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更新日:2018.11.05 / 掲載日:2016.10.03
独アウディ、RSシリーズ初のコンパクトセダン「RS3 セダン」

RSシリーズ初のコンパクトセダン「RS 3 セダン」
独アウディは、10月1日より一般公開されたパリモーターショーでRSシリーズ初のコンパクトセダン「RS3 セダン」を発表した。今回発表された「RS3 セダン」は同車のRSシリーズ初のコンパクトセダンとなる新型モデル、「A3」シリーズのハイエンドモデルという位置づけになる。パワートレーンには最高出力294kW(400HP)、最大トルク480Nm/1700-5850rpmを発生する5気筒の2.5 TFSIエンジンを搭載。0-100km/h加速は4.1秒で、最高速は250km/hに制限されるものの希望に応じて280km/hまで引き上げることもできる。この5気筒ユニットの特有なサウンドは、隣り合うシリンダーと離れたシリンダーを交互に点火する設計により、さらに際立ったものに仕上がっている。

先進の安全装備にくわえ、「エマージェンシーアシスト」「クロストラフィック アシスト リヤ」も搭載
前述のドライバー支援システムにくわえ、先進の安全装備も備える。好みに応じた車間距離の維持、車線変更時のアシスト、走行中の車線の維持、追突の回避、歩行者との接触防止のアシストなどを行なうことができるアシスタンスシステム。緊急時に自動的に車両を停止させる「エマージェンシーアシスト」、駐車場からバックで退出するときなどに後方の交通状況を監視する「クロストラフィック アシスト リヤ」なども搭載し万が一の状況でも乗客の安全性を確保する。

黒のナッパレザーシートに赤ステッチを施しスポーティさを印象づける
トランスミッションは7速Sトロニック(DCT)で4輪を駆動する。クワトロシステムの制御プログラムはステアリング、Sトロニック、エンジン制御、調整可能エグゾーストフラップなどのプログラムと同様、「アウディ ドライブセレクト ダイナミックハンドリング システム」に統合されている。また支援システムによってドライバーはアウディ ドライブセレクトに設定されている「comfort」「auto」「dynamic」の3つのモードを選択できる。

RSエグゾースト システムの大きな楕円形テールパイプが特徴的
エクステリアではベース車からフロントトレッドを20mm広くし、それに伴いフロントホイールアーチを外側に張り出すデザインが与えられた。リアトレッドもベース車に対して14mm拡大している。また、特徴的なグラフィックを備えたLEDヘッドライトを標準装備するほか、リアビューでは垂直のストラットを備えたディフューザーインサートと、RSエグゾースト システムの大きな楕円形テールパイプが大きな特徴とした。日本での発売は来年夏頃を予定。