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更新日:2018.11.18 / 掲載日:2018.03.22
VW、5ドアハッチバック「ポロ」の新型モデルを日本で発売

日本で発売された5ドアハッチバック「ポロ」の新型モデル
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは3月20日、5ドアハッチバック「ポロ」の新型モデルを発売した。ポロは、2009年に先代モデルがデビューして以来、約8年ぶりのモデルチェンジ。今回で第6世代の登場となる。フォルクスワーゲン グループのモジュール戦略「MQB」によってコンパクトモデル用に新開発されているのが特徴だ。
エクステリアは、前後のオーバーハング短縮によってパワフルさ、スポーティさが強調されたデザインに変更。全幅拡大と全高低下でワイド&ローのシルエットに仕上げている。ボンネットには左右に2本ずつ、合計4本のラインが設定されてエッジが表現され、新デザインのフロントバンパー形状が、ボンネットを短く見せる効果がある。リヤはボリューム感を増したショルダー部分で力強さが表現される。ポロで初採用されたフルLEDテールランプは、台形デザインで引き締まったイメージを表現し、リヤバンパーにはディフューザーが統合され、個性的なデザインへと変更している。
ボディカラーは、Highline専用の新色「アイボリーシルバーメタリック」、「ホワイトシルバーメタリック」のほか、新色の「エナジェティックオレンジメタリック」、「リーフブルーメタリック」など4種類の新色を用意。「ピュアホワイト」、「フラッシュレッド」、「ディープブラックパールエフェクト」、「リフレックスシルバーメタリック」の8種類が設定されている。

インテリアは、ダッシュボードが従来までの垂直基調から水平基調に変更された
インテリアは、ダッシュボードが従来までの垂直基調から水平基調に変更され、ドライバーから見やすい高い位置にディスプレイ&操作パネルを設置している。メーターパネルから水平方向に連続させることで、クリーンで新しさを感じさせるデザインとなる。
カーナビなどを統合した純正インフォテイメントシステムは、全車で「Composition Media」を標準装備するほか、ポロとして初めて「Discover Pro」をオプション設定。Discover Proは、表面に美しいガラスパネルを使う8インチの画面を装備し、音量調整や地図の縮尺変更をタッチパネルとダイヤルの両方で操作が可能。モバイルオンラインサービスの「Volkswagen Car-Net」にも対応する。コネクテッド技術で最新の施設検索や運転に必要な情報などを取得でき、新型ポロが「つながるコンパクトカー」に進化する。

コネクテッド技術で最新の施設検索や運転に必要な情報などを取得する
新型ポロでは、ホイールベースが80mm拡大となる2550mmとなったほか、全長と全幅は65mm拡大し、全高は10mm低下。ボディサイズは全長4060mm、全幅1750mm、全高1450mmとなる。キャビンはロングホイールベース化と全幅の拡大で空間が拡大され、リアシートの居住性、乗降性などを向上させている。ラゲッジスペースの容量も280リッターから351リッターに増加して、使い勝手を向上させている。パワートレーンは、新開発の1.0リッター直列3気筒DOHC TSIターボエンジンを搭載し、最高出力70kW(95PS)、最大トルク175Nmを発生する。トランスミッションは、乾式7速DSGが組み合わされる。JC08モード燃費は19.1km/lを記録。

歩行者検知に対応するシティエマージェンシーブレーキ機能付きの「Front Assist」などを採用
また、新型ポロでは「MQB」を採用したことで、これまで上級モデルに採用されていた各種の先進安全装備を搭載。歩行者検知に対応するシティエマージェンシーブレーキ機能付きの「Front Assist」、危険が迫ったシーンでシートベルトのテンションを高めてウィンドウ類を閉じる「プロアクティブ・オキュパント・プロテクション」、事故発生時に歩行者への衝撃を緩和する「アクティブボンネット」などの安全装備を全車で標準装備にしている。
先代のHighlineから標準装備している「アダプティブクルーズコントロール」(全車速追従機能付)は、自動停車と自動発進を行なう「Stop&Go」機能を装備する。
そのほか、「リアトラフィックアラート」(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)、「ブラインドスポットディテクション」(後方死角検知機能)、「駐車支援システム“Park Assist”」がComfortlineとHighlineでオプション設定されている。
メーカー希望小売価格は、209万8,000円~265万円(税込)