輸入車
更新日:2020.04.11 / 掲載日:2020.04.11

ABARTH 595 Competizione【グーワールド コラム/インプレッション】

文●ユニット・コンパス 写真●内藤敬仁、澤田和久
(掲載されている内容はグーワールド本誌2020年5月号の内容です)
問い合わせ●アバルト TEL:0120-130-595 URL:https://www.abarth.jp


 サソリの毒がじわりじわりと効いている。イタリアの名門、アバルトのことだ。 個性派ブランドが顔を並べるFCAジャパンの発表によると、アバルトは2019年に日本で2955台を販売。これは史上2番目の好実績だという。現在の中核モデルである595が登場したのは2013年のことだから、ニューモデルによる新車効果でもない。
 じつはアバルトの好調は2019年だけのことではなく、2017年から3年続けて3000台に迫る好調なセールスを続けている。そしてアバルト70周年を記念した限定車「695 70°Anniversario」はわずか30分で完売。あきらかにアバルトに追い風が吹いているのだ。
 なぜ、いまアバルトが人気なのか。FCAによれば、日本におけるアバルトのMT比率は48%にも及ぶそうだが、そうしたこだわり派ユーザーがSNSなどで自分たちの体験をシェア、それを見て新しいユーザーが増えるという好循環が生まれているのだ。
 それを受けてFCAでもサーキットを舞台にしたユーザーイベント「ABARTH DAY 2019」を開催するなど、ブランド体験を強化することで、ユーザー満足度を高めている。
 アバルトの何がクルマ好きを魅了しているのか。JAIA主催の輸入車試乗会で595コンペティツィオーネのステアリングを握ってみて、すぐにその答えがわかった。
 180馬力という、かの「695トリブート フェラーリ」に匹敵する最高出力もそうであるが、なにしろすべてのフィーリングがビビッドでレーシングカーライク。運転が楽しくて仕方がない。それでいながら各部の仕立てはリッチでゴージャスなのだからたまらない。まさに大人のための高級ストリートレーサーだ。
 この毒に、解毒剤は効きそうにない。

ハイパワーと軽量ボディの取り合わせは最高の贅沢。595コンペティツィオーネをベースに上質さを追求した255台限定の「ABARTH 595 Competizione Stile」も発売中。

レーシーでありながらもハイセンスな仕立て。さすがイタリアンブランドだ。サベルト社製のスポーツシートは手触りがよく、シートバックのカーボンも美しさ抜群。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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