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更新日:2018.11.16 / 掲載日:2018.10.26
ホンダ、「NSX」の2019年モデルの受注を開始 発売は2019年5月に

スーパースポーツモデル「NSX」の2019年モデル
ホンダは10月25日、スーパースポーツモデル「NSX」の2019年モデルの受注を開始した。発売は2019年5月になる予定。今回の2019年モデルは、パワートレーンなどは変更せずに、ダイナミクス性能を進化させているという。市街地からワインディングロード、サーキットでの限界走行域など、あらゆるシーンでのコントロール性、アクセル操作におけるドライバビリティ、路面との接地感の向上を目指している。
足回りは、タイヤを従来のコンチネンタル「ContiSportContact 5P」から、新開発の専用タイヤ「ContiSportContact 6」に変更。サスペンションは、見直しを行ない、フロントスタビライザーを26%、リアスタビライザーを19%、リアコントロールアームブッシュを21%、リアハブを6%、それぞれ剛性をアップして、基本性能を向上させている。
走行シーンに合わせて「QUIET」、「SPORT」、「SPORT+」、「TRACK」の4モードが選択できる「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」は、各モードの制御を最適化。アクティブ・ダンパー・システム、VSA、EPSの各制御、「SPORT HYBRID SH-AWD」の駆動配分制御を熟成させている。

2019年モデルは、パワートレーンなどは変更せずに、ダイナミクス性能を進化させている
インテリアは、上質感を追求した新色「インディゴ」を追加。オプションとなる「セミアニリンフルレザーパワーシート」でも、レッドカラーを選択可能とする。同じくオプションの「カーボンファイバーインテリアスポーツパッケージ」の一部だったアルミ製スポーツペダル&フットレストは、今回から標準装備となる。

3.5リッターV型6気筒DOHC直噴ツインターボ「JNC型エンジン」を搭載
NSXは、3.5リッターV型6気筒DOHC直噴ツインターボ「JNC型エンジン」に、3モーターを組み合わせたSH-AWDというハイブリッド方式を採用。縦置きエンジンと9速DCT、エンジンと9速DCTの間にレイアウトされるモーターをリアに搭載。フロントに左右独立制御の2モーターを配置する。システム全体では、最高出力427kW(581PS)、最大トルク646Nmというハイパワーを発生する。

足回りは、新開発の専用タイヤ「ContiSportContact 6」を採用
エクステリアは、ワイド&ローのスタイリングをよりアピールするため、フロントグリルを従来のシルバーからボディ同色へと変更。フロントとリアのメッシュパーツ、オプション設定の各種カーボンパーツを、従来のマット仕上げからグロス仕上げに変更している。
ボディカラーは、初代NSXのプレミアムカラーだった「イモラオレンジ・パール」に、インスピレーションを受けたという「サーマルオレンジ・パール」を新たに設定。オプション設定の「カーボンセラミックブレーキローター」にも、ブレーキキャリパーの新色としてオレンジを追加する。
メーカー希望小売価格は、これまでと同じで2370万円(税込)