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更新日:2026.04.03 / 掲載日:2026.04.02
憧れのイタフラ車がズラリ。“買える”自動車博物館「コレツィオーネ」|気になる中古車店探訪

中古車を、特に輸入中古車を買うときはワクワクすると同時に、大きな不安も抱えていることだろう。特に絶対数の少ないイタリア車やフランス車といった、趣味性の高いクルマならなおさらだ。それでも好きなクルマにはぜひ乗りたい。そういった方はコレツィオーネを訪ねてみるといいだろう。
これまで育んできた“縁”があるからこそ

今から20年以上前にオープンしたコレツィオーネ。主宰する成瀬健吾さんは芯からのクルマ好きであり、自らヒストリックカーイベントにも出場するほどのエンスージアストだ。
当然そこに集まる社員もクルマ好き。今回お話を伺ったスタッフの浅野卓也さんもそうで、過去にアルファロメオスパイダー(939)や147ツインスパークなどを乗り継ぎ、一昨年は成瀬さんと組んでヒストリックカーラリーのラフェスタミッレミリア(当時名称)にも出場するなど、近年のクルマからヒストリックカーまで造詣が深い。

コレツィオーネは冒頭に記したようにイタリア車やフランス車を中心に、最新モデルからヒストリックカーまで幅広く取り扱っている。このジャンルのクルマが好きならばわかるだろうが、どれもが魅力的で、歴史的に貴重な名車やレア度の高いモデルを数多く取り揃えているのが特徴だ。
そういったクルマ達は、「お客様から直接の買い取りや、お乗り換えで下取りさせていただいたりすることが多いですね。お客様の多くはクルマがとても好きな方々ですので、限定車やヒストリックカーの取り扱いも増えています」といい、「ヒストリックカーイベントでお知り合いになり、それがご縁で譲っていただくこともあります」と、大切なクルマの次のユーザーを探すにあたり、コレツィオーネに託すほど、趣味人からの信頼が厚いことが分かる。

ここから見えてくるのは、ユーザーとの信頼関係だ。趣味性の高いレアなクルマに対して正当な評価がおこなわれるからこそ、ユーザーは安心して次のクルマに乗り換えられる。
浅野さんも、「ご縁を大切に、誠実にクルマを販売させていただいていますので、売って終わりではなく、その後のメンテナンスや連絡などといったやり取りもしっかりと行っています。そういったことを長く続けてきた結果、少しずつヒストリックカーや、珍しいクルマ達も扱えるようになりましたし、クルマが好きな素敵なお客様との出会いも増えました」とのこと。

一方で、そういったクルマ達を扱うための“目”も必要になってくる。つまりそのクルマの程度をどう見極めるかだ。「クルマは第一印象が大切です」と浅野さん。もちろん専門家ならではのチェック項目は存在するが、最終的にはインスピレーションが大切になってくるという。「ぱっと見てキレイなものは良い個体が多いんです。これは長年多くのクルマを扱わせていただいて少しずつ培われたことです」。

コレツィオーネで扱うクルマは、顧客から直接買い取ったものが多い。過去の整備歴だけでなく、どういう状態で保管されていたか、どういう乗り方をされてきたかを把握しているから、総合的にクルマの程度を判断できるわけだ。その結果としてストックリストに乗るクルマ達のレベルも高くなっていくことに繋がっている。
知識と経験を活かした 提案

コレツィオーネのユーザーはクルマ趣味のベテランだけでなく、初めてクルマを買う、あるいは初めてヒストリックカーを購入する方も多いそうだ。
「ご来店いただく方は、ショップリストの中からこれが欲しいと決めていらっしゃる方も多いです。ただ、実際に触れて、乗ってみると印象が変わることもありますし、所有してみて気持ちが変わることもあるでしょう。そこで、クルマの使い方、例えばファーストカーなのか、趣味で乗るのか、これまでどんなクルマに乗って来たのかなど、たくさんお話をさせていただきながら、そこから、こういったクルマもありますなどの提案をさせていただくこともあります。そうすると選択肢がひとつから複数になって、その中から選んでもらえるようになりますから、より自分に合ったクルマを探すことができます」と、これまでの経験値からよりニーズに合ったクルマの提案もしてくれるそうだ。

