが上がる瞬間は、世界中のファンにとって大きな衝撃となるに違いない。