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更新日:2022.06.02 / 掲載日:2022.06.02
魅力先取り! 新型ステップワゴン【1】総論・プロフィール&速攻試乗
魅力先取り!! 新型ステップワゴンのすべて
【1】総論・プロフィール&速攻試乗
【2】vs ノア/ヴォクシー:エクステリア
【3】vs ノア/ヴォクシー:インテリア
【4】vs ノア/ヴォクシー:装備&ユーティリティ
【5】vs ノア/ヴォクシー:走り/メカニズム・結論
ホンダの定番ミニバンがフルモデルチェンジ! ハイブリッドシステムの刷新などで先行するライバルを追撃する。クローズドコースでの試乗や強敵・ノア/ヴォクシーとの比較を通して、その実力に迫っていこう。
●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久

5/27(金)発売で299万8600円〜!!

ファーストインプレッション/新型ステップワゴン先行試乗
正式発表に先立ち、ホンダ施設内ではあるが試乗の機会を得た。新型の第一印象をお届けする。
運転ストレスの低減によって、ファミリーカーとしてランクアップ
運転視界から走行感覚
まで、気苦労が少ない
試乗用に設定された特設コースが新型ステップワゴンの狙い所を示していた。市街地を模して信号や横断歩道があり、Uターンより厳しそうな鋭角右左折も。普段なら高速道路や郊外路、屈曲路相応のコースで動的な評価を行うのだが、このコースにはそのような要素が一切ない。自動車教習所の構内教習路のような感じである。死角の大きい交差点や狭い路側等々、取り回しや安全確認に気を使うばかり。爽快な走りを楽しむなんて要素はまったくない。
この気苦労を取り除くとまでは言わないが、減少させて安全の向上と運転ストレスの軽減を図っているのが新型なのだ。
例えば水平基調のベルトライン。室内側を見ればドアトリムのショルダーのラインがそのままインパネに連続。車体の軸線や車幅感覚を掴むモノサシのような効果をもたらす。フロントピラー形状の工夫やサイドウインドウ下端を低くした開口により、前側方や車体周辺の死角も減少している。要するに直視確認がしやすく、車両方向や障害物との間隔も見当が付きやすい。ブラインドコーナーモニター等の支援装備も加わって、安心安全の相乗効果を発揮するわけだ。
フィットのフロントウインドウ周りのデザインが端的だが、車体構造やデザイン等の素の部分から扱いやすさの底上げを狙ったホンダ流実践力強化が施されていた。
動的にはスムーズで力強い発進や低中速域での速度制御のコントロール性のよさ、段差乗り越え突き上げの”いなし“など、部分的なチェックしかできなかったが、市街地を中心にした生活の場でのドライバーへの気遣いがどのような効果を発揮するかは垣間見られた。日常の使い勝手のよさは運転ストレスの多寡による。細かな積み重ねではあるが、その改善への積極的な取り組みでファミリーカーとしてのミニバンに重要なものを、ステップワゴンは示していた。







主要諸元&装備比較



ボディカラー
★は3万8500円高
エアー





スパーダ





インテリアカラー




アクセサリー装着車
ホンダ純正用品を手掛けるホンダアクセスが、ドレスアップや利便快適装備などをリリース。自分好みの仕立てが可能だ。
エアー


スパーダ


福祉車両
写真のサイドリフトアップシート車のほか、車いす仕様車(2列目乗車タイプ)も用意される。

ズバリ! おすすめグレードは?
e:HEV エアー ●価格:338万2500〜340万4500円
プレミアム感を求めるならスパーダもいいが、使い勝手のいいトートバッグのような馴染みのよさを求めるならエアー。快適装備ではベーシック仕様になるが実用装備や安全&運転支援装備が充実している。全グレードでターボとe:HEVの選択が可能。40万円近い価格差があるので燃費で取り戻すのは難しいが、動力性能との総合性能ならe:HEV狙いだ。
購入“生”情報
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