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更新日:2026.03.07 / 掲載日:2026.03.07
【アベンジャー 4xe ハイブリッド】ジープのハイブリッドが500万円を切る価格で登場!

文●内田俊一 写真●内田俊一、ジープ
ステランティスジャパンはジープ初の四輪駆動ハイブリッドモデルのアベンジャー4xeハイブリッド発表。価格は499万円で、100台限定のローンチエディションは509万円だ。
ジープならではのスタイリング

2024年9月にBEVのアベンジャーFull Electricを投入。そして今回は四輪駆動でハイブリッドシステムを搭載したアベンジャー 4xe ハイブリッドが追加投入された。
この導入に際しStellantisジャパンアメリカンプロダクト・スペシャルプロジェクト・ジェネラルマネージャーの御舘康成さんは、「アベンジャーFull Electricは海外はもとより日本でも多くのお客様に高い評価を得ていますが、距離を気にせずもっと走りたい。ジープだから四輪駆動で走りたいという声もいただきました。その期待をさらに超えるべくアベンジャー 4xe ハイブリッドを導入しました」と紹介。

その特徴は大きく3つあるという。1つはジーププラントを象徴するスタイリング。次いでスマートでパワフルなパワートレイン、そしてオンロードも軽やかにこなす走りだ。
スタイリングでは、4xeは専用のバンパー周りが特徴的だ。特にフロントフェイシア下部は、オフロード走行で重要なアプローチアングルをBEVモデル比で2度の角度を拡大した形状としたうえで、傷が目立ちにくいモールドインカラー素材を採用。フォグランプはBEVモデルよりも位置を高くし、より外側に配置することで、夜間の視認性を向上させた。

また、またバンパーグリルにあるXのシグネチャーは、「ジープ伝統の4WDモデルであることを強烈に主張します」と御舘さん。このフロントセクションの右側下部には、アベンジャー4xeの渡河性能を示す40センチの高さのところにダックのアイコンが配されている。

「ダックはジープを保有する喜び、ジープと共に仲間と過ごす喜びを示す特徴的なアイコン」と御舘さん。「この相棒が何か障害があるなら一生乗り越えていこうというメッセージで、このアベンジャーが頼れる相棒として、冒険に誘っていきます」とその思いを語る。
タイヤは雪道やぬかるんだ道で気にしないマッド&スノーのオールシーズンタイヤを標準装備。

内装は、撥水性能を高めたウォッシャブルシートを標準装備しているので、濡れたウェットスーツなどでも躊躇なく座るなどのタフな使用にも耐えられるようになっている。
電動走行可能なマイルドハイブリッド

パワートレインは1.2Lガソリンターボエンジンと、始動用と前輪駆動用の15.6kwのモーターをフロントに搭載。そしてリアアクスルには後輪駆動用の21kwのモーターが組み合わされた48VハイブリッドAWDとなりシステムトータルでは145psを発揮。30km/h程度まではモーターによる電動走行が可能だ。
さらに走行モードシステムSelec Terrain®(セレクテレイン)には、AUTO、SPORT、SNOW、SAND/MUDの4つの走行モードが設定でき、AUTOモードでは、0~約30km/hにおいて電動モーターによるFWD(前輪駆動)走行、約30~90km/hにおいてはオンデマンドAWD(必要時のみ後輪に駆動力を付与)、そして約90km/h以上では、効率を優先した前輪駆動へ切り替わり、高速走行時も安定した走行を実現。SNOWやSAND/MUDを選択した場合、0~約30km/hでは常時AWDに設定され、必要に応じた走破性を確保する。

リヤモーターはトランク下にあり、減速比22.7:1のリデューサー(モーターの回転を減速し、大きなトルクに変換する減速機)を介して駆動力を増幅する電動モーターを搭載。1,900Nm相当のホイールトルクを発生させることで、ぬかるみ・雪道・砂地などの滑りやすい路面でも高い走破性を実現するので、御舘さんによると、「アベンジャーの前輪がトラクションを失ってしまっても、軽々と約20%の坂道を登ってしまいます。また、より大型のSUV、例えばラングラーがスタックした状態でも軽々と引き上げてしまいます」とその実力を強調。
ローンチエディション
また、リアには非常に太くて頑丈な牽引フックが付いていることも、この実力を裏付ける仕様といえる。
また、ヒルディセントコントロールも標準装備されるので、急な下り坂でも車速を一定に保ちながら安定した走行をサポートする。
高性能車と同様のマルチリンクサスペンションを採用

御舘さんは、「車高の高いSUVは、セダンやスポーツカーと違い、高速走行の安定性があまり高くないと思われています。しかし、このアベンジャー4xeは、足回りに高性能なロードゴーイングカーが使うマルチリングサスペンションを奢っていますので、より遠くの目的地でも高速道路を安心に快適に走ることができます」という。
一般的にマルチリングサスペンションはデリケートなサスペンションと定義されがちだが、アベンジャー4xeでは硬い鉄製のアンダーガードを使用するとともに、マルチリングサスペンションのロアリンクには専用のラバー塗装を施すことによってタフな道でも安心して乗りこなせるようになっている。

最後に御舘さんは、このアベンジャー4xeについて、「高効率なコンパクトカー、そして高性能なオンロードゴーイングカー、高機能でタフなSUV、この3つの価値を統合して、ジープはアベンジャー4xeハイブリッドでコンパクトSUVの新たな価値を再定義します」とコメントした。
ジープのブランドアンバサダーとして平野歩夢選手も登場

今回の発表に伴いジープのブランドアンバサダーにスノーボーダーでありスケートボーダーでもある平野歩夢氏を起用。平野氏は、「ジープは初めて買ったクルマで、いまでも乗り続けているブランドです。アンバサダーに選ばれて、これから一緒に進んでいけることを考えると光栄だと思うし素直にうれしい」と語ていた。