【新車購入】読者から寄せられた値引き自慢

From福岡県
TOYOTA C-HR
ハイブリッドG
車両本体価格　292万9200円
トータル値引き　38.9万円
値引き率　11.4%

なじみの営業さんが相手なので
浮気性を演じようと心がけました

　家内が使っているプリウスαの車検切れが近づいてきたので、買い替えを検討。菅田将暉さんが出演するカローラスポーツのＣＭを見て「これかっこいいね！」との一言から、付き合いのあるトヨタにて試乗。しかし、乗り心地がややスパルタンなのとプリウスαに比べると視点が下がるのがネックとなって断念。かわりにＣ-ＨＲが浮上してくる。なじみの営業さんからは「今日、決めないと車検切れに納車が間に合わなくなる」と食い下がられたが、翌週、大規模なフェアが実施されるとのことなので、他社との競合をにおわせて、のらりくらりと返答を回避。別れ際「あとは決め手になる一言だけですよ。フェアで会いましょう」とプレッシャーをかけておく。
　フェア当日、車両本体から32万8960円引き、付属品40万140円から6万円引きが飛び出す。ヴェゼルやＣＸ-5も試乗してみたが、やはりＣ-ＨＲがいい。なにより営業さんの人柄に惹かれているので、迷うことなく決めた。なお、プリウスαは買い取り専門店を集めたオークションにて190万円（下取り140万円）で売却。

値引き採点　5
「競合をにおわせて、いったん態度を保留し、フェアに出向いて一気に決着をつける」という戦術が功を奏しています。値引きもさることながら、下取り車の処分の仕方がたいへん上手でした。

From京都府
NISSAN セレナ
e-POWERハイウェイスターV（7人）
車両本体価格　340万4160円
トータル値引き　43.9万円
値引き率　10.2%

効き目は抜群！　ショック療法、
「今までの最高額を出します！」

　本命はセレナe-POWER。しかし「ガソリン車なら頑張れるが、e-POWERは大きく値引きできない」とのこと。一方、ステップワゴンはホンダ2社と商談したところ大幅な値引きとなる。
　そこで、日産に「気持ちはホンダに傾いている」と伝えると、危機感をあらわにした営業マン氏が反撃を開始。
セ「Xさん、セレナe-POWERで今までの最高値引き額を出します！」
　最終的に車両本体とメーカーオプション31万8600円から23万8767円引き、付属品58万3411円から20万円引きとなった。車庫証明費用と納車費用はカット。最後にガソリン満タンをお願いし、何とかＯＫとなる。
　なお、下取り車は複数の買い取り専門店を回って153万5000円（日産の査定120万円）で売却した。

値引き採点　5
ショック療法が見事に決まっています。レポートにもあるようにe-POWERは強気な売り方をしてくるケースが目立ちます。40万円引き／10％を超えたら文句なしのウルトラＣです。

From埼玉県
HONDA ステップワゴン
スパーダクールスピリットホンダセンシング（7人）
車両本体価格　317万5200円
トータル値引き　60.4万円
値引き率　15.3%

超えていけ、2年前を！
超えたぜ、値引き率15％！

　2年前に購入したヴェルファイアをワンサイズ小さいミニバンに買い替えることに。
　狙いはヴォクシーとステップワゴン。値引きの目標は「ヴェルファイア購入時の49万円を上回る」こと。
　ヴォクシーは3店舗と商談するが、どこも45万円引きでストップしてしまった。
　ステップワゴンは「ナビクーポン15万円」のキャンペーンを実施中。5店舗と商談して競合に持ち込んだ結果、車両本体値引き45万3908円、付属品（75万9348円）値引き15万円（ナビクーポン分）で、合計60万3908円引き＋ガソリン満タンサービスとなった。目標を大きくクリアしたので契約。
　なお、ヴェルファイアはネット一括査定によって買い取り専門店6社を競わせて、380万円（下取りの最高額は340万円）で売却した。

値引き採点　5
大盤振る舞い中のステップワゴンとはいっても、60万円超が取れたら大成功。値引き率はウルトラＣクラスの目安である15％を超えています。下取りの380万円もかなり高取りです。

From宮城県
SUZUKI ソリオ
ハイブリッドＭＺ
車両本体価格　195万4800円
トータル値引き　25.4万円
値引き率　11.3%

トヨタを先行させてスズキを叩け！
決め手はクルマ酔いと母上の好み!?

　愛車デミオは13年目に突入、走行距離は12万km。ついに買い替えを決意しました。
　スペイドと2回目の交渉。ソリオとの競合を伝えて「正直迷っていますが、今週末には契約します」とやると、値引き＋下取り（査定はゼロ）の合計で9万9000円を提示。支払い総額は210万円。
　ソリオにも2回目の商談で、同じことを告げる。すると、値引き＋下取り30万4492円、支払い総額211万円を出してきました。
　結局、スペイドを試乗した際、自分が車酔いし、さらに後席に同乗した母が気に入らなかったことが決め手となりソリオに決定。注文書には車両本体から11万5712円引き、付属品29万9398円から13万8780円引き、下取り5万円となっていました。なお、持ち込み冬タイヤの取り付けはサービス。

