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更新日:2018.11.27 / 掲載日:2016.05.27
ホンダ、「アコード」をマイナーチェンジ

マイナーチェンジが実施されたアッパーミドルセダン「アコード」
ホンダは5月26日、アッパーミドルセダン「アコード」をマイナーチェンジした。今回のマイチェンは、進化型のスポーツハイブリッド「i-MMD」を採用したほか、内外装のデザインを変更した点が挙げられる。安全運転支援システム「ホンダ センシング」の標準装備や世界初となる「信号情報活用運転支援システム」を採用して安全性を向上させた。
エクステリアは、インラインタイプのフルLEDヘッドライトと導光タイプのLEDポジションランプをセットにした新型ヘッドライト。グリルデザインの変更によって3代目「フィット」から採用している「ソリッドウイングフェイス」を取り入れている。バンパーにビルトインされた横長のLEDフォグランプなども使って水平基調のワイド感あるフロントフェースを演出。サイドシルガーニッシュを装着し、リアウィンドウとリアガラスを高熱線吸収・UVカット機能付きソフトプライバシーガラスを採用する。

進化型のスポーツハイブリッド「i-MMD」を採用した
パワートレインは、2.0リッター直列4気筒DOHCの「LFA」エンジンとスポーツハイブリッド i-MMDを組み合わせる基本構成に変更はないが、モーターは従来の「MF8」から「H4」に変更。モーターに使う銅線を丸形から角形に変えることで巻線占積率を47%から60%に高め、23%というモーターの小型・軽量化を実現。これにより、最高出力を11kW、最大トルクを8Nm向上させている。
LFAエンジンも最高出力で2ps、最大トルクで10Nmアップさせ、最高出力107kW(145ps)、最大トルク175Nmを実現。低温時に排出ガスの熱で冷却水を温めるホンダ初の「廃熱回収ヒーティングシステム」を新たに装備する。軽量化も図られており、ハイブリッドLXは40kg、ハイブリッドEXで30kgの軽量化を実現。これらにより、ハイブリッド LXでは従来30.0km/lだったJC08モード燃費を、31.6km/lに向上させている。

安全運転支援システム「ホンダ センシング」を標準装備

世界初の機能として「信号情報活用運転支援システム」を全車に対応させている
そのほか、先進安全装備では、世界初の機能として「信号情報活用運転支援システム」を全車に対応させている。道路に設置された高度化光ビーコンから得られる複数の信号予定情報とGPSによる自車位置と走行速度といった情報を組み合わせて、前方の信号が青信号のまま通過できるときに推奨速度の範囲を表示する「信号通過支援」を搭載。
赤信号で停車する必要あるときにアクセルオフをうながす「赤信号減速支援」、信号待ちのときに信号が変わるまでの残り時間と発進予告を行なう「発進遅れ防止支援」という3つの機能を装備している。ホンダは2015年末の時点で対象となる交差点が全国に5702カ所あると発表しており、2019年までに全都道府県に整備が進むという。
メーカー希望小売価格は、385万円(税込)~410万円(税込)