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更新日:2018.11.06 / 掲載日:2018.06.08
独アウディ、新型SUVクーペ「Q8」を中国・深センでワールドプレミア

中国・深センでワールドプレミアした「Q8」
独アウディは6月5日(現地時間)、「Qシリーズ」の新型SUVクーペ「Q8」を中国・深センでワールドプレミアした。2018年第3四半期にヨーロッパ市場に導入される予定。Q8は、スポーティなダイナミクスに加え、アウディのSUVの中でも一番高いプレステージ性を特徴としたモデル。ボディサイズは、全長4990m、全幅2000m、全高は1710mm。
姉妹モデルのQ7と比較すると、全幅は拡大し、全長と全高は短縮されている。ホイールベースは約3000mmという広さを誇る。リヤシートの定員は3名で、必要に応じてシートを前後に調整することが可能。リヤシートの背もたれを折りたたむと、ラゲージコンパートメント容量を最大で1755リッターまで拡大することが可能。リヤゲートは電動式となる。パワーユニットには、マイルドハイブリッドテクノロジー(MHEV)を採用。リチウムイオンバッテリーとベルト駆動式オルタネータースターターが組み込まれている。制動時には、最大12kWの電力を回生してバッテリーを充電する。

アウディのSUVの中でも一番高いプレステージ性が特徴
機械式のセンターディファレンシャルは、通常走行時は、40:60の比率で前後のアクスルにパワーを配分し、必要に応じてパワーの大部分を前輪または後輪のアクスルに配分することが可能。254mmの最低地上高、短いオーバーハング、ヒルディセントコントロールにより、舗装が途切れた場合でも、安心して走行できる。
減衰力調整機能を備えたサスペンションを標準装備。オプションとして自動車高調整機能を備えたアダプティブエアサスペンションも用意する。ステアリングホイールの操舵角が増すにつれて、ステアリングレシオをよりダイレクトに変化させるプログレッシブステアリングを標準装備。オプションでオールホイールステアリング(4輪操舵)も実現。オールホイールステアリングは、リヤホイールを最大5度まで操舵し、低速ではフロントとは反対方向に操舵することによって取り回し性を改善し、高速ではフロントと同じ方向に操舵することによって安定性を高める。

ラゲージコンパートメント容量を最大で1755リッターまで拡大することが可能
エクステリアは、印象的な八角形デザインのシングルフレームグリルを採用。直立した力強いラジエーターグリル、左右に延びるフロントスポイラーと立体的な造形のエアインレットは、存在感あるデザインとなっている。エレガントな弧を描くルーフラインは、緩やかに傾斜したDピラーへと繋がっている。ホイールアーチ上には、特徴的なquattroブリスターが設置され、最大22インチのホイールを装着することが可能。
スポイラー、ホイールアーチトリム、ドアトリムストリップ、ディフューザーは、コントラストカラーを採用し、オフロードモデルの雰囲気を高めている。LEDヘッドライトが標準装備され、HDマトリクスLEDヘッドライトがオプション設定となる。両ヘッドライトともに、3次元的なシグネチャーを生み出すデイタイムランニングライトを備え、テールライトはデジタルの世界を象徴するとのこと。