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更新日:2019.06.26 / 掲載日:2019.06.26
BMW、Mの最高峰モデル「新型M8」を発表

ビー・エム・ダブリューは6月25日、「8シリーズ クーペ」のMモデル「新型M8」を発表し、同日から予約受け付けを開始した。ラインナップは「M8」「M8 コンペティション」の2グレードで、納車時期は12月以降を予定している。8シリーズ クーペの持つラグジュアリーはそのままに、BMW M社がレースで培ったレーシング技術を各所に取り入れたこのモデルは、ダブルバーのMロゴ付きキドニーグリル、ダブルリッジデザインのMドアミラー、デュアルエキゾーストテールパイプ、Mレザーステアリングホイール、新デザインのMロゴ付きセレクターレバー、新開発のスポーツシートなど、内外装にMモデルを象徴する専用パーツを装備し、4.4L V8DOHC Mツインパワーターボエンジンに、ドライブロジック付き8速Mステップトロニックトランスミッション(8速AT)を組み合わせ、M8 コンペティションの0-100km/h加速は3.2秒(欧州仕様参考値)を実現する。
4.4L V8DOHC Mツインパワーターボエンジンは 素早いレスポンスを実現

4.4L V8DOHC Mツインパワーターボエンジン(M8 コンペティション)
パワートレーンは、4.4L V8DOHC Mツインパワーターボエンジン(最高出力600PS、最大トルク750N・m)を搭載し、2基のターボチャージャーへ排気ガスを供給するエグゾーストマニフォールドはクロスバンク型を採用することで、最大限に排気エネルギーを活用しながら素早いレスポンスが可能となっている。
足回りは、アクセル全開時の高負荷条件下でも優れた安定性を実現する「M専用インテグレーテッドブレーキシステム」をMモデルで初採用し、搭載される俊敏性、走行安定性を向上させるインテリジェント4輪駆動システム「BMW M xDrive」は、M8ではダイナミックスタビリティコントロール(DSC)の介入は極限な状況のみに限定され、駆動力は後輪駆動重視となっている。駆動力配分はドライバーが設定することも可能で、「4WD」、ほぼ後輪駆動に近い「4WDスポーツ」、DSCをオフにし完全な後輪駆動となる「2WD」の3種類のモードを用意している。
ドライバーが任意で設定できる機能に新たにブレーキ減速度の調整、Mモードボタンを追加

Mモデルの特徴の1つでもある、エンジンレスポンス、ステアリング、サスペンション特性をドライバーが任意で設定できる機能に、新たにブレーキ減速度の調整を追加した。ブレーキ減速度の調整は、快適性重視の「コンフォート」、素早い反応重視の「スポーツ」の2種類のペダルモードを用意する。さらに、センターコンソールに「Mモードボタン」を新装備し、メーターパネル、ヘッドアップディスプレイの表示方法、運転支援システムの介入レベル「ロード」「スポーツ」モードを変更することができるようになった。

M8 コンペティション
M8 コンペティションは、このモデル専用に開発した4.4L V8DOHC Mツインパワーターボエンジン(最高出力625PS、最大トルク750N・m)を搭載するとともに、ハイグロスブラックのキドニーグリル、モデルバッチ、ドアミラー、リヤスポイラーなどを装備し、よりアグレッシブなデザインとなっている。さらに、運転支援システムの介入レベルは、快適性と安全性に関するすべての機能が無効になる「トラック」モードも用意する。








主要諸元・ラインナップ・車両本体価格
【主要諸元】
M8
●全長×全幅×全高(mm):4867×1907×1362●ホイールベース(mm):2827●車両重量(kg):1885●駆動方式:4WD●パワートレーン:4395ccV8DOHC Mツインパワーターボエンジン(600PS/750N・m)●トランスミッション:ドライブロジック付き8速Mステップトロニックトランスミッション(8速AT)
M8 コンペティション
●全長×全幅×全高(mm):4867×1907×1362●ホイールベース(mm):2827●車両重量(kg):1885●駆動方式:4WD●パワートレーン:4395ccV8DOHC Mツインパワーターボエンジン(625PS/750N・m)●トランスミッション:ドライブロジック付き8速Mステップトロニックトランスミッション(8速AT)
※全長×全幅×全高、ホイールベース、車両重量は欧州仕様参考値。
【ラインナップ・車両本体価格】
