スクープ
更新日:2023.06.18 / 掲載日:2023.05.30
満を持してのフルチェン。コンパクトミニバン、ホンダ「フリード」2023年秋デビュー

現行型の2代目は2016年にデビューし、2023年の夏に7年目を迎えるホンダのコンパクトミニバン「フリード」。モデル末期でもなお、人気の高い一台となっているが、いよいよフルモデルチェンジが近づいてきた。
2023年秋にもその姿を現す可能性が高く、デビューの場は10月26日から開催されるJAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)になるかもしれない。
一番の注目はパワートレーンの変更だろう。2代目は1.5L i-VTECエンジンと、高出力モーターを内蔵した7速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせたSPORT HYBRID i-DCDを搭載していたが、最新ホンダ車のほぼすべてが採用している2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」にいよいよ変更される。
さらにホンダミニバンラインアップでは、現時点では現行型2代目フリードにしか無いハイブリッドパワートレーンとリアルタイムAWDの組み合わせも設定される可能性が高い。
グレード構成は、現行型と同じく6人または7人乗りの3列シートのフリードに、2列シート5人乗りのフリード+(名称変更の可能性あり)、さらに現行型でもラインアップされているSUV風仕様のCROSSTARは、よりSUVイメージを強めて登場するだろう。2列シート5人乗りのフリード+については、車中泊向けの機能装備やディーラーオプションが用意されるはずだ。
安全装備も最新型にアップデートされる。海外向けの最新ホンダ車に順次採用されているが、2023年秋に日本導入される11代目アコードに続き、従来のシステムを全方位へ拡大、車両周辺の死角をカバーするHonda SENSING 360(ホンダ センシング サンロクマル)を搭載する。
コロナ禍の納期遅延による影響もあったが、デビューから7年目となる2023年に入っても月販平均台数が5900台(1〜4月)と一定の人気を保っているフリード。満を持しての3代目の登場が楽しみだ。
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