輸入車
更新日:2019.08.22 / 掲載日:2018.03.06
大人たちを魅了するSUV、BMW 新型X3
高い機能性と手ごろなサイズ感で絶大な人気を誇るBMW X3がフルモデルチェンジした。ひと目見た感じでは、外観はキープコンセプでありあがら、フロントのキドニーグリルがより力強くなり、前後ライトも存在感を増している。さらにボディサイドには新しくエア・ブリーザーが備わり、ルーフラインもクーペのように流れるなど、全体的にアクティブな印象が強くなっている。
快適さを高めたプレミアムSUV
ボディサイズは従来に比べると全長が60mmほど長くなったものの、全幅と全高はほとんど変わらない。ホイールベースが延長され、室内空間が広くなっている。
インテリアはデザイン的にはほぼ変わらないものの、中央の横長のディスプレイがタッチパネル式になったり、ジェスチャーコントロールが採用されるなど、便利になっている。素材の質感は変わらずに高く、プレミアムな雰囲気が漂う。
走りは大きな進化を遂げている。BMWではまったく新しいプラットフォームを採用し、ボディの軽量化、高剛性化を実現しているが、その結果、スポーティでありながら、さらに上質で非常に快適な乗り心地を獲得している。新型7シリーズに続いて新型5シリーズでも好評を博しているが、このX3でもコンフォート性能が飛躍的に高められている。まさに大人のためのSUVといえる仕上がりとなっているのだ。
そして、新型X3の大きなポイントのひとつとして、運転支援システム「ドライブアシストプラス」の充実ぶりが挙げられる。これはステレオカメラに加えてミリ波レーダーセンサーを前方に3個、後方に2個備え、周囲の状況を高い精度で監視するもので、高速走行時に中央付近を走行しやすいようにサポートする「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」をはじめ、高速走行中に横の車両が車線変更して側面衝突の危険が察知されると、その車両とは反対方向に移動するようステアリングをアシストする「アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション」を装備する。X3の運転支援レベルは、ライバルのSUVをリードするもので、ドライバーの運転による疲労は大幅に軽減される。
機能的で質感の高いインテリアは、プレミアム感もしっかり。スマートフォンのワイヤレス充電やジェスチャーによる操作など、日常便利な機能も備える。
スポーツドライビングに対応した良好なホールド性と長時間の移動にもへこたれない快適性の高いシートが備わる。視界も広く、爽快な時間を過ごせる。
リヤもしっかりと座れるので、友人や家族とのレジャーもしっかりとサポートする。背もたれは前後に最大9度までリクライニングさせることができる。
「X3 xDrive20d Mスポーツ」のエンジンは直4の2Lディーゼルターボ。4WDで8速ATが備わり17.0km/L(JC08モード)の良好な燃費を示す。
BMW X3 xDrive20d Mスポーツ(8速AT)
全長×全幅×全高 4720×1890×1675mm
ホイールベース 2865mm
トレッド前/後 1600/1615mm
車両重量 1860kg
エンジン 直4DOHCディーゼルターボ
総排気量 1995cc
最高出力 190ps/4000rpm
最大トルク 40.8kgm/1750-2500rpm
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 245/50R19
販売価格 639万円 - 710万円(全グレード)