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更新日:2018.08.27 / 掲載日:2018.06.28
英アストンマーティン、「DBS スーパーレッジェーラ」を発表

スーパーGTのフラグシップモデルとなる新型「DBS スーパーレッジェーラ」
英アストンマーティンは6月26日(現地時間)、スーパーGTのフラグシップモデルとなる新型「DBS スーパーレッジェーラ」を発表した。本国では2018年第3四半期から納車が開始される予定。DBS スーパーレッジェーラは、「ヴァンキッシュ S」の後継モデルという位置づけ。同社では、「アストンマーティンが誇る孤高のスーパーGTで、ライバルに真っ向から勝負を挑むモデル」と強気なコメントをしている。
エンジンは、アストンマーティン製の5.2リッターV型12気筒DOHCツインターボエンジンをフロントに配置。最高出力725PS、最大トルク900N・mというハイパワーを発生する。トランスミッションは、ZF製8速ATをリアミッドに搭載し、後輪を駆動する。

車載のインフォテインメント・システムは、セントラル・ダイヤルを操作してLCDディスプレイで操作可能にしている
インテリアは、独特の芳香を漂わせるソフトレザーとアルカンターラを採用。長距離走行時の快適性を実現する「Sports Plusパフォーマンス・シート」を装備。また、「固定式フルレングス・パドルシフト」を装着した「Sports Plusステアリングホイール」を標準装備とする。そのほか、キーレスエントリー、タイヤ空気圧モニタリング・システム、パーキング・ディスタンス・ディスプレイ付き360°カメラ、パーキング・アシストなどを採用。
DAB、Bluetooth4オーディオ、電話ストリーミング、iPod/iPhone接続機能、USB再生機能を提供するオーディオシステムを装備。インテグレーテッド・サテライト・ナビゲーション・システムやWi-Fi機能も標準装備にしている。車載のインフォテインメント・システムは、セントラル・ダイヤルを操作してLCDディスプレイで操作可能にしている。

長距離走行時の快適性を実現する「Sports Plusパフォーマンス・シート」を装備
シャシーは、最新世代の軽量接着固定アルミニウム構造の発展進化バージョンを採用。外装にカーボンファイバー製ボディパネルを広く採用することで剛性を向上させている。乾燥重量は1693kg。サスペンションは、フロントに鍛造ダブルウィッシュボーンを搭載。リアにマルチリンク・システムを搭載する。全車にアダプティブ・ダンパーを標準装着して、センサーを使って運転状況を把握するとともに、クルマに対するドライバーの要求も読み取るとした。ボディサイズは、全長4712mm、全幅2146mm、全高1280mm。ホイールベースは2805mm。
足まわりでは、2種類の21インチアロイホイールを採用。標準装備のYスポーク鍛造ホイールのほか、軽量ツインスポーク鍛造ホイールをオプションで設定。どちらのホイールも専用開発のピレリ製「P Zero」タイヤを装着する。最新世代のCCBカーボンディスクブレーキは、フロントの直径は410mm、リアの直径は360mm。キャリパーは、フロントが6ピストン、リアが4ピストンとなる。
パワートレーンとシャシーには、3種類の「ダイナミック・モード」を設定。「GT」、「Sport」、「Sport Plus」の切り替えができる。また、機械式リミテッドスリップ・ディファレンシャルとトルク・ベクタリングを採用することで、緻密で限界を追求できるハンドリング特性を実現。ファイナルドライブをローギヤード化して中間加速を高めることで、0-100km/hの加速は3.4秒を記録。最高速は約340km/hと公表されている。

エキゾースト・システムは、4本出しのテールパイプを採用
エクステリアは、自然界に最も多く存在するという形状「ハニカム」をモチーフにしたフロントグリルを採用。ボンネットの長尺パワーバルジとボンネット・ベントがスピード感をダイナミックに表現する。
エキゾースト・システムは、4本出しのテールパイプを採用。印象的でパワフルなサウンドを実現する。アイドリング時のノイズは、ターボチャージャーのウェイストゲートの形状を最適化し、アクセル開度の小さい低負荷走行時では、静粛性が増している。
本国イギリスでの価格は、22万5000ポンド(日本円で約3262万円)