新型車比較・ライバル車対決
更新日:2019.02.18 / 掲載日:2019.02.18
【VOLKSWAGEN ポロ】厳選オススメモデルはこれだ!【PICK UP15】

VOLKSWAGEN ポロ

●価格帯:211万9000~348万円
■主要諸元(TSI コンフォートライン)●全長×全幅×全高(mm):4060×1750×1450 ●ホイールベース(mm):2550 ●車両重量(kg):1160 ●パワートレーン:999cc直3DOHC直噴ターボ(95PS/17.9kg・m) ●JC08モード燃費:19.1km/L ●燃料タンク容量(L):40[プレミアム] ●最小回転半径(m):5.1 ●最低地上高(mm):140
1L3気筒のダウンサイジング ターボは高速も峠も余裕あり

従来の1.2Lエンジンよりも5PS/1.6kg・m向上した新開発の1LTSIエンジンを搭載。7速DCTは低回転域を多用する制御になっており、余力感と静粛性を両立させている。
軽量コンパクトでありながら 落ち着いた乗り味を示す
日常域でも荒さがなく、深いストロークを使う乗り心地ながらも、高速コーナーでも落ち着いた操縦性と安心感がある。トルクの余力感もあって、コンパクトサイズながら快適なツーリングも楽しめる実力派だ。
多車種展開が可能なMQBを 採用した新世代シャシー
新採用のモジュラー式プラットフォーム・MQBは、前後オーバーハングやホイールベースなどの寸法設定が自由。
ボディは従来より低くワイドになり、リヤランプはLEDに。
水平基調のダッシュボードに 情報&操作系を機能的に配置
ディスプレイと操作パネルを高めに置き、主な操作系を集中配置。
VWの最新ナビシステム「Discover Pro」の8インチ画面はドライバー側に傾けて配置される。
MQBの採用により 最新機能にも対応

先行してMQBを採用済みのゴルフやパサートと同じプラットフォームとなったことにより、安全&運転支援機能もそれらの上位モデルと同じものが搭載可能となっている。
新世代アーキテクチャーで 先進装備にも対応
VWのラインナップでは、アップ!とゴルフの中間に位置するが、アップ!がタウンユースに特化していることもあり、ポロもエントリークラスを担っている。もう少し違った言い方をするならば、ゴルフのダウンサイジングモデルと考えてもいい。
とはいえ現行型の全長は4m強であり、キャビンは不足はないとはいえ、大人4名乗車時では悠々ゆったりとは言えないレベル。荷室にしても同様で、4名乗車時などでは不足を感じることもある。
パワートレーンは1L3気筒のダウンサイジングターボ。7速DCTとの組み合わせで、小気味よいドライブフィールと高速走行もこなす動力性能を備える。3気筒としては振動も少なく、街乗りから長距離、山岳路まで扱いやすい。また、フットワークは最近のVW車らしく穏やかな乗り心地を重視する特性だが、歴代ポロが十八番としてきた高速操安性も引き続き良好だ。
安全&運転支援機能は、全車速型ACC、BSMなどを設定しているが、車線維持支援機能はない。また、ACCも最上級グレードのみ標準で、中間グレードではOP設定となる。このあたりはエントリーモデルを意識してしまう。
ライバルモデルも見逃せない

●価格帯:139万3200~227万8800円
国産プレミアムコンパクトの代表格。1.5Lディーゼルエンジンは低回転からトルクフルで、余裕のある走りをもたらす。ガソリン車は’18年の改良で1.3→1.5Lとなっている。
スペースには余裕がないが ディーゼルの動力にはゆとりあり

対ポロに限らず、ウイークポイントになるのがキャビンユーティリティ。ただし、装備や内装の質感はポロより勝っている。走りについては乗り心地が若干硬めだが、操安性はポロ以上に安心感がある。動力性能はガソリン車だと負けるが、ディーゼルターボ車はゆとりで上回る。
ポロのオススメグレードは? TSI コンフォートライン

安全&運転支援機能の充実を求めるなら、ACCも標準となる最上級グレードを選ぶのも手だが、中間設定のコンフォートラインも基本装備は充実しており、これをベースに必要な機能をOPで追加していくのがオススメだ。