DS 7 クロスバックの特別仕様車「グランシック ブルーHDi アレザン」発売

　パリ発信のブランドとして、フレンチラグジュアリーカーの矜持をもつDS オートモビル。フランスの文化そのものを自動車に落とし込むDS オートモビルにとって、通奏低音にあるのは”Savoir-Faire（サヴォア・フェール）”の概念だ。
　皮革製品やジュエリーの世界といえば、フレンチラグジュアリーブランドは世界に冠たる存在。その世界の”サヴォア・フェール”という言葉は、フランス人曰く「きわめて他の言語で表現することが難しい概念」だという。英語では「French Know-How」、日本語では「匠の技」と訳されることも多い言葉だが、これでは大切なニュアンスが抜け落ちているようだ。サヴォア・フェールをあえて説明するならば「作品のクオリティを裏付ける経験や修練の存在。加えて創造性やクリエイティビティ、そしてそれらを希求する心持ちや自ら”よりよいものを、より美しいものを、創造せずにはいられない”という美学、美意識」というような大きな概念だろう。

　このDS 7 クロスバック グランシック ブルーHDi アレザンには、このサヴォア・フェールの精神が息づく、特別な栗毛色のナッパレザーを用いたウォッチストラップシートをあしらったOPERA内装を備える。
　これまでもDS 7 クロスバックの最上級インテリアとしてOPERA内装はラインナップされていたが、通常のムラ染のブラックナッパレザーに変えてブラウンのナッパレザーを使用。特にウォッチストラップシートは、DS 5から続くDSオートモビルのシグネチャーともいえるシートのスタイルだ。　腕時計のストラップからインスピレーションを得た複数のコマが組み合わされたかのような立体的かつシャープな形状が特徴的だが、実はこの背面と座面部分はそれぞれ一枚革で出来ており、立体感はステッチングとクセつけだけで造形されている。
　複数の革をステッチや接着で組み合わせると接合部分が固くなり、座り心地が悪くなることを避けるための工夫であり、これもフランスに伝わる革製品の技術を自動車のシートに落とし込んだ”サヴォア・フェール”を体現するものだ。

　また、シートやドアパネル、ダッシュボードのステッチの一部にはパールトップステッチがアクセントに使われている。真珠のネックレスのように、ステッチが球状に露出するこれもオートクチュール由来の技法。自動車のインテリアとしてこのステッチを用いるための開発に数年かかったというから、そのこだわりが窺い知れる。
　サヴォア・フェールを通奏低音とし、フランスの、そして特にパリの皮革製品、ファッション、ジュエリー、建築などの様式を取り入れた独自のラグジュアリーを自動車に落とし込み提示するのがDSオートモビル。栗毛の馬を意味するアレザンの名を冠した特別仕様車は、フレンチラグジュアリーの世界観を求める人々の審美眼にかなう一台となっているだろう。

　なお、ボディカラーはブラン ナクレ、ブルー アンクル、オル ビザンタン、グリ アルタンス、グリ プラチナム、ノアール ペルラネラの6色から選べる。

　DS 7 クロスバック グランシック ブルーHDi アレザンのデビューフェアが6月19日（土）20日（日）に全国のDSストア、DSサロンにて開催される。フェアご招待ダイレクトメールを持参すると、来場プレゼントとしてアレザンのDSオリジナルレザートレイがプレゼントされる。また、抽選で3名にフランス製のDSブティックトラベルバッグをプレゼントする。