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更新日:2020.10.12 / 掲載日:2017.03.01
ポルシェ、新型「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」をジュネーブショーで発表

ジュネーブショーで発表される新型「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」
独ポルシェは、プラグインハイブリッドモデルとなる新型「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」を、3月7日から開幕するスイス・ジュネーブショーで発表する。パナメーラ ターボS E-ハイブリッドは、2016年に登場した新型「パナメーラシリーズ」の最上級グレードという位置づけのモデル。パワーユニットは、パナメーラ ターボに搭載される4リッターV8エンジンと電気モーターの組み合わせ。モーターアシストにより走行性能に磨きをかけており、システム全体の最高出力は500kW(680ps)という圧倒的なパワーを発生。アイドル回転数を少し超えた回転域から最大トルク850Nmを発生する。0-100km/hの加速は、わずか3.4秒、最高速度は310km/hに達する。

システム全体の最高出力は500kW(680ps)という圧倒的なパワーを発生
燃費性能は、平均燃費(NEDC/新欧州ドライビングサイクル)は2.9リッター/100kmで、モーターのみの航続距離は50kmとなる。走行時は、アクセルペダルが設定された圧力ポイントを超えるか、バッテリー充電レベルが規定の最低値を下回ると、両方の駆動システムのパワーを使用する「ハイブリッドオート」モードに切り替わる。
トランスミッションは、パナメーラシリーズの他のモデルと同様に、素早い変速が可能なデュアルクラッチトランスミッション「8速PDK」を採用。駆動方式は、4WDの「アダプティブ4WDシステムのポルシェ・トラクション・マネージメントシステム」を搭載する。バッテリーは、容量14.1kWhのリチウムイオンバッテリーを採用。リヤに搭載されて、欧州仕様の230V/10A電源の場合では、6時間以内でフル充電される。

バッテリーは、容量14.1kWhのリチウムイオンバッテリーを採用
装備は、充電中に車内を冷却/暖房する補助エアコンを搭載。「ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ」、「ポルシェ・トルク・ベクトリングプラス」を含む「ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロール・スポーツ」を採用。「パワーステアリング・プラス」、21インチの911ターボデザイン軽合金ホイールが標準で装備される。
ベーシックパッケージでは、前述の補助エアコンのほか、「アダプティブエアロダイナミクスエレメント」、「ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム」を取り入れた3チャンバーエアサスペンションを採用。ロングバージョンは、リヤアクスルステアが標準装備となる。
ボディタイプは、標準仕様のほか、ホイールベースが150mm延長された「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド エグゼクティブ」も用意される。発売は、2017年7月に欧州で開始され、2017年後半から日本を含む各国市場へ導入される予定。