輸入車
更新日:2026.01.07 / 掲載日:2026.01.07
欲しくなる、このデザイン! 令和の“愛され輸入車”たち

デザインの力は偉大です【いつのまにか家族の一員に!愛着が持てる個性派モデル】
文●竹岡 圭 写真●ユニット・コンパス、フォルクスワーゲン、ヒョンデ ※ナンバープレートは、一部はめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2026年2月号「10年乗りたくなる傑作に出会う【惚れたら勝ち!】」記事の内容です)
いいクルマである前に、まず欲しいクルマかどうか。クルマの購入理由がデザインというのは、まったくもって当然だ。人気自動車ジャーナリストの竹岡 圭さんがリコメンドする愛され輸入車とは?
第一印象から運命を感じてしまうクルマたち
「クルマの購入動機は見た目が8割以上」というのは私の持論。デザインが持つ意味に納得して、なおかつ心動かされたモデルとして、間違いなく5本の指に入るのが、フォルクスワーゲン ID.BUZZです。街中で見かけただけで、きっと頬が緩んでしまうハズ。それが自分の愛車となったらなおさらですよね。
家族や仲間とお出かけするというのが、ミニバンの持つ大きな役割のひとつですが、そんなシーンは楽しいほうがイイに決まっています。それが乗り込むときはもちろん、インテリアを眺めているだけで、なんだかホンワカ気分になってしまう。いつのまにか笑顔にさせられてしまう。ここまでクルマの性格にピッタリな効能を持ち、乗員に魔法をかけてくれるデザインは、なかなかありません。
しかもそこに、これまでの長い系譜に裏打ちされたモチーフが使われているなんて、これからこのクルマと築いていく歴史への彩りが深まること請け合いです。
逆に新しい物として登場したのがヒョンデ インスター。これまでクルマにまったく興味を持たなかった方に「うわぁ、カワイイ~。これどこのクルマ?」と、何度か聞かれたくらい、多くの方に斬新なものとして映ったようです。最新のトレンドも押さえながら、インテリアにはひと昔前の流行り物を取り入れるなど、ちょうど昨今の昭和平成ブームにも当てはまったのかもしれませんね。
そしてオシャレ度の高さで際立って光るのはプジョー 3008。たたずんでいても風を感じるような躍動感のあるデザインは、最近のプジョーの真骨頂。キラキラと輝く様は、SUVとしてはかなりアバンギャルドですが、特徴的なi-コックピットともピッタリハマッていて、乗員の気持ちを盛り立てるSUVの新しい表現方法を見せてもらいました。
その意味ではキャデラック リリックも、その斬新な存在価値を見た目からアピールしています。デザインで心を動かされるステキな時代です。
Profile:モータージャーナリスト 竹岡 圭
カーライフのサポーターとしてTVやラジオ、自身のYouTubeチャンネルなどでもお馴染みの人気自動車ジャーナリスト。全日本ラリーにもチームを設立して参戦経験を持つ活動派。2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
[輸入車惚れ込みポイント]思わずひと目惚れする秀逸なキャラクター性

自社の歴史を上手に現代風にアレンジするデザインセンスは、まさに輸入車が大得意とするところ。たとえばID.BUZZは、最先端の電気自動車だけどワーゲンバスへのオマージュのおかげで、親しみやすさ抜群。積み重ねてきた歴史と伝統があるからこそ可能なワザで、簡単に真似できるものではありません。
NAVIGATOR’s CHOICE[by KEI TAKEOKA]
[フォルクスワーゲン ID.BUZZ]見ているだけで楽しい現代のワーゲンバス

静粛性の高さ&トルクの太さ。じつはEVは多人数乗りのためにあったのかもしれないと納得できるくらい、乗る人みんなが笑顔になれる1台。誰もがホッコリとしてしまうような、このデザインとの相乗効果で、ドライブの質を上げてくれること間違いナシです。5/7人乗りと、長さの違う2タイプのボディから、ライフスタイルに合わせてチョイスすれば、楽しい思い出が増えること間違いナシです。

[ヒョンデ インスター]新しいのに懐かしい愛されデザイン

軽自動車より大きく、いわゆる5ナンバーサイズより小さいという、絶妙なボディサイズと相まって、キュートかつユーモラスな相棒として、毎日を楽しく過ごせそうと感じさせる魅力は唯一無二のもの。安全&快適装備もフルパッケージなので、初心者向けEVとしてもオススメしやすいモデルです。コスメティックモデルとなる、SUVテイストのインスタークロスと、お好みでチョイスを。

[プジョー 3008]SUVなのに都会的 風を感じるステキな造形

汗の匂いのしないSUVとでも言えばいいでしょうか。最近のプジョー車に共通する、ライオンの爪で引っ搔いたようなモチーフを上手に取り入れながら、高級ホテルのエントランスでも見劣りしない、光り輝く躍動感を持つSUVに仕上げられているのは、さすがセンスのかたまり。デコラティブながらも重さを感じさせず、通りすがりでも印象に残すテクニックは見事というしかありません。
