輸入車
更新日:2019.08.22 / 掲載日:2019.03.01
雪道においても安全と安心を約束するフォルクスワーゲン流AWD【グーワールド コラム】

文と写真●グーワールド
問い合わせ●フォルクスワーゲン カスタマーセンター TEL:0120-993-199 URL:http://www.volkswagen.co.jp
(掲載されている内容はグーワールド本誌2019年4月号の内容です)
本格的な冬が訪れると、自動車メディアには雪上試乗をテーマにしたテストドライブの招待が増えてくる。今年のトップバッターはフォルクスワーゲンで、舞台となったのは豪雪地域として知られる斑尾山のスキー場。美しい景色に囲まれながら、4WDシステムや各種電子デバイスの機能を体験することとなった。
まずは最新モデルであるパサートオールトラックに乗り込み、積雪の一般道でその実力を確かめる。
結論から言うと、こうしたシチュエーションで乗るパサートオールトラックは最高だった。低回転からトルクが充実しているし、フルタイム四輪駆動である4MOTIONのおかげでタイヤは路面をしっかりと掴んで離さない。だからトレッキングシューズのような厚底靴でもアクセルワークに気をつかうことなく運転できるのだ。近年のVW車は、車両を統合制御するドライビングプロファイルを備えており、パサートオールトラックにはさらに「オフロードモード」が追加されているのだが、今回まったく出番なく走りきった。これには試乗車が履いていたミシュランのスタッドレスX-ICE3+の貢献も大きいだろう。
続いてスキー場内の特設コース内でモーグルや定常円などのプログラムを受ける。ここでわかったのが、車両制御の方向性と味付け。とにかく安全性を第一に、ドライバーが「怖い」と感じないようにサポートしてくれる4WDシステムだという印象を受けた。ドライビングプロファイルをオフロードにさえしておけば、ドライバーの意図をクルマが汲み取ってくれるし、大きくクルマの姿勢が乱されることもない。
どんなときでもクルマがドライバーを守り、目的地にたどり着けるという安心感。まさにそれはフォルクスワーゲンらしさそのもの。VWの行く道は、冬でもまったく揺るがなかった。

パサートオールトラックで一般道をテストドライブ。除雪が間に合っていない路面が突然現れても、クルマの挙動が乱れないのは流石。低速から豊かなトルクを提供するディーゼルユニットとの相性もよかった。

雪道の下り坂は緊張するものだが、ドライブモードを「オフロード」にしておけばヒルディセントコントロール機能が働き、アクセルやブレーキを操作することなく、一定の速度で安全に下ることができた。

ハルデックス・トラクション社の第5世代カップリングユニットを採用しているVWの4MOTION。電子制御により、状況に応じて前後トルクを配分する。