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更新日:2021.12.21 / 掲載日:2021.12.21
アルピーヌA110 フランス国家憲兵隊の車両に採用 ルノー

ルノーは現地時間の12月20日、フランス国家憲兵隊の緊急対応チーム用に26台のアルピーヌA110の発注を受けたことを明らかにした。これらの車両群は、2022年初頭から4年間かけて納入される予定だという。
特別仕様に改造したアルピーヌA11026台を納入予定
アルピーヌA110は、フランス・ディエップにあるアルピーヌの本社工場で生産された後、同じくフランス北部にある改造専門会社デュリソッティによって、国家憲兵隊仕様に特別に改造される。26台の車両には、レタリングやリフレクター、ブルーライト、緊急ホーン、特別な信号システムが搭載される。そのうち2台は訓練目的でのみ使用されるという。
今回の導入以前から、ルノーグループの車両と国家憲兵隊は長く関わりがあるという。1966年以降、BRI(Brigade Rapide d’Intervention/迅速介入旅団)はアルピーヌA110(1966~1973年)、アルピーヌA310(1973~1987年)、ルノー18ターボ(1984~1987年)、ルノー21 2Lターボ(1992~1995年)、メガーヌ(2001~2006年)、メガーヌ III RS(2011~2021年)、など多数のモデルを使用している。
フランス内務省は、性能と敏捷性から車両の採用を決定。185kW/252psのミッドエンジンモデルの走行性能に加え、比較的穏やかな燃費とCO2排出量の値も選択の決め手となったようだ。
ルノー アルピーヌ A110 2021年6月 発売モデル
新型「アルピーヌ A110」は、アルミ製ボディや重量を削ったパーツの採用による徹底した軽量化、ミッドシップ・エンジンレイアウトのコンパクトなボディと前後ダブルウィッシュボーンサスペンションの組み合わせによる正確なハンドリングと安定性など、かつて多くの人々を魅了した「アルピーヌ A110」の精神「ドライビングプレジャー/運転する歓び」を現代に復活させたフレンチスポーツカー。1.8L 直噴ターボエンジンを搭載し、電子制御7速AT(7DCT)を組み合わせる。
ラインアップは、軽量、コンパクト、そして俊敏性が際立つ、車とドライバーが一体となる感覚でドライビングが楽しめる「ピュア」、ドライビングプレジャーに加え、洗練されたデザインと快適性が特長の、日常での使いやすさはもちろん、長距離ドライブにも最適な「リネージ」、スタイリングをよりダイナミックにし、パワートレーンとシャシーの改良によってスポーツ性能を大きく高めた「S」を設定。
今回、「リネージ」をベースに、「S」と同じ292馬力を発生する高出力エンジンを搭載し、スピードと快適性を兼ね備えたGTクーペの限定車「リネージ GT2021」を設定(限定300台)。
エクステリアは、専用ボディカラーの「アルジャン メルキュール マット」、新デザインのGRAND PRIXホイール、そしてゴールドキャリパーによってスポーティさが高められた一方、 ペールゴールドのロゴとエンブレム、そしてクリアタイプのリアLEDランプがエレガンスを感じさせ、他のどのアルピーヌ A110とも違う、このモデルだけのデザインとなっている。
インテリアは、アンバーブラウンのサベルト製レザーシートとドアトリム、チタンブラック内装、ブリリアントカーボン(銅色アウトライン入)、マイクロファイバールーフトリムといった高品質な素材を使用し、落ち着いた雰囲気でありながらも、スピードへの情熱を感じさせる仕様となった。全車左右ハンドルの設定。