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更新日:2018.11.18 / 掲載日:2016.08.25
日産、ミニバン「セレナ」をフルモデルチェンジ

フルモデルチェンジとなった新型「セレナ」
日産は8月24日、ミドルクラスミニバン「セレナ」をフルモデルチェンジした。今回でセレナは5代目で、1991年のデビューから25年のロングセラーモデルとなる。フルモデルチェンジでは、自動運転技術「プロパイロット」が同社で初めて新型セレナに搭載されることが発表され、当初から大きな話題を集めていた。ラインナップは、標準仕様となる「セレナ」と、スポーティテイストの「セレナ ハイウェイスター」の2車種となる。
エクステリアのデザインは、「Vモーション」のフロントグリル、フロントフェンダーからドアパネル、リアフェンダーにかけての「シュプールライン」、リアコンビネーションランプの「ブーメランランプシグネチャー」などを採用。ハイウェイスターは、フロントフェースのバンパー中央をブラックアウトにして大きな開口部を採用。エッジを効かせたバンパー両サイドの形状などにより押しのあるデザインとしている。

室内寸法は先代モデルより拡大している
パワートレーンは、2.0リッター直列4気筒DOHC直噴の「MR20DD」エンジンと、CVTの組み合わせに変更はない。エンジンは型番こそ変わらないが、ピストン形状の見直しなどを行った。スペックは、従来の2WDモデルの最高出力108kW(147PS)、最大トルク210Nmから最高出力110kW(150PS)、最大トルク200Nmへと変更されている。S-HYBRIDのモーターは「SM23」から「SM24」に変更され、最高出力1.9kW(2.6PS)、最大トルク48Nmとなる。これにより、JC08モード燃費は従来モデルの12.6km/L~16.0km/Lから15.0km/L~17.2km/Lに向上している。

サードシートは、前後に120mmスライド可能になる
室内寸法は室内長3240mm、室内幅1545mm、室内高1400mmとなり、先代モデルより、長さが180mm、幅が65mm拡大している。これまで前後位置が固定となっていたサードシートは、前後に120mmスライド可能になる。セカンドシートは横方向のスライド機構が追加された。運転席は、座面位置の調整によってアイポイントが高くなり、Aピラーのスリム化とメーターパネルを横方向に広げて高さを抑えたことで運転視界を確保している。サードシートも座面高を20~30mm高めており、前方にあるヘッドレストを穴あきタイプにすることで開放感を高めている。
SERENA Highway STAR

今回のフルモデルチェンジで、新型セレナは5代目が登場
自動運転技術の「プロパイロット」は、「LDP(車線逸脱防止支援システム)」、「アラウンドビューモニター」、「踏み間違い衝突防止アシスト」、「インテリジェントパーキングアシスト」、「SRSカーテンエアバッグシステム&サイドエアバッグシステム」、「スマート・ルームミラー」などの各種装備とセットになった「セーフティパックB」として、「B」、「S」グレード以外のモデルにオプション設定される。
また、「プロパイロットエディション」の各モデルは、「プロパイロット」のほか、ハンズフリーオートスライドドア、16インチアルミホイールなどを標準装備とし、2017年3月末まで期間限定で販売される特別仕様車となる。
メーカー希望小売価格は、231万6600円(税込)~318万7080円(税込)