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更新日:2025.05.11 / 掲載日:2025.05.11
アウディ「Q6/SQ6 e-tron」日本上陸 BEVの最先端をいくプレミアムSUV

AUDI Q6 e-tron / SQ6 e-tron【グーワールド コラム/ニューモデル】
文と写真●ユニット・コンパス
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(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年6月号の内容です)
ミッドサイズの新型BEV アウディ Q6 e-tronがデビュー
ここ最近、アウディのニューモデル攻勢が止まらない。新型A5の発表に続き「アウディQ6 e-tron/SQ6 e-tron」が日本上陸、東京都内のTODAホール&カンファレンス東京にてお披露目されることになった。現在アウディにはQ2からQ8まで大小さまざまなQシリーズ(SUV)がラインアップされているが、今回追加されたのはQ6 e-tronと高性能版のSQ6 e-tron。その名称からわかるとおり、これらは電気自動車(BEV)。全長4770mm、全幅1940mm、全高1695mmのボディサイズはQ5よりひとまわり大きい。会場にはシルバーに輝くSQ6 e-tronが置かれていたが、実寸よりもいくぶん引き締まって見える。立体的な造形のシングルフレームグリルやサイドエアインテークがフロントフェイスを際立たせているほか、高い位置に配置されたデジタルデイタイムランニングライトもSQ6ならではの表情を与えている。
パワートレインは、高性能な電気モーターと新開発リチウムイオン電池を搭載し、ハイパフォーマンスと長い航続距離を両立している。グレード構成は後輪駆動の「Q6 e-tron」、4WDの「Q6 e-tron クワトロ」、4WDの高性能モデル「SQ6 e-tron」の3つで展開され、バッテリー容量は後輪駆動車が83kWh、4WDが100kWh。プレミアムセグメントのBEVは大容量バッテリー&高出力モーターが当たり前の時代になっており、Q6 e-tronシリーズもそのニーズに応えるスペックが与えられている。最高出力は最も高性能なSQ6 e-tronで360kW。馬力換算だと490馬力となり、ハイパフォーマンスSUVの仲間入りを果たした。
また、新開発された電子アーキテクチャー「E3 1.2」の導入も大きなトピック。「E3」というのはエンドツーエンドの電子アーキテクチャーを意味しており、インフォテインメントや運転機能から、将来の部分的自動運転に至るまで、すべての車両機能を制御しているという。より具体的なところではMMIパノラマディスプレイとMMIパッセンジャーディスプレイから構成されるデジタルステージで、インテリアの見どころとなっている。
Q6 e-tronの登場で、アウディのQシリーズがQ2からQ8まで欠番なく揃うことになった。特にBEVのSUVはプレミアムブランドのスタンダードとなっており、Q6 e-tronはその最先端をいく。なお、今後はQ6 スポーツバック e-tronの登場も控えているようで、そちらも気になる存在だ。


