トヨタ、新型ハッチバックモデル｢カローラ スポーツ｣を発売

インテリアは、インストルメントパネルの厚みを抑えてワイド化を採用。室内空間をシルバー加飾とブラックパネル構成とする。7インチTFTマルチインフォメーションディスプレイを中央に配し、ホールド性を追求したスポーツシートを採用。

安全装備は、第2世代型の予防安全パッケージ｢Toyota Safety Sense｣を全車に標準装備。歩行者検知（昼間・夜間）・自転車運転者検知(昼間)をすることで衝突回避支援または被害軽減を図る｢プリクラッシュセーフティ｣、前方車両の追従走行を支援する｢レーダークルーズコントロール｣、レーダークルーズコントロール使用時に、同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する｢レーントレーシングアシスト｣、ハイビームとロービームを自動で切り替える｢オートマチックハイビーム｣、カメラで認識した道路標識をディスプレイに表示する｢ロードサインアシスト｣を装備する。

カローラ スポーツのラインアップは、1.8リッターハイブリッドモデルの｢HYBRID G｣、1.2リッター直噴ターボの｢G｣が基本となり、それぞれ装備内容が異なる“Z”“X”グレードを設定する。マニュアル車も用意しており、iMT(インテリジェント マニュアル トランスミッション)搭載車は、8月の発売予定。

ハイブリッドモデルは、最高出力72kW(98PS)、最大トルク142N・mを発生する1.8リッター直列4気筒エンジン｢2ZR-FXE｣と、最高出力53kW(72PS)、最大トルク163N・mを発生するモーターの組み合わせ。システム全体では、90kW(122PS)を発生する。駆動方式はFFを採用。JC08モード燃費は、最高34.2km/lを達成する。ガソリンモデルは、最高出力85kW(116PS)、最大トルク185N・mを発生する1.2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載。トランスミッションはCVTが組み合わされる。駆動方式はFFと4WDを用意。JC08モード燃費は、最高19.6km/lを実現する。

ボディサイズは全長4375mm、全幅1790mm、全高1460mm(4WD車の全高は1490mm)。ホイールベースは2640mm。最小回転半径は5.1～5.3mとなり、トップクラスの取り回しのよさを実現する。

エクステリアは、TNGAプラットフォームをベースにし、トレッドを拡大してタイヤを外側に出すなど低重心でワイドなスポーティさを表現。フロントフェースのデザインは、低く抑えたフード、アッパーグリルから連続する切れ長のヘッドライトでワイド＆ローをアピールする。また、国内カローラ専用に、フロントエンブレムをリニューアル。車名の頭文字｢C｣と、3つの花冠をモチーフにしたシンボリックなエンブレムとしている。

路面や走行状況に応じて、瞬時に4輪それぞれの減衰力を切り替え、あらゆる路面で高級車並みの走りにする｢リニアソレノイド式AVS｣(Adaptive Variable Suspension System)を採用。複数の走行モードから状況に応じて最適な走りが選択できる｢ドライブモードセレクト｣も搭載する。

メーカー希望小売価格は、213万8400円～268万9200円(税込)