車のニュース
更新日:2022.03.31 / 掲載日:2022.03.31
車内で仕込みできるキッチンカー「1000」&「453」売行き好調
調理設備が内装された移動販売車「キッチンカー」の製作販売大手であるフードトラックカンパニー(本社:東京都目黒区)はこのほど、車内ですべての調理工程をおこなえるキッチンカー「キッチンボックス1000」「キッチンボックス453」の販売を開始。同社によると2022年3月31日現在、両モデル合計の累計販売台数が214台に到達、好調な売れ行きを見せているという。
法改正に合わせて新基準の要件満たしたキッチンカー販売 2モデル合計214台の販売を達成


これまでの食品衛生法では、「キッチンカー車内での仕込み行為(※1)」が保健所から許可されておらず、複雑な調理工程のメニューを提供する際にはキッチンカーとは別に、営業許可を受けた調理施設の確保が必須だった。だが、2021年6月1日に法改正したことにより、新基準の設備要件を満たすことで仕込み行為が認められるようになった。
そのことを受けて同社では、トヨタ タウンエースをベースとした「キッチンボックス1000」と、スズキ キャリイをベースとした「キッチンボックス453」を、車内で仕込み行為ができるキッチンカーとして販売開始。2022年3月31日までに「1000」114台、「453」100台の計214台の販売を達成した。
※1:仕込み行為とは、食材を切る、混ぜる、下味を付けるなどの調理工程の下ごしらえ全般。
新基準の設備要件を満たしつつ広い空間を確保 ゴーストレストランとしての利用も広がる


両車両の主な特徴としては、200リットルの給排水タンクなど、設備要件となっている合計400リットル分の大きなタンクをキッチンカーの限られた空間内に設置するため、独自開発のタンクを適切な場所に配置。非接触式手洗い水道やシンク2槽、手洗い槽も1槽完備することで、オペレーション空間を広く残しつつ新基準の設備要件を満たした。また、給排水タンクは取り外し可能となっており、清掃も簡単に行うことができる。さらに、仕込み行為を含むすべての調理工程を車両単独で行えるようになったことで、仕込み用調理施設の確保が不要となり、初期費用や維持費の削減に貢献。加えて、市場でサービスが拡大中の、フードデリバリー各社のデリバリー拠点としても登録できるようになり、ゴーストレストランとして活躍するキッチンカーも増えている。
キッチンカー 概要
キッチンボックス1000
車両スペック:新車/トヨタ タウンエース
販売価格:3,837,040円(消費税込み)
車両サイズ:全幅172cm、全長468cm、全高280cm(ベース車両込み)
キッチンサイズ:高さ200cm、横幅154cm、長さ254cm
製品URL:https://foodtruck.co.jp/kitchenbox1000/
キッチンボックス453
車両スペック:新車/スズキ キャリイDA16T
販売価格:2,923,480円(消費税込み)
車両サイズ:全幅150cm、全長366cm、全高254cm(ベース車両込み)
キッチンサイズ:高さ180cm、横幅146cm、長さ256cm
製品URL:https://foodtruck.co.jp/453_01/

ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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