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更新日:2018.11.11 / 掲載日:2016.07.28
メルセデス・ベンツ、先進運転支援システムを搭載した新型Eクラスを発表

先進運転支援システムを搭載した新型「Eクラス」
メルセデス・ベンツは7月27日、先進運転支援システムを搭載した新型「Eクラス」を発表し、日本での受注を開始した。新型「Eクラス」の大きな話題は、先進の運転支援システムの搭載だろう。高速走行から渋滞時まで対応するオートクルーズ機能「ディスタンスパイロット・ディストロニック」や車線変更をアシストする「アクティブレーンチェンジングアシスト」、標識を読み取って制限速度超過時に警告する「トラフィックサインアシスト」など、充実したラインナップとなっている。また、運転支援システムには、歩行者などの飛び出し検知機能も備えるという。

「ディスタンスパイロット・ディストロニック」など先進運転支援システムを搭載
車室内を64色から選んで彩ることができる「アンビエントライト」を全モデルに搭載。最上級モデルの「E 400」は、エンジン、トランスミッション、サスペンション、ステアリングアシストにかかわるセッティングを任意に変えられる「ダイナミックセレクト」を装備。乗員を保護する新機能として、側面衝突の回避が不可能と判断された際に前席のサイドサポート部に内蔵されたエアチャンバーを膨張させ衝撃を和らげる「PRE-SAFEインパルスサイド」、生成したノイズによって衝突時の音が内耳に届きにくくする「PRE-SAFEサウンド」も搭載する。

車両の周囲を真上からの視点でリアルタイムに確認できる「360度カメラシステム」
前方の交通状況をもとに、84個あるヘッドライトのLEDを個別制御し、他車の眩惑を防ぎながら広範囲を明るく照らす「マルチビームLEDヘッドライト」、長時間走行時にドライバーの疲労や注意力低下を検知して休憩を促す「アテンションアシスト」、車両の周囲を真上からの視点でリアルタイムに確認できる「360度カメラシステム」、縦列・並列駐車を自動で行なう「パーキングパイロット」などの機能も装備する。なお、「パーキングパイロット」は、ドライバーの降車後にスマートフォンの専用アプリを操作することで自動的に駐車する仕組みも用意するという。

車線変更をアシストする「アクティブレーンチェンジングアシスト」なども搭載
そのほか、車線やガードレール、前走車を認識して車間を維持しながらステアリングをアシストする「ステアリングパイロット」、車線逸脱時にステアリングの微振動で警告し、自動補正ブレーキによって車線復帰をアシストする「アクティブレーンキーピングアシスト」、車両斜め後方の死角にいる車両や自転車などを検知して、警告や自動ブレーキで危険回避を支援する「アクティブブラインドスポットアシスト」などである。トランスミッションは、全モデルで新開発の電子制御式9速AT「9G-TRONIC」を採用。エンジンの最高出力は、「E 200シリーズ」が最高出力184ps。「E 220 dシリーズ」は、最高出力194psとなり、上級グレードでは「E 250」は、最高出力211psを「E 400」は最高出力333psをそれぞれ発生する。
メーカー希望小売価格は675万円(税込)~988万円(税込)