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更新日:2018.11.10 / 掲載日:2017.06.01
メルセデス・ベンツ、アッパー・ミドルクーペの新型「Eクラス クーペ」

日本で発売されたアッパー・ミドルクーペの新型「Eクラス クーペ」
メルセデス・ベンツ日本は5月31日、アッパー・ミドルクーペの新型「Eクラス クーペ」を発売した。「Eクラス セダン」は、2016年7月に日本でのデビューを果たしたが、今回のEクラス クーペは、Eクラス セダンをベースとしたモデルである。2.0リッター直列4気筒直噴ターボと3.0リッターV型6気筒直噴ツインターボをラインアップ。それぞれ第3世代直噴システム「BlueDIRECTテクノロジー」とターボチャージャーを採用するのが特徴だ。
直列4気筒エンジンは、「E 200 クーペ」、「E 200 クーペ スポーツ」で、最高出力135kW(184PS)、最大トルク300Nmを発生。「E 300 クーペ スポーツ」で、最高出力は180kW(245PS)、最大トルク370Nmを発生。3.0リッターV型6気筒エンジンの直噴ツインターボは、最高出力245kW(333PS)、最大トルク480Nmを発生して4輪を駆動。トランスミッションは、全車9速ATの「9G-TRONIC」が組み合わされる。

インテリアは、「コックピットディスプレイ」を採用
インテリアは、12.3インチの高精細ワイドディスプレイ2個を1枚のガラスカバーで融合させた「コックピットディスプレイ」を採用。タービンエンジンをイメージしたという4連のエアコン吹き出し口を、インパネ中央に設置した。ステアリングは、インフォテイメントの各機能などをスワイプ操作で選択できるタッチコントロール機能を装着する。

「自動運転開発の次のステップ」と位置付ける「インテリジェントドライブ」を採用
ボディサイズは、大型化したEクラスセダンをベースとしていることで、クーペでも先代から後席レッグルームが74mm拡大した。そのほか、後席はショルダールームが34mm、ヘッドルームが15mm拡大し、セパレートタイプのリアシートと合わせて4つのシートそれぞれで快適な居住空間を確保している。エクステリアデザインは、クーペらしい流れるようなルーフラインと力強いリアエンドスタイルが与えられ、リアコンビネーションランプはセダン/ステーションワゴン同様に「クリスタルルック」を採用している。

ボディサイズは、大型化したEクラスセダンをベースとしている
最新テクノロジーは、メルセデス・ベンツが「自動運転開発の次のステップ」と位置付ける「インテリジェントドライブ」を採用。安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」や、車間距離を自動的に調節し、渋滞時などで自動停止したときでも自動再発進が可能な「ディスタンスパイロット・ディストロニック」を採用。車線や先行車、ガードレールなどを認識してステアリング操作をアシストする「ステアリングパイロット」など、運転支援機能を搭載する。
ステアリングパイロットが起動すると、高速道路を走行しているとき、ドライバーがウインカーを2秒以上点滅させるとセンサーによってほかの車両などとの衝突の危険があるかないかを確認。安全だと確認したた場合は自動的に車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」を採用。将来的な完全自動運転の実現に一歩近づけている。ハンドル位置は、全車右ハンドル仕様となる。
メーカー希望小売価格は682万円(税込)~1037万円(税込)