新型車比較・ライバル車対決
更新日:2026.08.18 / 掲載日:2026.08.18
新型エルグランドのすべて《ライバル比較 vs アルファード/ヴェルファイア》
NISSAN 新型エルグランドのすべて
《7月16日発表》《689万7000円〜》
2010年の現行型デビューから16年、日産・エルグランドが満を持してフルモデルチェンジ! 正式発表モデルライフが長かった日産の最上級ミニバン・エルグランドが満を持してフルモデルチェンジ! 走りの良さにこだわる姿勢はそのままに、e-POWER+e-4ORCEの相乗効果で勝負を掛ける。もちろん最上級ミニバンならではの居住性にも妥協は許されない。絶対王者のアルファード/ヴェルファイアへの会心の一撃となるか。前に開催された事前試乗会で新型の実力を探った。
●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之/澤田和久
※ロケ写真の車両はプロトタイプ
※本記事の内容は月刊自家用車2026年9月号制作時点(2026年7月中旬)のものです。
プレミアム市場では十分対抗できる実力あり
ショーファー用途への適応をはじめ、現在の最上級1BOX型ミニバンのニーズはその多くがアルファード系によって構築されたといってもいいだろう。中でも2列シート(4座)を積極的に展開したレクサスLMはショーファーカーのイメージを大きく変えることに成功している。同時に手頃な価格のガソリン車も用意し、主戦場であるファミリー&レジャー用途にもしっかり対応。HEV系にはPHEV仕様も用意し、ヴェルファイアにはスポーティなターボを設定。最上級1BOX型の需要に網羅的に対応し、まさにアルファード軍団に死角なし、だ。
一方、エルグランドはアルファード系とは対象的な少数精鋭型。カスタマイズモデルにより嗜好的な拡がりを与えているが、いずれも路線的にはプレミアム志向。実用性を重視してコスパ視点で選ぶには厳しいグレード展開だ。
ただしプレミアム志向に絞れば同市場を席巻してきたアルファード系と互角以上に戦える。エルグランドの強味は走りも含めたプレミアム性であり、ドライバーのための安心感やファントゥドライブ、同乗者の快適性とくつろぎを最上のレベルで提供できるパッケージに注力したラインナップなのだ。
価格的にはアルファード系のHEVとPHEVの中間に収まり、HEV同士ではエルグランドのほうが多少割高な印象を受けるが、高出力後輪駆動モーターのe-4ORCEなど走行性能面のアドバンテージを考えれば価格差は納得出来るものだ。
アルファード系との選び分けは予算次第なのだが、プレミアム性を主とした選択ならばエルグランドは互角以上の魅力がある。
NISSAN 新型エルグランド
●価格:689万7000円〜757万9000円 ●発表年月:’26年7月

TOYOTA アルファード/ヴェルファイア
●価格:559万9000円〜1069万9700円/674万9700円〜1089万9900円 ●発表年月(最新改良):’23年6月(’26年6月)

《ライバルチェック》TOYOTA アルファード/ヴェルファイア
その勢力は衰え知らず。長期政権のミニバン王
販売チャンネルの統合後もエクステリアと一部のパワートレーンが異なる2系統をキープ。迫力のある外観、余裕たっぷりの室内空間に豪華なキャプテンシート、もちろん上級装備も満載する。エグゼクティブをも満足させる内容でLクラスミニバンの代表と言える存在だ。多彩なパワートレーンを搭載し、価格の幅が広いのも強みとなっている。









アルファード スペーシアスラウンジ《by トヨタ車体》
●価格:1485万〜1276万9000円(持込登録) ●発表年月(最新改良):’24年12月(’26年6月)


ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。