そして、「個性の強いクルマが多いので、その扱い方もしっかりとアドバイスさせていただきます。そうしたうえで、お客様に納得していただいたうえでご購入いただくようにしています」という真摯な姿勢をもとに、「長く安心して乗っていただけることを大切にしています」とコメントしたのが印象的だった。

購入後のメンテナンスも気になるところだ。コレツィオーネでは、整備資格を持ったメカニックが在籍しており、また、長く関係のある工場も複数あることから、重整備や特殊整備の際には、それぞれの工場の得意な分野を見極めて入庫させることもあるそうなので、購入後のメンテナンスも安心だ。

【お店のイチオシ中古車】世界限定500台! 走行距離わずか5000kmの「アルファ ロメオ ジュリア GTAm」
ここまでコレツィオーネというお店やその人気の秘密に迫ってきたが、ここではお店イチオシの中古車を紹介。コレツィオーネのオススメ中古車は、アルファロメオジュリアGTAmだ。
2021年に世界限定500台で発表されたGTAとGTAmは、ジュリアクアドリフォリオをベースにさらなる高性能化を図ったクルマだ。GT“A”の文字は“アレッジェリータ”を意味しイタリア語で軽量化を指す。また、GTAmの“m”は“モディファイド”を示し、2シーター化とロールバーの装着によりサーキット走行における特性を高めつつ、公道走行も可能なクルマだ。
大幅な軽量化にあたり、カーボンファイバー製のボンネットやルーフに加え、フロントバンパーやフロントフェンダー、ルーフ、リアディフューザーにもカーボンを採用。
GTAmでは、モータースポーツの世界から生まれたポリカーボネート樹脂素材のウィンドウをサイドとリアに採用し、それぞれベース車に対して約50kg, 約100kgの軽量化を実現している。
さらにエアロダイナミクスに関しては、F1でアルファロメオとタッグを組んでいたザウバーエンジニアリングのノウハウが注入され、ザウバーが開発したカーボンファイバー製のサイドスカートやリアスポイラーからなる“ザウバーエアロキット”が装備され、軽量化と共にエアロダイナミクスの最適化が図られている。
加えて、レースフィールドで用いられているセンターロック方式の20インチアルミホイールやカーボンセラミックブレーキディスクを搭載するなど、モータースポーツ由来の最先端技術が惜しみなく投入されているのも特徴だ。そこに加えGTAmにはさらに専用カーボンフロントスプリッターやポリカーボネート製のブラックリアウインドウ、大型カーボンリアスポイラーが採用されている。
エンジンは2.9リッターV6ツインターボエンジンを搭載し、最高出力はジュリアクアドリフォリオ比で30hp増となる540hpへと引き上げられ、その結果、GTAmではパワーウェイトレシオは2.81kg/hpとなり、スーパースポーツと呼ぶに相応しいパフォーマンスを獲得していると謳われた。
コレツィオーネにある個体は2022年式にも関わらず走行距離5000kmほどしか走行していない希少車といえ、コレツィオーネのネットワークだからこそ入庫した1台といえる。
カーライフのよき伴走者として

素晴らしいコンディションの名車が並ぶコレツィオーネ。だからこそ、最初の一歩、敷居をまたぐことに戸惑うユーザーがいるかもしれない。
「好きなクルマ、憧れのクルマ、将来乗りたいと思っているクルマがある方はぜひ気軽に来ていただきたいですね。どんなクルマもまずは相談してください。在庫がないクルマでも探すこともできますので、今後のご縁をいただけたらと思っています」と浅野さん。気になるクルマがあれば、まずは気軽に相談してみて欲しいという。

もし貴方が輸入中古車、特にイタリア車やフランス車に興味を持っているのなら、コレツィオーネの門をたたくことをお勧めしたい。ここでじっくりと相談してクルマ選びをすることは、様々な知識へとつながる楽しみとともに、購入後の愛車との生活も楽しく過ごせることになるだろう。

COLLEZIONE(コレツィオーネ)
・住所:世田谷本店 東京都世田谷区等々力7-2-32
・電話番号:03-5758-7007
・営業時間:10:00~19:00
・定休日:火曜日
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文/内田俊一 写真/ユニット・コンパス