【VOLVO XC40】厳選オススメモデルはこれだ！【PICK UP5】

　一般的なドライバーでも扱いやすい。さらに乗り味は、コンパクトSUVとしては重質な乗り味を持つことも魅力。ACCやLKAなど運転支援機能の使い勝手の良さも見逃せない美点だ。

　第一の魅力は輸入プレミアムSUVながら389万円からという手頃感のある価格設定。ベーシックな標準仕様でも、対向車衝突回避支援や道路逸脱回避支援機能まで備えるなど、最高水準の安全&運転支援機能を持つインテリセーフが標準装備となる充実の内容だ。

　パワートレーンは全モデルとも2Lターボ／8速ATを採用し、標準型（T4系）と高出力型（T5系）を選ぶことが可能。4WDシステムは電子制御型だが、最低地上高は荒れた未舗装路にも余裕十分の210mmが確保されるなど、一定以上の走破性も併せ持つ。

　長距離ツーリングからアウトドアレジャーユースまで、ユーザーが求める状況にキチンと応えてくれる、実力派モデルである。

　尖ったスポーツ性を抑えつつ快適性とゆとりを高めているのが最近のBMW車であり、X1／X2シリーズも同様。それでもXC40よりはスポーツ&スペシャリティ感は強め。この辺りは好みの分かれるところだ。ただ運転支援機能はXC40に比べると凡庸な印象だ。

　コストパフォーマンスは標準仕様車が優れるが、レジャー用途を前提にすれば4WD車を選びたい。また、4WD車は悪路対応力だけでなく、加減速の揺れの収束性にも優れ、走りの質感が向上することも魅力だ。