新型車比較・ライバル車対決
更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.12
新型ロッキー/ライズ五番勝負【三】vs ヤリス クロス『トヨタ陣営同門対決』

公道試乗に続いては、気になる部分にフォーカスして比較判定!!
ライバル車も引き合いに、多様な視点から新型ロッキー/ライズに迫る。
●文:川島茂夫
DAIHATSU / TOYOTA ロッキー/ライズ


/TOYOTA ライズ ●価格:170万7000〜232万8000円
TOYOTA ヤリス クロス
ヤリスをベースとして
デザインにとどまらず
使い勝手を大きく改善
後席スペースや積載能力からパーソナルカーの傾向が強いヤリスをベースとしつつ、ボディ後半の設計を変更して汎用性をアップ。最低地上高や4WD機能にも差を付け、SUVらしい仕上がりとした。エンジンは1.5ℓで、ガソリン/ハイブリッドともに4WDを設定。



【勝負三】トヨタ陣営「同門対決」vs ヤリス クロス
e-SMARTにとって
最強のライバル車だ
ロッキー/ライズのハイブリッド車にとって最強のライバルがヤリス クロスだ。ヤリス クロスがトヨタセーフティセンスやDAを標準装着することもあり、価格差は10万円にもならない。同等と言ってもいいレベルだ。車格はヤリス クロスが上。動力性能は低中速域ではロッキー/ライズに分があるが高速域ではヤリス クロス。燃費の傾向も同様だろう。ヤリス クロスは長距離の実燃費ではコンパクトSUVで最も優れている。ガソリン2WDの燃費値は及ばないが、ヤリス クロスの方が力感とドライバビリティの洗練感で上回っている。キャビンスペースに大きな違いはなく、装備の拡張性はヤリス クロスが勝る。ロッキー/ライズが明確に有利と言えるのはひと回りコンパクトなボディサイズと周辺視界の良さがもたらす取り回しくらいになってしまう。
車格と性能をベースにした買い得感ではヤリス クロスを推すが、どちらを狙うにしても購入価格も含めた2車の詳細比較は必須。とくに走りの志向も似ているハイブリッド車は悩みどころだ。
【判定】取り回し以外はヤリス クロスが優位だが、価格を考慮すれば詳細な比較に値する
同じハイブリッドでもタイプが違う


同縮尺で見比べてみると…


■ハイブリッド車 主要諸元比較

価格帯はオーバーラップ


ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。