新型車比較・ライバル車対決
更新日:2022.12.27 / 掲載日:2022.12.27

新型ホンダZR-VをライバルSUVと徹底比較!納期/グレードごとの価格差は?

正式受注スタート! 2023年4月21日に発売開始

走り自慢のSUVとして注目を集めるホンダZR-V。
ユーザーの手元に届くのは来年4月からだが、
それに先駆けてグレードや装備、価格を発表。
本格商戦がスタートする。
実力モデルが揃う激戦区で戦うことができるのか? 
その魅力に迫ってみたい。

HONDA 新型ZR-V

●価格:294万9100〜411万9500円

ズバリ! 新型ZR-Vのライバルは!

個性際立つ実力派が揃うだけに
真っ向ライバルは存在しないかも?
 ZR-Vが属するミドルSUVはファミリー&レジャー向けの中核を占めるカテゴリーであり、各社ともSUVの看板モデルが揃っている。RAV4やエクストレイル、フォレスターが代表的なモデルだが、ZR-Vは悪路性能重視のタフネス型ではない。実際の性能はともかくとして外観のイメージからしてもオンロードキャラの濃いモデルがライバル車となるだろう。
 その筆頭に来るのはオンロードキャラではハリアーが代表となるが、上級ワゴン的プレミアム感をセールスポイントとし、スポーティ&スペシャリティ志向のZR-Vとは嗜好的に異なる。
 オンロードの走り自慢と言えばエクストレイルやアウトランダーが挙げられるが、両車ともにキャラ的にはタフネス&プレミアムが売り物であり、スポーティカジュアル志向のZR-Vとはちょっと趣が異なる。ハイブリッドがもたらす電動の走りは共通だが、これも優劣というより好みの問題だろう。
 真っ向からぶつかるモデルが見当たらないところもZR-Vのキャラ付けの面白さ。ホンダ同門のヴェゼルを含めて、こだわるポイントに絞ればさまざまなタイプがライバルになり得ることも特徴といえる。

パワートレーンもフットワークもコントロール性を重視した特性。ともに神経質な反応がなく予見性が高いため、狙った速度や走行ラインに自然に収まる。e:HEV車が特にまとまりがいいが、ターボ車も同クラスのガソリン車の中では余力があるため侮れない。

TOYOTA ハリアー

 PHEV以外のハイブリッド車もガソリン車も価格面で真っ向ぶつかる存在。操る手応えと快適性のバランスに優れるだけではなく、高級感が巧みに演出された内外装も見所。さらにハイブリッド車、2ℓガソリン車ともに実用燃費に優れることもアドバンテージだ。

NISSANエクストレイル

 電動の特性を活かして力強さと洗練されたドライバビリティを両立。操安面でも収束性やライントレース性向上に駆動力制御を巧みに利用しており、良質なツーリング性能を持つことがアドバンテージだ。スポーティさは薄味だが、走りの質はZR-Vといい勝負だろう。

HONDAヴェゼル

 高速域の余力や走りの質感はミドルSUVに及ばないが、コンパクトSUVではトップクラスのキャビン実用性はタウン&レジャー兼用のユーザーにとって大きな魅力。悪路対応力もコンパクトSUVでは平均値以上。ホンダにこだわるユーザーには見逃せない1台だろう。

新型ZR-V 最新購入アドバイス

e:HEVの価格設定はかなり割安
初期受注を逃すと長期の納車待ちは確実

 1.5ℓターボとe:HEV(ハイブリッド)ともにXと上級のZを設定。e:HEV・Zには先読みエコアシスト機能が標準装着されたことで価格差が若干増えるが、ターボとe:HEVの価格差は約35万円。ステップワゴンはターボとe:HEVの価格差は約38万円、シビックは約40万円だから、35万円前後のZR-Vはe:HEVが割安といえる。e:HEVは購入時に納める税額が約12万円安くなるため、実質価格差はさらに縮まることも覚えておいて損はないだろう。
 ちなみに納期に関しては、販売店では「発売が2023年4月だが納期は未定」と話されるようだ。昨今の状況を考えれば、初期受注を外してしまうとかなり納期が遅れることが予想できる。

この記事の画像を見る

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

この人の記事を読む

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