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更新日:2018.11.03 / 掲載日:2016.09.30
BMW、1充電走行距離を390kmに高めた新型「i3」

バッテリーが大幅にパワーアップしたニューモデル「i3」
BMWは10月1日、バッテリーをパワーアップや一部仕様変更などを行い、1充電走行距離を390kmに高めた新型「i3」を発売する。今回の改良では、フロア下に搭載する駆動用バッテリーを新開発の33kWh大容量リチウムイオンバッテリーにパワーアップ。エネルギー密度を高めることでバッテリーサイズをそのままに、室内スペースを損なうことなく、1回の充電で走れる航続距離を従来モデルから70%向上となる390km(JC08モード時)を実現。さらに直列2気筒647ccの発電用エンジンを搭載するレンジ・エクステンダー装備車は121kmの航続距離延長を可能としており、合計で511kmと東京~大阪間を移動できるようにしている。

ドライビングアシストやパーキングアシストなど運転支援装備も多数搭載
インテリアでは従来のダルベルギア・ブラウンレザーのシート・ダッシュボードとダークオークマットのインテリアトリムを組み合わせる「スイート」に、ダークな色合いのアラガツグレーのクロスシートとマットシルバーアンデサイトのインテリアトリムを組み合わせる「アトリエ」、アース・カラーの色味を持つアッシアレザー×カラムスパイスグレーのウールで構成するシートとユーカリ材を使ったインテリアトリムを組み合わせる「ロッジ」を追加して3種類のグレード展開となった。

バッテリーサイズはそのままに容量が約1.5倍になった新採用バッテリー
また、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、前方の車両との車間距離を維持しながら自動的に車速を制御する「アクティブ・クルーズ・コントロール」などをセットにした「ドライビング・アシスト・プラス」を追加。縦列駐車で自動的にステアリング操作を行なう「パーキング・アシスト」、駐車時に後方確認をサポートする「リア・ビュー・カメラ」などを備える「パーキング・サポート・パッケージ」を標準装備として、運転支援装備も充実させるなど各所でパワーアップに施された。
また、従来は4万5000円程度かかった「BMW iサービス・インクルーシブ」が無償となり、i3も含むBMW全車に標準で付くことになった。

新カラーの「プロトニック・ブルー」を追加
エクステリアでは、これまで同じくBMW iのPHV(プラグイン・ハイブリッド)4シータースポーツカー「i8」のみに設定されていたボディカラー「プロトニック・ブルー」を新たに追加。サービス面では、BMWが提供する公共充電サービス「ChargeNow」が日本に導入され、「i3」購入者は12カ月間無償で利用できる。ChargeNowは提携パートナーである日本充電サービスの充電ネットワークが利用でき、全国で約1万4000基の充電ステーションが利用できる。
メーカー希望小売価格は、499万円から607万円(税込)