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更新日:2025.04.09 / 掲載日:2025.04.09
走りが変わる!SUVのための賢いタイヤの選び方とおすすめ3選

SUVのための賢いタイヤ選択を考える
文●ユニット・コンパス 写真●フォルクスワーゲン、ブリヂストン、ダンロップ
※紹介している商品はすべてオープン価格
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年5号「売れているのにはワケがある![フォルクスワーゲンSUVの見どころ]」記事の内容です)
タイヤはクルマの性能を大きく左右する重要なパーツ。値段だけでなく、商品特性を正しく理解したい。また、中古車の場合はタイヤの寿命が近づいているケースもあるので注意したい。
装着するタイヤによって行動範囲が大きく変わる
タイヤには寿命がある。使用状況にもよるが、一般的には4年から5年で交換時期を迎える。タイヤの素材であるゴムは、路面との摩耗だけでなく、酸素や熱、紫外線などによる影響で徐々に劣化するからだ。
劣化の兆候としては、タイヤ表面のひび割れがわかりやすい。小さなひびがやがて大きく、深く成長していく。パンクやバーストのリスクを考えると、こうなる前に交換したい。また、外観に劣化が見られなくても、分子構造が変化し柔軟性が失われた状態で使い続けるのは不適切だ。
新車からだと2回目の車検、中古車の場合だと初度登録から5年経ったクルマは、もう交換時期だろう。
そのときに考えてほしいのが、「夏タイヤ+冬タイヤ」か「オールシーズンタイヤ」という選択。上手に選べば、維持費を節約できるからだ。
最も贅沢なのが、純正タイヤの新品とスタッドレスタイヤの組み合わせ。夏タイヤについては、荷重指数などを守れば、より自分の使い方にマッチした商品にしてもいい。
一方で、オールシーズンタイヤも進化している。積雪路に対応する「スノーフレークマーク」付きであれば、急な降雪でも安心だ。だが、性能は専用品であるスタッドレスにはかなわないので過信は危険。
クルマの使い道や居住地域に合わせて、無駄なく、なおかつ安心できるタイヤを選んでいただきたい。
あなたはどっち?夏タイヤ+冬タイヤ派 or オールシーズンタイヤ派
夏タイヤ+冬タイヤ
[ブリヂストン デューラー H/L 850]上質な走りと低燃費を両立させるプレミアムタイヤ

静粛性にこだわったSUVのためのプレミアムタイヤ。走行中の振動やノイズを抑えることで上質な走り味を提供。従来品との比較では15%のノイズ低減が確認されている。さらに低燃費性能や耐摩耗性能も進化させた総合能力の高さも魅力。
[ブリヂストン ブリザック DM-V3]SUV専用ブリザックのトップモデル

雪国での高い装着率を誇るブリザックシリーズ。SUV向け製品の最高峰となる「DM-V3」では、氷上ブレーキ性能がさらに進化。いざというときにしっかりと停止できる安心感を提供する。また、従来モデルよりもロングライフで経済的だ。
オールシーズンタイヤ
[ダンロップ シンクロウェザー]凍った路面にも対応する新世代オールシーズンタイヤ

水や温度に反応してゴムの性質を変化させる新技術「アクティブトレッド」を採用。「スノーフレークマーク」に加えて氷上性能を証明する「アイスグリップシンボル」も刻印されている。これまでのオールシーズンタイヤの常識をくつがえす注目商品だ。