輸入車
更新日:2026.02.13 / 掲載日:2026.02.13

人気中古車実車レビュー特別編【プジョー 3008】デザインで心をつかむ新世代クロスオーバー

今回の人気モデル:プジョー 3008

試乗レポートではわからない、身近でリアルな使い勝手を実車を取材してレビューするのが、「人気中古車実車レビュー」。デザイン、装備、使い勝手をレビューしつつ、中古車相場についても中古車販売店に取材し掘り下げます。

Profile:自動車ジャーナリスト 竹岡 圭
カーライフのサポーターとしてTVやラジオなどでもお馴染みの人気自動車ジャーナリスト。全日本ラリーにも参戦経験を持つ。2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

現行プジョーの最高峰はデザインがピカイチ!

 今回チェックするのは、フランスの伝統あるブランド、プジョーから発売された最新クロスオーバーSUV、3008です。取材したのは、「3008 GT ハイブリッド アルカンタラパッケージ」で、新車価格は573万円になります。

 実車チェックを行うのは、自動車ジャーナリストの竹岡圭さん。日頃から数多くのニューモデルを取材している竹岡さんにとっても、新型3008は非常に印象的とのこと。

 「3008の初代が登場したのは2009年なんだけど、プジョーにとって初のSUVだったの。それまでプジョーはハッチバックタイプのクルマを得意にしていたんだけど、世の中のニーズをいち早く掴んで改良を重ねてきた。今回紹介するのは3代目として2025年7月に発売されたばかりの最新モデル。先代も人気があったんだけど、新型ではデザインをガラッと変えてすごくスタイリッシュなクルマになった。印象的なんだけど洗練されているから、高級ホテルのエントランスに乗り付けても見劣りしないと思う」

 3代目3008では、クルマの基礎となるメカを刷新。ハイブリッドに加えて電気自動車(2026年発売予定)もラインアップします。ハイブリッドは、1.2Lターボエンジンをモーターでサポートするマイルドハイブリッド方式。発進時や走行中の負荷が少ない状況ではモーターだけでの走行も可能にする、スマートなパワートレインです。

 「使い勝手もすごくよく考えられていて、小径ステアリングを使った『iコックピット』の進化系を採用しているの。私みたいな小柄な女性でもシートが適切なポジションに調整できるし、メーターもハンドルで隠れないからよく見えて安心。ハンドルも径が小さいから力まずに運転できる。ディスプレイもタッチ操作に対応するから、直感的に扱える。よく使う機能を登録できるショートカットキーも便利そう」

 取材車両の「3008 GT ハイブリッド アルカンタラパッケージ」では、シートが上質なアルカンタラ素材となることに加え、サイドサポートがふくらむことで、ドライバーの体をしっかり支えるアダプティブボルスターといった装備も採用。リアシートにもヒーター機能が組み込まれています。このように装備が充実していながら、ベースモデルで504万円と国産SUVとも十分競合できる価格設定となっているところも好印象だと竹岡さん。

 「3008は走りも気持ちよくて、足まわりはしなやかなんだけど、コーナーではしっかり安定性があるから運転していてすごく安心感がある。新型のハイブリッドのおかげで発進もすごくスムーズになった。派手な独自技術はないかもしれないけど、効果的な技術を柔軟に取れることでコスパよくいいクルマになってる。プジョーってクルマづくりが本当に上手なんだよね」

 3008の魅力を、便利で使いやすくコスパに優れたクルマでありながら、デザインは思い切り個性的でおしゃれなところとまとめてくれた竹岡さん。国産車を含め輸入車の価格が高騰するなかで、プジョー3008のような輸入車は、まさに貴重な存在です。

第3世代に進化したクロスオーバーSUV

 世界で累計132万台を販売したプジョーのベストセラーモデルが2025年にフルモデルチェンジして登場。全長は約4.6mで5人乗り。新型ではクルマを構成するメカニズムの多くを新しくすることで、低燃費と走行性能を大幅にレベルアップ。細部にわたりデザインにこだわっていて、所有欲を満たしてくれるモデルです。

新車参考価格帯:504万円〜573万円(3008 ハイブリッド)


取材協力|PEUGEOT 市川

 お店の魅力を「日々の接客に加え、フランス色の強いイベントの開催などを通じて、お客様との深い関係性を積み重ねています」と所長の園部恭大さん。新車・中古車ともにつねに35台以上を在庫し、ひとりひとりに最適な1台を提案。認定中古車に加え自社保証も充実、併設の自社工場でアフターサービスも迅速です。

SHOP DATA
住所:千葉県市川市鬼高3-17-8
TEL:047-376-1010
定休日:火曜日、第2水曜日
営業時間: 10:00〜18:30
URL:https://ichikawa.peugeot-dealer.jp

プジョー 3008の実車をチェック!

