日産自動車大学校レポート スーパー耐久シリーズ2017 第4戦

6年目を迎えてこのレースは他のレースと違い、日産自動車大学校の学生と共に進めている特別なプロジェクトである。継続させるには様々な困難もあるが、学生の喜んだ姿や楽しそうな姿を見るたびに、今まで5年間続けてきて良かったと感じている。
また、このレースを続けているのもチーム全員が努力を怠らず、自分の仕事を全うし、チーム一丸となって戦って来られたからだと思う。この活動を通じて学生スタッフには、組織として1つの目標に対し、失敗や苦手な事から逃げる事なく「自分がやることで相手を助ける」という意識を持ち、目標を達成してほしい。
最後に、この活動を支えていただいている方々に感謝の気持ちを申し上げます。
今後ともご支援の程よろしくお願いいたします。

前回、富士スピードウェイで観戦した際にとても感動しました。また、今回のオートポリス戦も拝見させていただきたいと思い参加しました。
普段、私は自動車を販売する立場なので、モータースポーツが一般のお客様に対して、どのように影響を与えられるか、そのような視点で観戦しています。モータースポーツは単に車好きだけの世界で終わってはいけないと思っています。モータースポーツは高速で安全かつ、メカニックのレベルの高さが表現できる貴重な場だと感じています。今後も互いにレベルを高め、より周囲から評価される存在になってもらいたいです。
自動車整備士は「車が好き。」というだけでは長く続きません。自動車整備士としてのやりがいを見つけて、多くの事に挑戦できる人材を我々は求めています。
この活動を通じて、学生にはモータースポーツを通じ、負けた時の悔しさや、勝つときの喜びを味わい、多くの事にチャレンジしてほしいです。

2012年度から始まったこの活動は今年で6年目を迎え昨年は年間チャンピオンを獲得することが出来ました。今年は、ゼッケン「1」を背負いそのプレッシャーの中で優勝を重ねてきましたが、残念ながらオートポリス戦では思い通りの結果とはなりませんでした。しかし、あと2戦を残しておりますので今年も年間チャンピオンになることを確信しております。今年の愛媛校は毎年の事ながら多くの未経験者で構成されています。私たちは経験者で固めてこの活動を確実に終えるのではなく、この活動で新たなことに挑戦し、成長をするチャンスの場として将来の自分に活かしてほしいという思いから、スタッフの大半を未経験者から選出しています。毎年、学生たちはその趣旨を十分に理解してくれ、この活動の後では大きく成長してくれていると実感しております。今後もこの愛媛校の特色を活かして、この活動をさらに有意義なものにしていきたいです。