輸入車
更新日:2025.06.14 / 掲載日:2025.06.14
メルセデス・ベンツ「GLC」 お買い得な新グレード登場、販売好調ぶりに加速?

MERCEDES-BENZ GLC / GLC Coupé【グーワールド コラム/ニューモデル】
文●ユニット・コンパス 写真●ユニット・コンパス、メルセデス・ベンツ
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(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年7月号の内容です)
販売好調のメルセデスGLC 新グレード「コア」に乗ってみた
今飛ぶ鳥も落とす勢いで売れている輸入車といえば、メルセデス・ベンツ GLCだろう。手頃なサイズのSUVながら、快適な走りを楽しめるクルマとして大人気なのはご存じのとおり。ちなみに日本では、昨年の外国メーカー車の年間登録台数でGLCは2位、ミドルサイズSUVとしては首位を獲得。SUVのシェアが年々拡大し、昨年は販売台数の半数を占めるなかでGLCの存在は非常に大きいものとなっている。そんな追い風のなか、メルセデスはさらなる攻勢をしかけてきた。それが「GLC 220 d 4MATIC コア」の追加である。
今回新たに追加された「コア」をひとことでいうならば、装備を厳選して価格を抑えたグレード。具体的には、2ℓディーゼル+4WDの「GLC 220 d 4MATIC」の標準ボディ(SUV)とクーペをベースに、ボディカラーを定番の「ポーラーホワイト」、「オブシディアンブラック」、「ハイテックシルバー」の3色に絞り込んで設定。インテリアは、本革のような質感が自慢のレザーARTICOを採用し、ブラックで統一(AMGラインパッケージを選べばネバグレー/ブラック内装を選ぶことも可)。また、トリムには、標準仕様ではシルバーグレーダイヤモンド、AMGラインパッケージではメタルウィーブをGLCとして初採用し、スポーティさに磨きをかけている。これらの魅力的な装備を採用しつつ、ベースモデルから50万円〜60万円ほど安い819万円(標準ボディ)〜866万円(クーペ)という魅力的な価格帯に抑えてきた。新車価格が軒並み高騰している昨今、このエントリーグレードの設定は朗報といえよう。
そんなわけで、今回はGLC 220 d 4MATIC コアに試乗することができたので簡単にレポートしておこう。ベースグレードから一部の装備が簡略化されているが、基本的に大きな違いはない。特にAMGラインパッケージは20インチホイールが装着されるので、見た目も文句なし。ISGを搭載するハイブリッドゆえレスポンスがよく、車高の高いSUVとは思えない軽快な走りが楽しめた。一方クーペはクラスを超えた存在感があり、スペシャルティカーファンなら選択肢に入りそうだ。
新グレードの投入で今後さらに勢いが増しそうなGLCから目が離せない。


