新型車比較・ライバル車対決
更新日:2026.03.24 / 掲載日:2026.03.24
トヨタ主力SUV比較[新型RAV4/ハリアー/クラウン×2]〜コンセプト&プロフィール〜
《2026最新版》国産人気SUV“気になるライバル”大研究
今や乗用車の中心ジャンルと言っていいSUV。車種数も拡大の一途で、同じメーカーやグループ内に複数のモデルが並ぶ。今回は同じブランドや同じプラットフォームなど、関わりの強いモデルを集めて一覧比較してみる。
●文:川島茂夫/渡辺陽一郎
※本記事の内容は月刊自家用車2026年4月号制作時点(2025年2月中旬)のものです。
TOYOTA 主力SUV比較研究《コンセプト&プロフィール》
クロスオーバー系の中心は新世代のRAV4だ
OEMを除いたトヨタの乗用車プラットフォームSUVはヤリスクロスからクラウン系までラインナップするが、その中心的な存在となるのがFMCしたばかりのRAV4だ。全長4.6m×全幅1.9m弱の車体寸法はキャビン実用性や悪路も含む走りの柔軟性に優れ、アウトドア志向のレジャー用途にバランスのいいミドルSUVらしい設定だ。
興味深いのはトヨタがRAV4と同クラスにもう1モデル展開していることだ。認知度ではRAV4に勝るとも劣らないハリアーである。ハリアーは先代RAV4の姉妹車とも呼べるモデルであり、プラットフォームやパワートレーンなどの多くのハードウェアを共用している。ただし、コンセプトが違う。RAV4がSUVのカテゴリーコンセプトに忠実、つまり悪路走破性を必要とする機能志向のレジャーワゴンだ。一方、ハリアーは悪路走行にも対応しているが、オンロード用途を基本ステージにしたプレミアム感を売りにしたラグジュアリーワゴン志向である。悪路性能などで極端な違いがあるわけではないが、キャラ付けが対象的であり、それは外観の差を見れば一目瞭然だろう。
この2車の上位に位置するのがクラウンのスポーツとエステートだ。新世代クラウンとも言える横置きエンジンプラットフォームを採用し、全モデルにE-Four、つまり2モーター(eアクスル)式の4WDを採用している。なお、最低地上高は190㎜のミドルSUV2車に対して、スポーツ(HEV)が160㎜、エステート(同)が175㎜。オンロード特化というほどではないがミドルSUV2車に比べるとオンロード寄りなのは間違いない。もっとも、現実的な用途でハードなクロカン性能を求めるユーザーは考え難く、クラウンのプレミアム性とバランスの取れた悪路対応力とも言える。
TOYOTA 新型RAV4

3タイプ設定で幅広いユーザーにアピール
アウトドアレジャーで使いやすい車体サイズや悪路対応力など上手にバランスさせた設計が特徴だ。ハードウエア面の進化が新型の注目点だ。e-アクスルや新たに開発されたシステムなど、スペックに表れない部分も含めて次世代型となった。また、Z/アドベンチャー/GRの3タイプのキャラを用意し、嗜好的選択範囲が拡大したのも見所だ。
TOYOTA ハリアー

ラグジュアリーワゴン系クロスオーバーのパイオニア
初代は乗用車プラットフォームSUVの元祖だったが、当時からラグジュアリーワゴン志向が強く、4ドアクーペ的スタイルの先代は特にその感が強い。ただし、現行型は先代RAV4とハードウエア的にも同等の関係にあり、190㎜の最低地上高などオンロード特化型というほどでもなく、スペシャリティな雰囲気とSUVの汎用性をバランスさせている。
TOYOTA クラウンスポーツ

独自のスポーツカジュアル路線で新境地を拓いた
プロポーションは軽快な雰囲気を持った2BOX車であり、SUVともワゴンとも言い難い。スポーツ&スペシャリティを特徴にするSUVの多くが5ドアクーペを採用する中で同車のスポーツ&カジュアル志向は斬新かつ個性的。ゆったりサイズもあり、ショートワゴン相応の実用性を備え、SUVというよりSUV系の新しいジャンルと捉えるべき。
TOYOTA クラウンエステート

広々キャビンで快適性と積載能力が見どころ
横置きプラットフォームのクラウン系で最もSUVのコンセプトあるいは一般的なイメージに近いのがエステートだが、車名が示すようにサイズを活かした広々としたキャビンや実用性が第一義であり、走りの軸足もオンロード。加速やサスを制御するドライブモードセレクトで「リヤコンフォート」が設定されているのが同車のコンセプトをよく表している。
TOYOTA 主力SUV バリエーション&価格一覧

ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。