輸入車
更新日:2022.12.05 / 掲載日:2022.12.05

メルセデスAMG SL 伝統と最新技術を融合した新世代スーパーカー

メルセデス・AMG SL 新車価格:1648万円(SL 43)

MERCEDES-AMG SL【グーワールド コラム/ニューモデル】

文と写真●ユニット・コンパス
問い合わせ:メルセデス・コール TEL:0120-190-610 URL:https://www.mercedes-benz.co.jp
(掲載されている内容はグーワールド本誌2023年1月号の内容です)

F1テクノロジーを採用 伝統と革新の7世代目が登場

 AMGの創業55年というアニバーサリーイヤーにふさわしいクルマが登場した。メルセデスのビッグネームである「SL」が、メルセデス・AMG専用モデルとして完全独自開発されフルモデルチェンジしたのだ。
 SLといえば、スーパーカーの元祖と主張する声もあるほど、メルセデスだけでなく自動車史的な観点から見ても特別な1台だ。1950年代、戦後のどん底から這い上がったメルセデスは、自らの技術力をアピールするべく、モータースポーツの世界に市販の3Lセダン(300)をベースに開発した1台のスポーツカーを送り込んだ。「300の軽量スポーツカー(Sport Leicht)」という意味を込めて300 SLと命名されたそれは、ル・マン24時間レースに勝利し、当時最高峰のスポーツカーレースだったカレラ・パナメリカーナでも優勝。特徴的なガルウイングドアのインパクトもあって、その市販化を求める声が集まることになる。
 こうして誕生したロードバージョンが名車として歴代愛されてきたのはご存じのとおり。では、新型7代目はどのようなクルマなのだろうか。
 「ラグジュアリースポーツ」とカテゴライズされた新型は、2+2シーターのパッケージを採用。AMGによって開発された専用プラットフォームは軽量かつ高剛性で仕上げられているという。屋根をソフトトップとしたことも軽量化につながった。搭載するエンジンには、F1の技術に由来する「エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャー」を採用。これは排気エネルギーが少ない領域ではモーターでコンプレッサーを駆動させるシステムで、ターボラグを解消しレスポンスに優れたドライビングを提供するという。
 デザイン面でも見どころがある。アナログとデジタルを融合した「ハイパーアナログ」デザインのインテリアがそれで、300 SLをオマージュしながらもラグジュアリーで快適な空間とした。
 伝統を受け継ぎながら、最新の技術とデザインを融合させた新世代のSL。伝説の続きを楽しめるのは、クルマ好きとしてこの上ない幸せだ。

伝説の300 SLも登場。アイコンとなったガルウイングドアは、ボディ剛性を確保するためにサイドシルが太くなりすぎ、通常のドアが取り付けられなくなったことから生まれたアイデアだった。
フロントグリルは1952年発表の300 SLプロトタイプがモチーフ。
室内には11.9インチの縦型ディスプレイを採用。歴代モデルをモチーフとしながら、最新技術を取り入れた。エンジンは2L直4直噴エンジン+BSGで最高出力は381馬力。0-100km/h加速は4.9秒(欧州参考値)となっている。
発表会では新型SLの発売を記念してシンガーソングライターのiriが書き下ろした新曲「friends」も披露された。
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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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