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更新日:2021.08.27 / 掲載日:2021.08.27
メルセデス・ベンツ 新型「シタン」のキャンピングカーを発表 キャラバンサロンで初公開

VanEssa mobilcampingによるキャンプモジュールを備えたメルセデスベンツ新型シタン
メルセデス・ベンツは、8月28日から9月5日までデュッセルドルフで開催されるキャラバンサロンにおいて、先日発表した新型「シタン」のキャンピング仕様車をVanEssa mobilcamping社とともに公開すると発表した。
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車載モジュールによるマイクロキャンパーバン

メルセデス・ベンツは現地時間8月25日、スモールバンセグメントにおいて新型「シタン」を発表した。ツアラーとパネルバンの2種類が用意されており、その後ロングホイールベースのバージョンとMixtoが追加される。標準モデルでも先代よりも広いスペースが確保され、多くの棚やコンパートメントが備わっている。メルセデス・ベンツは、バンライフがブームとなる昨今、キャンピングカーのベース車両として新型シタンをアピールしたい考えだ。
今回のキャラバンサロン2021では、メルセデス・ベンツとVanEssa mobilcamping社が共同で、新型シタンツアラーをベースにしたモバイル・キャンピング簡易キッチンとスリーピングシステムの2つを展示する。
取り外し可能な「VanEssa」のキッチン&ベッド
リアエリアのシステムキッチン「VanEssa」は引き出し式で、ガスコンロ、13リットルの水タンクを備えたシンクシステム、31リットルのコンプレッサー式冷蔵庫を内蔵する。また、食器、鍋、消耗品などを収納するスペースも十分に確保されている。キッチンモジュールの重量は約60キログラムで、数分で設置・撤去することが可能。カラーバリエーションも豊富で、個性的な演出ができる。
VanEssaスリーピングシステムを使えば、簡単なステップでスモールバンの後部が快適なベッドに変身する。高品質のマットレスを使用しており、安心して使用することができる。走行中は、システムをトランク内のモバイルキッチンの上に置き、後部座席をフルに活用することが可能。新型Citanのスリーピングモジュールは、幅115cm、長さ189cmで、2人分の睡眠スペースを確保している。
※ 新型シタンは発売前であり、キャラバンサロン・デュッセルドルフでの展示はプロトタイプとなる。
VanEssa mobilcamping社
1980年設立。必要なときにだけバンに装着する、フレキシブルなキャンピング用車載機器を企画・製造するドイツのメーカー。社名「VanEssa」は、”van “と “Essen(ドイツ語で食、食品) ” に由来する。