【デザイン】何者にも似ていないスタイリッシュで独創的なデザイン

 見たことないような斬新さがあるのに多くの人が格好いいと認めるデザイン力の高さ。そこはまさしくプジョーの凄いところです。ライオンの爪痕をイメージしたデイタイムランニングライトやグラデーション表現のようなグリルなど、新しい表現にチャレンジしながらもスタイリッシュにまとめ上げています。リアビューも印象的で、大胆なバックドアの造形、まるで耳のようなルーフスポイラーなど、各部までこだわり抜いた形。まさに映えるデザインになっています。

外装以上に未来的なのがインテリア。デザイン優先かと思いきや、実際には使い勝手もよく、細部までよく考えられています。

【装備】新インターフェースで多くの機能をスマートに操作

 21インチパノラミックカーブドディスプレイを採用。タッチ操作にも対応していて表示デザインもスタイリッシュ。運転支援システムも充実していて、GTグレードには高速道路でのハンドル操作をサポートする高度なクルーズコントロールが備わります。スマホ連携のほかChatGPTを搭載したコネクテッドナビも用意。撮影車はアルカンタラパッケージ装着車でシートは上質な起毛仕立て。先進性と上質感、いずれもクラスをリードする内容になっています。

21インチのワイドディスプレイは表示も美しい。センターにはエンジンスイッチやシフトセレクター、そしてショートカットキーを配置。

【使い勝手】アウトドアも楽しめる大容量のラゲッジルーム

 デザインを優先したのかと思わせつつ、じつは使い勝手も考え抜かれている新型3008。特にラゲッジルームは5人乗りの標準状態で520L、普段使わない洗車道具などをしまうのに便利な床下収納も。このボードは取り外し可能なので、背の高い荷物を積むときに便利です。また、リアシートの背もたれを倒せば最大で1480Lものスペースが出現。アウトドアや旅行などにも活躍します。見た目はおしゃれでも使い勝手はしっかり、そこがフランス車らしいところ!

リアシートは空間も十分に広くファミリーカーとしても合格。ステアリングに備わるスイッチで、手を離すことなく各種操作が行えます。

ルックスと実力を兼ね備えた実力派

竹岡 圭 レビュー

デザイン[★★★★★]

 日本カー・オブ・ザ・イヤー2025-2026の10ベストカーに選ばれたモデルですが、ズラリと10台並んだ際にセンスのよさでは、抜きんでて輝いていました。止まっていても躍動感を感じさせ、クロスオーバーSUVとは思えないスタイリッシュなフォルムと、欧州車らしいボディカラーは、眺めて納得。美しいのひと言です。

装備[★★★★★]

 最近のプジョーはスポーツ性をクローズアップしているように感じますが、こちらもクロスオーバーSUVとはいえ、コックピットを独立させたようなスポーティなデザインを採用。アンビエントライトを効果的に使い、ドアを開けた瞬間から美しい。高級時計バンドを彷彿とさせるシート柄も、ラグジュアリー感満点です。

使い勝手[★★★★★]

 小径ステアリングの上からメーターを見る格好になるiコックピットは、小柄な方、特に小柄な女性にはドライビングポジションが取りやすい優れもの。身長158cmの私も、とても運転がしやすいです。クルマの性格的にもラゲッジスペースが広いのも魅力。日常はもちろん、旅行にも威力を発揮してくれること間違いナシですよ。

編集部 レビュー

デザイン[★★★★★]

 実用車でありながら、フランス車らしさ、プジョーとしてのアイデンティティを主張し、特別さを感じさせてくれるデザインはまさに秀逸! 特にインテリアはコンセプトカーのようなスタイリッシュさです。それでいながら実用性を伴っているのが素晴らしく、後席も快適。ファミリーカーとしても合格です。

装備[★★★★★]

 運転支援技術、安全装備、そしてナビゲーションを含めたインターフェースといった従来フランス車が苦手としていた分野もしっかりと最新世代。多機能な純正ナビを選ぶこともできるほか、スマホ連携機能を活用すればハイコスパな運用もできます。上級グレードの「GT」は質感も高く所有欲を満たしてくれます。

使い勝手[★★★★★]

 独自のiコックピットは、ハンドルを回す量も少なく日常での取りまわしに優れています。また、多くの機能が運転席からタッチ操作や音声入力でコントロールできるのも魅力。後席と荷室空間が広いためファミリーカーとしても十分に活用できそう。荷物をたくさん積めるので、スポーツや趣味の相棒としても満足度が高いでしょう。

 

ライバルモデルをチェック!

フォルクスワーゲン ティグアン

 2008年の初代デビューから日本で多くのユーザーを獲得してきた実力派。VWのSUVファミリーで最も車体は大きく家族で乗るにも十分なスペースが用意されています。

新車参考価格帯:494万9000円〜666万4000円(ティグアン 全グレード)

 

ボルボ XC40

 カジュアルさと北欧ブランドならではのデザイン性が魅力のコンパクトSUV。小さくてもボルボが大切にしている安全性はフルスペック。モデルライフが長いだけに完成度は高い。

中古車参考価格帯:509万円〜639万円(XC40 全グレード)

 

文●竹岡 圭、ユニット・コンパス 写真●ユニット・コンパス、フォルクスワーゲン、ボルボ
※中古車参考価格は2026年1月グーネット調べ。 ※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2026年3月号「[プジョー 3008]自動車ジャーナリスト 竹岡 圭と巡る人気中古車実車レビュー【特別編】」の内容です)

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竹岡 圭(たけおかけい)

ライタープロフィール

竹岡 圭(たけおかけい)

ドキドキワクワクのクルマ選びから、愉しさ満喫のカーライフまでサポートする、幅広い活動を心掛けるモータージャーナリスト。バラエティ番組のMCを務める一方、官公庁の委員等も務める。レーシングチーム圭rallyprojectを主宰し、チームオーナー&ドライバーとしてラリーにも参戦中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)副会長。日本・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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ドキドキワクワクのクルマ選びから、愉しさ満喫のカーライフまでサポートする、幅広い活動を心掛けるモータージャーナリスト。バラエティ番組のMCを務める一方、官公庁の委員等も務める。レーシングチーム圭rallyprojectを主宰し、チームオーナー&ドライバーとしてラリーにも参戦中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)副会長。日本・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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