車の最新技術
更新日:2026.02.05 / 掲載日:2026.02.05
「自動運転時代」のスタンダードに!? 世界初の“折り畳み式ステアリング”とは【動画あり】

未来のモビリティのスタンダードになるかもしれない、新たな技術が誕生した。モビリティの開発等を手掛けるオートリブ(本社:スウェーデン、日本法人本社:横浜市港北)がこのほど、個人所有が可能な自動運転車の開発を行う米・Tensor社と、世界初の折り畳み式ステアリングホイールを共同開発したと発表した。
このステアリングホイールは、Tensor社が2026年後半の量産開始に向けて開発を進める「Tensor Robocar」に搭載される。
キャビンを多機能な空間として再構築
折り畳み式ステアリングホイールは、高度運転自動化への業界の転換に対応するものとして開発。自動運転車の進化に伴い、従来のステアリングホイールはキャビン内で固定された障害物となり、乗員の快適性とスペースの両方を制限してしまうという考えから、自動運転車の内装レイアウトの変化に対応するよう設計されており、乗員により広いパーソナルスペースと柔軟性を提供する。

ステアリングホイールは Tensor Robocar の自動運転システムと一体化しており、車両が定められた条件(運転者の介入なしにすべての運転タスクを実行できるレベル4モード)下では格納され、運転席エリアを完全に確保。これにより、快適性の向上に加えてキャビンを多機能な空間として再構築するという。
2つのエアバッグで保護性能を確保

エアバッグシステムは選択中の運転モードに応じて適応する、「インテリジェントエアバッグシステム」を採用。自動運転モードでステアリングホイールの格納時には、インストルメントパネルに内蔵されたパッセンジャーエアバッグが作動し、手動運転時にはステアリングホイール内のエアバッグが作動する。これによって、自動運転時・手動運転時のどちらでも同等の保護性能を確保するとしている。

オートリブの最高技術責任者であるファビアン・デュモン氏は、「自動車の安全性はもはや、画一的な考え方では対応できません。私たちは、運転者のニーズに自然に寄り添うシステムを目指して、安全をよりスマートで、変化に対応できるものを模索しました。Tensorとの共同開発により、まさにその答えと言える、車両のモードに合わせて変化し、安全性と快適性の両方を高めるステアリングソリューションを実現できました」とコメントしている。
Tensor Robocarはアメリカ、欧州、中東市場でリリース予定。
Autoliv Foldable Steering Wheel(動画)
オートリブ 日本法人 公式HP:
https://www.autoliv.jp/