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更新日:2022.03.18 / 掲載日:2022.03.18
チーム三菱ラリーアート「トライトン」でAXCRに参戦 車両を公開

三菱自動車が技術支援する「チーム三菱ラリーアート」は3月18日、タイで8月6日(土)〜12日(金)に開催されるアジアクロスカントリーラリー(AXCR)への参戦を発表。同時に、参戦車両となる「トライトン」のラリー仕様車を公開した。
三菱の世界戦略車「トライトン(L200)」で参戦
「チーム三菱ラリーアート」はタント・スポーツ(タイ)が運営するプライベートチーム。今回、2002〜2003年にダカールラリーを2連覇した三菱自動車の増岡浩氏を総監督に迎え、同ラリーに挑む。
同大会は国際自動車連盟が公認するクロスカントリーラリーで、タイを主なステージとして実施。アセアン特有の高温多湿な気候と、山岳や密林を中心とした過酷なオフロードの環境で競われる。三菱自動車は、同社の世界戦略車である1トンピックアップトラック「トライトン」で参戦。同車は、一部の国と地域では『L200』として販売されている車両だ。
チーム三菱ラリーアート総監督である増岡浩氏は、次のようにコメントした。「三菱自動車は長年にわたり世界ラリー選手権やダカールラリーなどに参戦し、それぞれで頂点を極め、どんな天候や道でも安心して楽しめる三菱自動車らしい走りを実現させてきました。今回の技術支援という形でのアジアクロスカントリーラリーへの挑戦は、アセアンでの主力商品であるピックアップトラックやクロスカントリーSUVの商品強化に繋がる活動です。ファンの皆様のご期待に沿えるよう、しっかりと準備をすすめてまいりますのでご期待下さい」
三菱自動車は、2021年11月にラリーアートブランドを復活させ、タイでは専用パーツを装着した特別仕様車、日本ではアクセサリーパーツの販売を開始。今回、「チーム三菱ラリーアート」への技術支援を通じてモータースポーツ活動に参画し、ブランドの魅力を発信していく考え。
トライトン(L200)について
三菱自動車の世界戦略車である、ピックアップトラック「トライトン」「L200」。2018年に発売された新型モデルは、タイのほかアセアン諸国、オセアニア、中東、欧州、アフリカ、中南米などで販売。タイのミツビシ・モーターズ・タイランド レムチャバン工場で生産されている。
同モデルは「究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック」というコンセプトを掲げ、新世代の力強いフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。歴代モデルで採用されてきた「Engineered Beyond Tough」の開発思想を継承し、オフロード性を向上させた4WDシステム、先進の予防安全・運転支援技術を採用している。