値引き採点　4
トヨタを先行させてスズキを叩くという戦術が効果をあげています。値引き25万円超なら文句なしの特上クラス。下取り車はおそらく海外輸出を前提として5万円を付けたのではないでしょうか。

From宮城県
SUBARU XV
2.0i-Sアイサイト
車両本体価格　280万8000円
トータル値引き　37.9万円
値引き率　10.8%

えっ!?　まさかの一発満額回答……
しまった！　もっといけたかも？

　11年落ちのハリアーをダウンサイジングすることに。
　ヴェゼルも検討したが、本命はXＶ。スバルが提示してきた下取り額は20万円で、ホンダと同額。値引きなしの総額は330万円超。
セ「Xさん、いくらなら決めていただけますか？」
X「ヴェゼルも考えているけれど、300万を切れば、だいぶグラグラきますよ」（笑）
　すると、セールスさんはいったん奥に引っ込み、しばらくして戻ってきた。提示してきた条件は300万円ジャスト！　しまった！　もっとふっかければよかった……と思いつつ、気持ちはXＶにまっしぐら。付属品を追加してさらに上乗せを迫った結果、車両本体から15万円引き、付属品70万8037円から22万9098円引き、下取り33万3630円でサイン。車庫証明／納車費用はカット。

値引き採点　4
セールスマンが「いくらなら？」などと言ってきたら“無理め”の数字をぶつけてズバリと迫るのがコツです。このケースではダメもとで「280万円なら即決」くらいは言ってもよかったかも？

From北海道
SUZUKI クロスビー
MZ
車両本体価格　224万3160円
トータル値引き　32.0万円
値引き率　12.8%

担当さん曰く「Xさんはクロスビーを
北海道で一番安く買ったと思います」

　スズキＡ店にてクロスビーに試乗、大いに気に入った。しかし「人気車なので安売りできない」とのことで、値引きはキャンペーンの10万円のみ。しかも「納期の関係でキャンペーンが適用にならないかも」と言われる。
　暗い気持ちで、別会社のスズキＢ店へ。Ａ店より条件は良く、ようやく本気で商談ができる素地が整った。
　別の日にスズキＣ店へ。クロスビー同士の競合を伝えると、俄然やる気をみせてきた。そこで、Ｂ店とＣ店の一騎討ちに持ち込む。
　その結果、Ｃ店と最終決戦。実印をちらつかせ、上乗せを迫ったところ、車両本体から21万6654円引き、付属品25万344円から10万3240円引きを提示。さらにこちらから何も言わないのに「満タンで納車します」とのこと。気持ちよく、押印しました。

値引き採点　5
クロスビーの最大の敵はクロスビーです。経営資本の異なるスズキ同士の競合を上手にあおって攻略に成功しました。ほとんど値の付かない下取り車に5万円が付いているのも評価します。

From高知県
TOYOTA カムリ
WS
車両本体価格　367万2000円
トータル値引き　31.0万円
値引き率　7.4%

「無理」が通るのは3回まで!?
カムリから合計38万円引き！

　14年落ちのパッソを下取りに出してカムリを購入することに。早速、パッソの担当セールス氏と商談を開始。しかし、なかなか具体的な値引き条件を出してこない。
X「では、希望の支払い総額を伝えます。370万円！」
セ「ゼッタイに無理です」
X「380！」
セ「……ムリです」
X「390！」
セ「……むりです……」
X「じゃ400！　ＯＫなら他店との交渉はやめます」
セ「……相談させてください」
　いったん帰宅。夕刻、担当さんが来訪して「やらせていただきます！」。なお、注文書の条件は車両本体とメーカーオプション48万6000円／付属品4万7952円から30万9652円引き、下取り3万円。これとは別に付属品11万9772円から7万1820円引きとなっていた。

値引き採点　5
ここでは割愛しましたが、過去の交渉歴を伝えての攻撃は“さすが、ベテラン”と唸らせるテクニックでした。別買いの付属品の値引きを含めると、総額は38万円引きを超えています。

From岐阜県
HONDA N-BOX
カスタムＧ Ｌターボホンダセンシング
車両本体価格　192万7800円
トータル値引き　22.1万円
値引き率　9.5%

「予算？　少しでも安いほうがいい！」
X氏を読んで覚えたセリフです（笑）

　社会人になって「次のクルマは新車を買う！」と決意しました。以来、狙いはN-BOXカスタム一本です。
　近所のホンダＡ店で商談。
X「今乗っているラパン（12年超）の車検が10か月も残っているので急いではいません。でも、安くなるなら年内に決めてもいいかも……」
セ「ご予算は？」
Ｘ「少しでも安いほうがいいですね」
父「軽といってもＮ-ＢＯＸはけっこう高くなるからなあ」
セ「頑張ります！」
　別会社のホンダＢ店と商談すると「支払い総額230万円が限界」とのことでした。
　ホンダＡ店と最終交渉。競合を伝えると、車両本体15万円引き、付属品（40万8456円）7万866円引き、支払い総額228万円＋ガソリン満タンとなったので契約しました。登録は新年です。

値引き採点　5
経営の違うホンダで限界値を聞いてから、最終商談を仕掛けたのが勝因です。父上のサポートも評価します。付属品を40万円も付けているとはいっても、合計22万円引きなら大成功です。