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更新日:2025.03.30 / 掲載日:2025.03.28
革新への挑戦! ポルシェ、新型マカンを披露

文●ユニット・コンパス 写真●ポルシェ
桜が舞う夜の増上寺にポルシェが描き出したのは、伝統をふまえながら革新に向かう新型マカンの世界観でした。ポルシェにとって初のフル電動SUVとなる新型マカン、そのローンチを記念して行われたイベントについてレポートします。
勇気ある電気自動車への挑戦

通常の発表会はイベントホールなどで行われることが多いのですが、ポルシェジャパンからの招待状には、3月27日の夕方に港区の増上寺にてイベントが実施されると書いてありました。東京タワーをあおぐ増上寺の境内、オープンスペースを使うというだけでワクワクするのに、ウェルカムスペースには20台もの新型マカンオーナーの車両が並び迎えてくれたのです。この演出に驚かされました。それは、ポルシェが日本のポルシェファンに敬意を払っていることの証明であり、それに応えるオーナーたちの粋を感じたからです。
誘導を受け大殿前のスペースに移動すると、そこには主役である2台の新型マカンが待ち構えていました。迫力の太鼓パフォーマンス、そして書をつかったライブパフォーマンスが繰り広げられます。いずれも伝統的な分野でありながら今日的な工夫が込められたもので、新型マカンのキャラクター性を表現しているように感じました。

ポルシェのDNAを電動化により新たに定義した1台

新型マカンは、いうまでもなくポルシェの主力モデルです。新型がフル電動SUVに進化したことで、当初は驚かされました。しかし、今となってはポルシェジャパンが主導的な役割を果たしている150kW級の急速充電器を備えるプレミアム・チャージング・アライアンスの発展などにあるように、電気自動車を愛車にするための環境は整いつつあります。
イベントでは、ポルシェジャパンを始め、ドイツ本国のポルシェAGからもゲストが登場。とくにマカン製品ライン統括責任者であるイェルク・ケルナー氏は、「ミスターマカン」と呼ばれるほどの人物。

「新型マカンでは、フル電動化プラットフォームへの移行によって、特に走行ダイナミクスの面でこれまでにない可能性が広がりました。低重心化、最適化された重量配分、そして電動モーターによる瞬時のパワー供給により、新型マカンは極めて高いレスポンスを実現しており、純粋に走る楽しさを感じていただける1台に仕上がっています。さらに最大641kmという航続距離を備え、日常の移動はもちろんのこと、長距離ドライブも安心してご利用いただけます」と新型マカンの魅力を説明しました。



そして、新型マカン最大の魅力は?という質問に対して次のように回答しました。
「新型マカンが持つスポーティさ、そして実用性の絶妙なバランスこそが最大の魅力だと思います。ポルシェらしいダイナミックな走りをしっかりと感じられる一方で、日常使いにも耐えられる快適性、さまざまな用途で使える万能性もしっかりと備えている、まさに真のポルシェに仕上がっているのです。新たな時代を切り拓くこのマカンとともに、ポルシェの未来を、そして皆さまの毎日をさらに彩る時間。それが広がることを強く心から願っています」


スポーツカーブランドならではの高性能とSUVの実用性を高いレベルで実現させているのがマカンの魅力。新型では、電気自動車専用プラットフォームを採用することで、スポーツSUVとしてさらなるハイレベルな走行性能を実現。ロングホイールベース化とフラットなフロアにより、さらなる居住性と利便性の高さを手に入れました。また、スタイリングも、ニューモデルであることがひと目でわかる新しさがあり、非常に所有欲をくすぐられます。
「ミスター・マカン」が胸を張るスポーティさと実用性の絶妙なバランスとはどれほどのものなのか。購入したユーザーの感想が楽しみです。