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更新日:2018.10.20 / 掲載日:2018.06.27

トヨタ、高級セダン「クラウン」をフルモデルチェンジ

クラウン

フルモデルチェンジが行われた高級セダン「クラウン」

トヨタは6月26日、高級セダンクラウン」をフルモデルチェンジして発売した。1955年に誕生したクラウンは、今回のフルモデルチェンジで15代目が登場。車載通信機DCMを全車に標準搭載して、初代コネクティッドカーとなるのが特徴だ。24時間365日、ユーザーのクルマとつながり、例えば、リアルタイムの走行データに基づくメンテナンスの案内など、新たなサービスを提供する。

トヨタは、TNGA(Toyota New Global Architecture)と呼び、良品廉価の思想をベースに、技術・営業・調達・生産技術など各領域が一体で取り組む活動を実施しているが、新型クラウンは、TNGAに基づいて、スタイルや、走る・曲がる・止まるといった車両性能を進化させている。特に走りについては、最も過酷と称されるドイツのサーキット、ニュルブルクリンクで走行テストを実施。意のままに操るハンドリング性能や、低速域から高速域、スムーズな路面から荒れた路面など、あらゆる状況での走行安定性を可能にする。

クラウン

スイッチ操作で運転特性の切り替えが行えるドライブモードセレクトを全車に標準装備

インテリアは、適度に囲まれたコックピットと開放感の両立により、運転に集中できる居心地の良い空間を演出。シンプルで上質なつくり込みと先進デバイスとの対比によって品位と知性を感じさせるモダンな空間を表現する。つくり込みにおいては、触感、質感、動き、音、細部の見栄えなど、人の五感に響く感性品質にこだわっている。

運転中でも見やすい遠方配置の8インチディスプレイと操作性を考慮し手前側に配置した7インチディスプレイの2つを連携させた新開発のダブルディスプレイを採用。2画面化を活かしてインストルメントパネル上面を低く抑えて、圧迫感がないように配慮している。

後席は、フロントシート下の足入れスペースを拡大。シートは日本人の体型に合わせており、フィット性を向上させて長時間のドライブでも疲れないように工夫している。本杢調パネルによる華やかで高級な演出と、ドアLED照明や3席独立エアコンなど後席装備を充実させた「G-Executive」、「G-Executive Four」もラインナップしている。

クラウン

品位と知性を感じさせるモダンな空間を表現する

2.5リッターハイブリッド車には、高い熱効率と高出力を両立したTNGAエンジン「2.5リッターダイナミックフォースエンジン」を搭載したハイブリッドシステムを採用。JC08モード燃費は、24.0km/lを実現する。3.5リッター車には、マルチステージハイブリッドシステムをトヨタとしては初めて採用。ハイブリッドシステムに有段ギヤを組み合わせたシステムで、3.5リッターV型6気筒エンジンと走行用モーター両方の出力を制御する。また、EV走行領域を拡大することで、エモーショナルな走りと燃費性能に優れたクルージングを両立している。トランスミッションは、10段変速制御となり、あらゆる走行シーンで、エンジン回転数をドライバーの意図に忠実に対応させ、応答性の良いモーターアシストが可能。

2.0リッター車には、吸排気効率を高めることにより出力を向上した2.0リッター直噴ターボエンジンを採用。低回転から優れた応答性を発揮し、全域にわたって高いトルクを確保しています。トランスミッションは、「8 Super ECT」を採用。RS仕様には、走行性能を高める専用アイテムを設定。5本スポーク18インチアルミホイール&タイヤを標準装備したほか、専用フロントスタビライザーによりロール剛性を向上。リニアソレノイド式AVSを採用することで、大きな入力が入っても適切な減衰力を瞬時に発生させ、余分な動きを抑えている。また、リヤスポイラーの装着により、ダウンフォースを確保し、高速安定性を実現する。2.0リッターターボ車は、リヤパフォーマンスダンパーとリヤフロアブレースを追加採用し、優れた操舵応答性や、荒れた路面での振動を低減する。

クラウン

今回のフルモデルチェンジで15代目が登場

エクステリアは、ロングノーズのFRらしいプロポーション、6ライトウィンドウの採用によるルーフからラゲージにかけての伸びやかで流麗なサイドシルエットを実現。ボディを凝縮して、低重心でスポーティなイメージに仕上げている。

RS仕様には、流れるように点灯するLEDシーケンシャルターンランプを設定。メッシュタイプのフロントグリル、低重心でワイドに見せるフロント下部のメッキモールや操縦安定性向上に寄与するサイドエアダムスカート、専用の18インチアルミホイール、4本出しエキゾーストテールパイプ、リヤスポイラー、ドアフレームブラック化などを採用。スポーティさを強調したイメージとなっている。

メーカー希望小売価格は、460万6200円~718万7400円(税込)

関連記事:【新型クラウン 最新情報】フルモデルチェンジした次期クラウン・気になるスペックは?

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