新型車比較・ライバル車対決
更新日:2019.02.16 / 掲載日:2019.02.16
【TOYOTA アルファード/ヴェルファイア】厳選オススメモデルはこれだ!【PICK12】

TOYOTA アルファード/ ヴェルファイア

●価格帯:337万6080~ 750万2760円 (アルファード/ヴェルファイア)
■主要諸元(HYBRID G “Fパッケージ”) ●全長×全幅×全高(mm):4945×1850×1950 ●ホイールベース(mm):3000 ●車両重量(kg):2190 ●パワートレーン:2493cc直4DOHC(152PS/21.0kg・m)+ツインモーター(フロント:105kW/270N・m、リヤ:50kW/139N・m) ●JC08モード燃費:18.4km/L ●燃料タンク容量(L):65[レギュラー] ●最小回転半径(m):5.6 ●最低地上高(mm):165
3.5L・V6DOHCは、2018年春先のマイナーチェンジでD-4SやデュアルVVT-iが採用された新世代型にアップデート。301PS/36.8kg・mとスポーツモデル顔負けのスペックを発揮する。
アルファード(左)とヴェルファイア(右)の違いは、外装意匠だけ。
グレード構成も機能や装備もまったく同じものが搭載されている。購入の際は顔が好みの方を選べばOKだ。
ハイブリッド&V6車は上級モデルにふさわしい走り
直4の2.5L車でも十分だが、小気味よい余力感と燃費に優れるハイブリッド車と、重質なエンジンフィールが楽しめるV6車も魅力的な存在だ。高速での安定性と作動領域の広いLKAの相乗効果もあり、ツーリング適性もなかなか優秀。
豪華内装は、アル/ヴェルだけの特権
最上級ミニバンの代名詞だが、グレードごとに内装の仕立ては大きく変わる。できればセカンドシートが電動オットマン付きのキャプテンシートになるグレードを選びたい。
豪華なキャビン空間は所有欲を大いに満たしてくれるだろう。
第二世代のトヨタ・セーフティセンスを標準装備
ミリ波レーダーと単眼カメラによる検知能力が向上したことにより、夜間歩行者認識も可能となった。安全機能の大幅向上も現行型の大きな強みになっている。
半自動のステアリング操作で、高速道路の走行を強力にサポートしてくれるレーントレーシングアシストは、全グレードに標準設定。他社の同機能と比べてもトップクラスの性能だ。
最新の安全&運転支援装備は 高級車にふさわしい完成度
アルファード/ヴェルファイアは「走る談話室」「走る執務室」「走る隠れ家」である。ミニバン最大級のキャビンは、そこに集う者の寛ぎの時間のためにある。
寛ぎの空間を最優先した室内設計を実現するため、積載性や多用途性はあまり考慮されていない。むしろ汚れを嫌うタイプであり、それもユーティリティ系のミニバンと異なる部分だ。高級に対する価値感を重視するならば、クラウンと並ぶ高級車の柱と考えてもいいだろう。
パワートレーンも2.5Lと3.5Lのガソリン、2.5L+電動4WDを組み合わせたハイブリッドを設定。動力性能的にはハイブリッドでも十分だが、あえてV6の3.5Lを選べるのは、いかにも高級車らしいこだわりだ。
安全&運転支援は、新世代トヨタ・セーフティセンスが最初に投入されたモデルでもあり、全車速型ACCや走行ライン制御型LKAを採用。トップクラスの性能と機能が与えられている。大柄な車体での取り回しを向上させるモニターやセンサー類も用意される。ハードウェアのスペックや機能内容からも、高級車と呼ぶにふさわしい内容が与えられたモデルである。
ライバルモデルも見逃せない TOYOTA アルファード/ ヴェルファイア(前期型)

デザインの違いを除けば その差は安全&運転支援の 優劣のみ
乗り換え需要も多いモデルだけに、2018年初頭のマイナーチェンジ以前の前期型との違いは、どうしても気になる。すでに前期型で利便快適性や走行性能は完成の域に達していたためさほどの差はないが、大きな違いがあるのは運転支援機能。前期型もACCやLKAは備えていたが、最新仕様の新型に比べると、大きく見劣りしてしまう。
アルファードのオススメグレードは? ハイブリッド G Fパッケージ

実用性重視ならば2.5L車でいいが、実は上級グレードが選べない。6気筒のエンジンフィールは魅力的だが、燃費とドライバビリティはハイブリッド車が上。ならではの贅のバランスを楽しめるG Fパッケージをオススメしたい。