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更新日:2021.12.09 / 掲載日:2021.12.09
マクラーレンのF1ドライバーにちなんだ特別仕様車 豪州に到着

マクラーレンはこのほど、オーストラリアで限定3台のみの特別仕様車「ダニエル・リカルド・エディション720S」を発表した。これはメルボルンとシドニーのマクラーレン販売店とマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)が協力し、レースで優勝したマクラーレンのF1ドライバー、ダニエル・リカルドを記念して製作されたもの。
「ダニエル・リカルドエディション720S」

マクラーレンのカスタム部門である、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)による「ダニエル・リカルド・エディション720S」がオーストラリアで発表となった。オーストラリアGPの開催地であるアルバート・パークや、セント・キルダの海岸などで撮影されたこの特別仕様車は、限定3台のうちの1台。
ダニエル・リカルド エディション 720S from MSOシリーズは、マクラーレンのF1ドライバーであるダニエル・リカルドを記念してデザインされたもので、マクラーレンのシドニーとメルボルンの販売店と共同で製作された。

マクラーレンのコマーシャル・エグゼクティブ・ディレクターであるジョージ・ビッグス氏は、「このエクスクルーシブなシリーズの第一弾がオーストラリアに登場したことを嬉しく思います。アルバート・パークのターマックでは、名前の由来となったダニエル・リカルドが活躍します。オーストラリアの国旗をフロントハンチにあしらったこの特別仕様車は、オーストラリア・パース生まれのレーサーを讃えるにふさわしいモデルですし、オーストラリアの道路を走る姿を見るのが楽しみです」と同モデルの完成を喜んだ。
リカルド選手のレーシングナンバーである「3」にちなんだ3台の限定モデルは、マクラーレンのF1レースカー「2021 MCL35M」に使用されているパパイヤスパークとバートンブルーで仕上げられた。

さらに、リカルドのサインが刻まれたカーボンファイバー製シル、「One of Three」と書かれたプレート、そして720Sの象徴である二面体ドアに刻まれたリカルドのレースナンバー「3」など、特徴的な装備が施されている。
「マクラーレンで運転することの大きな特権のひとつは、多くの爽快なスーパーカーのハンドルを握ることですが、それぞれがユニークなものである一方で、720Sは絶対的なベンチマークとなっています」とマクラーレン・レーシングのF1ドライバー、ダニエル・リカルドは語った。
マクラーレン 720S
2017年に発表された720Sは、マクラーレンの中核モデルとなるスーパーシリーズの第2世代モデル。「650S」の後継モデルとなる。従来型である650Sと比べると、ボディの軽量化やスピードアップなど性能の向上を実現させている。ボディー構造はフルカーボン骨格で、軽量でありながら、優れた強度と剛性を備える。パワーユニットは4リッターのV8ツインターボエンジンであるM840Tエンジン。最高出力720ps、最大トルク770Nmを発生し、0-100km/hの加速はわずか2.9秒。最高速度は341km/hに達する。
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