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更新日:2018.11.18 / 掲載日:2016.03.03
ランボルギーニ、限定モデル「チェンテナリオ」を発表

ランボルギーニの限定モデル「チェンテナリオ」
伊ランボルギーニは3月1日(現地時間)、限定モデル「チェンテナリオ」を、スイス・ジュネーブモーターショーで発表した。チェンテナリオは、ランボルギーニの“ワンオフ戦略”に基づいて、高度なエンジニアリングと革新的なデザインを世界にアピールするモデル。 排気量は未発表だが、搭載するエンジンは、V型12気筒の自然吸気エンジン。最高出力は566kW(770HP)というハイパワーを発生する。トランスミッションは、「インディペンデント・シフティング・ロッド」ギヤボックスを採用する。駆動方式は4WD。

搭載するエンジンは、V型12気筒の自然吸気エンジン
モノコックをはじめ全ボディパーツ、車内のトリムなどにはカーボンファイバーを使用。ボディは、乾燥重量1520kgを実現する。770HPを発生するエンジンとの組み合わせで、パワーウェイトレシオはわずか1.97kg/HPに抑えられている。スポーツシートも軽量カーボンファイバー製となり、10.1インチ高解像度タッチスクリーンは、インターネットの閲覧やインターネットラジオなどのオンラインアプリが利用可能。Appleの「CarPlay」にも対応する。

走行状況に合わせて後輪を操舵する「新ランボルギーニ・リアホイール・ステアリングシステム」を採用
エクステリアは、全高を1143mmに抑えており、デザイン面だけでなく、空力特性に貢献する。また、伸縮可能なリアウイングを採用。停車中から低速走行まではボディ側に収納され、最大150mmまでの伸展と最大15度まで回転が可能になる。ハイパフォーマンス時における空力効率を最適化する。
スペックは、0-100km/hの加速は、わずか2.8秒。0-300km/hの加速は23.5秒。最高速度は350km/h以上。また、エンジンは低回転からの反応に優れており、エンジンスピードリミッターは8600rpmに設定。足まわりは、走行状況に合わせて後輪を操舵する「新ランボルギーニ・リアホイール・ステアリングシステム」を採用。低速走行時には後輪がステアリング角と反対方向に向いて実質的にホイールベースを削減。逆に高速走行時は後輪がステアリング角と同方向に向いて実質的にホイールベースを増加させる。
全世界40台の限定モデルで、クーペ20台、ロードスター20台の内訳となるが、すでに全車売約済みとなっている。価格は175万ユーロになる。