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更新日:2026.03.31 / 掲載日:2026.03.31
キャンピングカーで生活はどう変わる?最新データで見えたリアルな利用実態

日本RV協会(JRVA)は2026年3月31日、会員企業のキャンピングカーメーカーおよびディーラーや全国のキャンピングカーユーザーを対象に調査し、業界動向を取りまとめた「日本RV協会 年次報告書2025」を発表した。
国内キャンピングカー保有台数が過去最高の17万3000台に到達

日本RV協会によると、国内生産台数や廃車台数などをもとに算出した国内キャンピングカーの保有台数は、調査当初から増え続けており、2013年には15万台を突破。2025年は前年比で8千台増の17万3000台となった。
この背景には、多様な車両タイプの流通に加え、レジャーや災害時の住居、テレワーク用のオフィスとしての利用など、多岐に渡る活用方法への関心が高まっており、新しいライフスタイルのなかにキャンピングカーという文化が浸透しつつあると分析している。
販売額・生産台数とも減少、ベース車の供給不足が影響

2025年のエンドユーザー向けのキャンピングカー販売売上総額は新車・中古車を合計して約917億円(対前年比81.4%)と減少傾向となった。大きな理由として、ベース車両が十分に供給されなかったことが市場全体に大きな影響を及ぼしたとしている。

また、2025年の生産台数については前年比81%の7,727台となり、2年連続で前年を下回った。2025年は自動車メーカーからのベース車両が納品されない、もしくは遅れる事例が多数発生し、需要に対し供給が間に合わないケースがあったという。ベース車両の供給不足が生産台数の増加を抑制する要因となった。
外出機会が増加、生活を変えるキャンピングカーの実態

キャンピングカーの利用での変化についての調査では、「外出する機会が増えた」と答えたオーナーが最も多かった。キャンピングカーがあることで、外出や旅行のハードルが下がり、よりアクティブな行動をとるようになっていることがうかがえる。
また、「楽しいと感じることが増えた」や、「生きがいや人生に目的が生まれた」といった回答も見られたほか、家族や仲間とのコミュニケーションの増加など、行動パターンに変化が起こり、キャンピングカーが単なる趣味や移動手段を超え、生活の軸となっていることが分かった。

さらに、子どもの成長への影響については、「感動を共有する機会が得られた」が67.9%と最も高く、「家族の仲が深まった」も62.5%と高い結果となった。
キャンピングカーの購入理由、「旅行」目的が約8割

キャンピングカーの購入理由については、約8割が「旅行」と回答。また、平均的な旅行日数では「2泊3日以上」と答えたオーナーが約7割を占めた。時間を自由に使えるキャンピングカーだからこそ、週末の仕事終わりから出発し、そのまま2泊するなど、多くの人が長期旅行にキャンピングカーを利用していることがうかがえる。

キャンピングカーでの旅行における平均支出額では、「3~6万円」が最も多く、全体の43.8%を占めた。次いで「1~3万円」が21.7%、「6~10万円」が20.5%となっている。宿泊費が抑えられることから、支出の多くが観光や飲食にあてられると考えられる。
日本RV協会 公式HP:
https://www.jrva.com/
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